海獣の子供のレビュー・感想・評価
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視点が高く、視野は限りなく広い
最近、鑑賞すべき映画を選別する際に、大手レビューサイト(ここも含めて)の評価を参照する癖がついてしまっています。
駄作に出会うことを事前に回避する方法論としては時間とお小遣いの節約という意味で大変効率的と思い込んでいましたが、この作品はそのメソッドでは出会えなかっただろうことを思うに、今後は根本的に考え直すしか他ないと思いました。
会社帰りの偶然の思いつきでの鑑賞であったけど、こんなとんでもない作品とは思いませんでした。
表題にある通り、この作品は私たちが日常見る世界とはまるで視点や視野が違っていて私も含めて、普段ぼーっと生きている感度の鈍い人間にとっては受け入れ難く、最初は理解することは大変困難と思います。
しかし物語が進行するにつれ、まさに波に洗われ風に吹かれているうちに自然と塵やゴミが除去されて、感度が高まります。目や耳だけじゃなくて身体全体が受容体として機能し始めるイメージです。
鑑賞後、なんともいえないホカホカした感じが持続したのが記憶に新しいです。
皆に観ていただきたいのだけど「1つの問いに対し、たったひとつの正解しかない」・・・という価値観を持つ方には正直おすすめ出来ないかなと思います。なぜなら、冒頭から1000の答えを雄弁に歌っている様な作品だからです。
最後に。私はゲストとして末席を汚せて本当に幸せです。
では。
感じる映画
考えるのではなく感じる映画だと思った。頭を経由せず、まずは素直に心で受け止めめた方がいい。でないと壮大な世界観、宇宙観に圧倒されてしまう。何度か繰り返し観たら、少しは考えることができるかもしれない。
そして、絶対的に映像が美しい。後方の席で観たことを後悔させられる映画ってそうそうない。視野全体がスクリーンで埋まるような前方の席で観なおしたい。視覚でも圧倒されるはず。
有名俳優さんたちが声をあてていることでも話題の映画だけど、そんなことは途中から忘れていた。そのくらい、内容についていくのに必死にさせられる。
何はともあれ、仕事帰りの疲れた頭と心と体で観るべき映画ではなかった。もう一度、ちゃんと観直したいと思う。
観るたびに星☆が増えていく映画だと思うので、初見での評価は3.5にしておく。
考えるな! 感じろ!
ストーリーを深読みしながら鑑ると、脳が疲れて眠くなります
ので、気楽に映像と音を感覚的に鑑ていると、軽いトランス状態に
脳がリラックスしてやっぱり寝てしまいます。
登場人物は全体的に、キャラ立ちが弱く感情移入しづらく唯一、
ヨット乗りのおばちゃんの強烈なインパクトに、ビゥイ~~ン
ビゥイ~~ンと、魂をゆさぶられます。
主人公が体験した海中の出来事は、エンドロール後のイベントを
お祝いするお祭り騒ぎだったように感じます。
今までで最強の睡眠導入リラクセーションファンタジー映画でした。
2019-49
わ、わ、わ
わからん(笑)
途中まで波に乗ってたけど
途中から溺れた
でもそれで良かった気がする。
TOHOシネマズの価格改定により、サービスデイは行かな!という使命感(貧乏症)に陥りました。
ムビチケ買ったやつは損する(今日は1200円)ので、見る気がなかったこちら。
冷静に考えればユナイテッドシネマが1000円の日。
そういうわけで前知識ゼロで見たので、まず絵のタッチが苦手なことに気づく…。生理的なやつです、すみません。
ただ絵はすごいキレイですので。個人的には新海誠作品のほうがキラキラマジックみたいで好きなのですが、
こちらはクレヨンみたいな淡さがあるので、好みによると思います。
ストーリーも嫌いではない。
ただ壮大すぎて着いてけなかったので、語れません。
芦田愛菜ちゃんがあの年齢でこの脚本を理解してるなら、私どーしよって思います(笑)
舞台は江ノ島で、BOOKOFFとかアサヒビールの缶とかリアルなものが出てくるのですが、話はFFくらいファンタジーなので、「なわけないやん」と思ったら負け。
簡単にはおすすめしません。
でもすごだった。
絵タッチが苦手なのに(本当にすみません)、ストーリーの衝撃と?が☆4にしました。
次に海行ったとき、私はいつもとは違う感覚になる気がする。
あとアクアマンとキャプテンアメリカがいた気がする(じゃああの隕石は…)←
ひと夏のファンタジーなんかじゃない!
海と宇宙とわたしと命
コメント内容薄いですが。
生命の誕生をやっていた。
しかし内容的な意味合いでは
不思議な作品だったなぁ
と言わんばかりの感想。
あと、絵が綺麗だった。
(ぐらい内容が分からなかった。記憶の描写もあったために
サマーウォーズ的な
少年少女の一夏の冒険物語かと思ったら宇宙の誕生の物語だった。水の質感も伝わってくる圧倒的な映像美。キャラクターが描ききれてなかったのが残念。少女のセリフと米津玄師さんの歌がシンクロするのはさすが。
人間をキチンと見つめる視点が無い
実写と見間違うような映像と、米津玄師の曲が素晴らしかったが…私の粗末な頭では理解不能な映画(^◇^;)
イッツ・ザ・サークル・オブ・ライフ。 江ノ島水族館のCMとしては星5つ。
海獣に育てられたという2人の少年と出会った少女、琉花の一夏の不思議な経験を描くファンタジーアニメ。
主人公、安海琉花の声を演じるのは『告白』『パシフィック・リム』の芦田愛菜。
琉花の母、加奈子の声を演じるのは、『フラガール』『彼女がその名を知らない鳥たち』の蒼井優。
謎めいた海洋生物学者、ジム・キューザックの声を演じるのは『永遠の0』や『るろうに剣心』シリーズの、レジェンド俳優・田中泯。
五十嵐大介による同名漫画(2006-2011)が原作。
この原作はとにかくコマの緻密さが半端ではなく、またストーリーも難解な為、「これをアニメにしたらすごいだろうな〜。ま、でも無理だろうな〜。」とはじめて読んだ時に思ったものです。
この漫画をアニメーション化するという難題に挑んだのは、尖った作風で知られる精鋭集団「STUDIO 4℃」。確かに、『マインド・ゲーム』(2004)や『鉄コン筋クリート』(2006)等のクセスゴ作品を多く世に放って来たこのスタジオ以外に、これを映像化する事は不可能だったかも知れない。
あの圧倒的な海の描写に挑もうとは、正直正気の沙汰ではない。まずはその姿勢を見せてくれた4℃の覚悟にあっぱれを贈りたい。
映像に関しては圧倒的に賛っ!
根源的にして神秘的な海の表現は恐ろしい程のクオリティで、全身が総毛立つ程の迫力と美しさ。これはもう現代の『ファンタジア』(1940)と称しても決して過言では無いでしょう。現状、日本アニメ界における最高到達点のひとつである事は間違いないです✨
ただ、シナリオは壊滅的にダメ。
あの壮大なお話をたった2時間で描き切るのは無理があるだろうから、ある程度しっちゃかめっちゃかになるのは仕方ないだろうと覚悟していたにも拘らず、その酷さに唖然。
おそらく、これは監督も脚本家も観客に伝わると思って作っていない。「わからなくて結構!うちは映像で勝負なんでっ!」という声が聞こえてくる様です。こういう独りよがりな姿勢は気に食わない。
原作も同じように難解です。しかし単行本5巻をかけてキャラクター、世界観の掘り下げをしっかりと行っており、細かいところはよく分からんが総体としては理解出来る作りになっている。また、漫画という媒体ならば自分のペースで読んでいけるし、理解できなければ遡って読み直すことが出来る。腰を据えて物語に集中する事が出来るのです。
しかし映画という媒体では理解出来ようが出来なかろうがストーリーはドンドン先に進んでいく。この様に説明不足なまま物語が展開してゆくと「わけわからんっ!」という感情が蓄積されていって、中盤からは理解しようとすることすら面倒になってしまう。興味が映画から離れてしまうのです。
ジムだのデデだのアングラードだのという何人なのかもよくわからん人達が江ノ島に集まって、それぞれが訳のわからんことを言って、主人公が訳のわからん祭りに参加した、おわり。…って、こんなんで感動出来るかい。
思うに、テレビシリーズでもないのに原作の物語を忠実になぞろうとしたのが全ての間違いなのだと思う。あえて登場人物の数を減らすとか、クライマックスは漫画と大きく変えるとかしないと映画にはならない。
あるいは、逆に15分くらいにギュッと纏めてただただ海の映像だけを見せる短編作品にしてしまうとか。それを江ノ島水族館のCMとして使えばおそらく大絶賛された事だろう。本作も、冒頭に「これは江ノ島水族館のPR映像です」というテロップを入れておけば納得出来た。という訳で、江ノ島水族館のCMとしては星5つ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
※棒読み声優の正体はお笑い芸人「尼神インター」。確か解散したんすよね。いやあ、残念だなあ。
語彙力が足りなくて語れない
予想している物とは多分違う
ひと夏のボーイミーツガール冒険物かなにかかな?程度の知識で鑑賞。
家族愛と人間愛と命のサイクルさらに宇宙の誕生まで色々なものをごった煮にしている作品だった
前半部分はキャラの心情と映像を上手くリンクさせていたりと映画としてキチンとしている。
主人公と母親が水族館前で家族ばかりなのにそれぞれ1人ボッチで似た者同士なのを分からせる演出などをサラッと見せてくれるのは嬉しい。
キャラクターの素直になれない心の動きは誰もが一度は感じるもので飲み込みやすい。
が他の人も言っているが後半は少しキツイ。
映像は凄いけどイキナリ2001年宇宙の旅的な奴を見せられても...
やりたい事もやっている事も何となく分かるが、それまでとの温度差があり過ぎていて自分が誰目線で映画を見ていればいいのか分からなくなし!
誰を応援すれば良いのか分からないから熱くなれないよ。ただ目を開けて見てればいいの?
あとこの映画に限らないけど、意味深な言葉ばかりを喋るキャラクターに頼るのはやめてくれ!そのキャラいた所で作品に深みでないから!
前半の作りは凄い好みに合ったのだけどね...
映像と音は間違いなく素晴らしいので、アニメ好きで時間のある人は見に行ってもよいのでは?
でも予想通りの冒険物をこの映像美で見せてくれたら大ヒットしてたんじゃないの?と思わずにはいられない
刺さる人には刺さる。最高
感性が問われる
めちゃくちゃトリッキーな作品
ほぼ理解出来てません。作中での人物・描写・展開への説明がほぼゼロなので、ずっと「?」が頭に浮かんでいる感じ。余白たっぷりなので、観賞中も観賞後も考えざるを得なくなります。そして私は考えても結局よく分からないで終わります。(笑)
ただ、とにかく映像が美しい。音楽も神秘的でマッチしていて、鎌倉でのボーイミーツガール展開から始まる壮大な宇宙・人類・地球規模の世界観へ導いてくれます。
一方で、とても怖い。海が大きく未知数で、もちろん温かい“母なる海”的な意味合いもあるけれど、夜の海や生き物の死だったり、やたら不気味なビジュアルのデデだったり、直観で怖いと感じる瞬間が何度もありました。
全体を通して何とも言い難いし咀嚼するほどはハマれなかったけど、不思議と飽きずに観れました。
でも人におすすめはしません。(笑)
原作があんなに素晴らしいのに。
綺麗な絵をカラーでそれも大画面で観れるだけの映画。絵は本当に素晴らしい。
内容は原作で重要なところは端折られており本当に残念。ジムの話をだいぶ端折っていてるし、瑠花のお母さんの話とか、海が言う椅子の話とかなぜ端折ったのか不思議でしょうがない。
期待していたので、予想以上に良くなかった。
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