「美しい映画ではあると思う」マチネの終わりに KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい映画ではあると思う
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音楽の美しさや平和になったパリの美しさなどは凄く伝わった。
ただストーリー性は個人的にはあまり肯定的に鑑賞する事はできなかった。
この作品では過去は変えられるというのを強いメッセージ性として捉える事ができた。
悲しい過去や淡い過去、苦しい過去といったマイナスな過去も変えることができるんだってことなんだろうけど、それって未来を前向きに過ごすことでそういった過去もプラスとなり未来が明るくなるってことなんだよね。
そうなるとやはり大事なのはこれからの過ごし方、いわば未来になるわけだからこの点がやはり終始引っかかって鑑賞してしまった。
またマネージャーは蒔野の幸せが私にとっての1番なんて言ってる割にはどうも自分の欲がままに動いてるようにしか見えなかった。
特に洋子に打ち明ける所なんて必要性を感じられない。偽りで生きる事に苦しんでる事から解放されたいだけにしか見えず、終始気分悪かった。
まぁ一瞬、一瞬の出会い、出来事が大切であり、その選択次第でいろんな方向に進んでしまう。ただそこで誤った選択をしてしまっても決して変えられない事はないんだという人生の教訓にはなった。
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