海獣の子供のレビュー・感想・評価
全308件中、301~308件目を表示
すごいものを見てしまった
今回はあえて原作を読まなかったが、なんかすごいものを見た気がする、海を通しての量子力学的宇宙論の一考察を見た感じだ。宇宙の誕生と生命の誕生言葉以外での意思の疎通、「火の鳥宇宙編」を書いた頃の手塚治虫だったら悔しがるだろうなあと思った。しかし宇宙論にしてはちょっとファンタジー気味だし、理解しようとするにはかなりのリテラシーが必要だが、映像だけでも十分楽しめるのでいいかな。アメリカ人が好きな家庭問題と友情も込められているのでひょっとしたらアカデミー賞いけるんじゃないだろうか。米津玄師のエンディングテーマは物語をよく理解しており素晴らしかった。新海誠も下手な新作映画発表するとひょっとしてこの映画に全てさらわれるんじゃないかな。
「命」を五感で感じる事の尊さを感じます
海のことをよく「母なる海」と言いますが、この作品はそれがよく感じとれます。
生命の源ということについても触れますし、その生命の源をたどると星の誕生の舞台となる宇宙にまで話が広がる物語です。
そういった生命についての私たちが考えなければならないと感じさせる事が多くあります。
「言葉にできないこと」というのは多くあると思いますが、言葉で言い表せないことは、私たち生き物がもつ「五感」で感じるんだということを改めて考えさせられました。
壮大な世界観を表現するにあたり、とても技術力の高いCG技術が使われており、臨場感があります。
江の島が舞台ということなので、見たことある景色が所々出てくるのも親近感がわきました。
背景美術もクオリティが高く、CGと共に作品をより良い方へ導いてくれていると感じました。
予備知識もなく鑑賞したため、まだまだ深く理解できていないところはありますので、また鑑賞したいです。
アニメーション
青春モノかと思ったら哲学だった
小説の情景描写みたいな比喩が多くて(ソフトクリームが溶けるシーン、ミツバチが受粉するシーンなど)、心情や状況の理解に疲れる。物語の展開の方も、海のど真ん中にいた主人公が一瞬で帰ってきたり、さも二度目の登場みたいに現れた茶髪ロングヘアーと食事しながら急に宇宙の話をしたりするし、会ったこともない老婆を頼ったりで突飛すぎてなにがなんだか。元は漫画らしいが、初見にはまるで理解できない。
観客に伝える気があるのか分からなかった。
全308件中、301~308件目を表示




