劇場公開日 2019年6月28日

凪待ちのレビュー・感想・評価

全330件中、301~320件目を表示

3.5登場人物たちはそれぞれに何かを喪失し再生しようともがいている、サス...

2019年6月28日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

登場人物たちはそれぞれに何かを喪失し再生しようともがいている、サスペンスと言うよりはヒューマンドラマと言うほうがピッタリ来ますね。

白石和彌=アクションバイオレンス。勝手にそんなイメージを持って居たのですが、見事にイメージを覆されるような作品でした。前評判でもいくつか目にしては居たのですが、あんな洞穴みたいな目の香取慎吾は見たことがなくて、フランケンシュタインの悲哀みたいなものを感じました。(身体が大きくて暴れたらみんなが止められない所だけかな。笑)

寄り添うことで痛みや苦しみを分かち合って波立った心がいつか凪ぐ日が来ること願いたいそんな作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
woody

4.0クズ中のクズ

2019年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

まさにクズ中のクズ。
普通は、クズでも理解出来たり、救いがあったりするけど、本当にギャンブル依存のクズ。
最後までこのままクズなのか、、、は伏せます。
クズすぎて腹が立つ。
見てらんない、、、かと思ったら最後まで観てしまった。

そんなクズを演じた香取慎吾は凄い。昔の香取慎吾ではない。

優しい人間もクズもいろいろ出てくる。それぞれ両面がある。
クズがクズのまま、、、良い面も救いもない、、、のもありかも。と思って見てた。その方がリアリティがある。
映画ではどうなるか伏せますが、どっちもリアル。

エンドロールの映像が1番衝撃で切なかった。最後までご覧下さい。

コメントする 1件)
共感した! 24件)
だるまん

5.0喪失と再生

2019年6月28日
スマートフォンから投稿

泣ける

興奮

とても良い映画でした。予想外に何度も泣きました。香取慎吾演じる郁男の悲しみ、後悔、懺悔がひしひしと伝わってきて心が震えました。香取さんの表情や演技が素晴らしかった。子どものように泣きじゃくる場面では観ていて涙が溢れました。
殴って殴られての暴力シーンはありますが、グロくもなく目を背けるようなものではありません。恋人を失い自暴自棄になっていく郁男が切なかったです。
吉澤健さん演じる勝美さんも素晴らしい。本物の石巻の漁師さんのようでした。
恒松祐里さんは大人びた雰囲気の中に少女の幼さ、素直さがあって素敵でした。
ラストは微かな希望が見えて少し救われました。郁男と美波、勝美は血がつながっていなくても「家族」になれた気がします。三人に静かな凪のような穏やかな幸せが訪れてほしいと願います。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
シロ

4.5いろんなものが凄かった

2019年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

ストーリー、画、演技、すべてが丁寧に丁寧に綴られているなと思った。伝わってくるものがリアルで辛くて重かったけれど、同じくらい色んな想いや愛情を感じた。サスペンス、というより、ヒューマンドラマです。
俳優陣の力量が本当に素晴らしかった。
娘役の恒松祐里さん、美人すぎて浮くんじゃないかと思ったらとんでもなく良かった。リリーさんは流石。吉澤健さんはもう本当に素晴らしかった。主演の香取慎吾さんについては、今まで見え隠れしていた感のある、俳優としての資質というか凄さが、いかんなく発揮されていた。ただただ凄かった。アイドルの人ではない、作品の主演の人で、凄い人、でした。インタビューで監督が褒めるのはだてじゃなく、本当に凄かったです。

コメントする 1件)
共感した! 2件)
tamamori

4.0洋画好きな方にもぜひ!

2019年6月28日
iPhoneアプリから投稿

とにかく登場人物すべてが説得力ありました。

登場人物がそこの現実で生きてるので、
それぞれの登場人物の人生もちゃんと進んでいて、
そこが特に好きでした。

サスペンスのスパイス感絶妙でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ぐー太郎

5.0家族の再生

2019年6月28日
iPhoneアプリから投稿

依存症の人は特別な人ではなく、それがギャンブルだったというだけで。そんな特別ではない主人公が恋人を殺される特別な出来事をきっかけに堕ちて堕ちて。淀んだ目で暴れたり狂気な目でギャンブルに狂って。そんな主人公が簡単に再生できるわけでもなく、這いつくばってる姿に香取慎吾のイメージが変わった。主人公を見守る吉澤健の存在感が印象的。殺人犯を探すとか全くなく、家族の喪失を経て家族をどのように再生するのか、そんな優しい物語。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
adzuki

1.5ギャンブル症候群

2019年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

香取慎吾を主演に迎えて描くヒューマンサスペンスとの解説がありますが、全くサスペンス要素は有りませんでした。

同棲している恋人が殺害されたのに、犯人を捜すわけでもなく、相変わらずのギャンブル三昧の日々。犯人もキャスティングで、すぐに判ってしまうし、どこがサスペンスなのか?

約2時間、ダメ男は何があってもダメ男とのストーリを延々と見せられただけの残念作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
aki007

4.5陽のオーラを封印し、自堕落な中年男を演じる香取慎吾の時折見せる狂気を滲ませた眼差しに瞠目する

2019年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

香取慎吾のスーパーアイドルとして発揮してきた陽性が白石監督の作風に合うのか、懸念していた。

過去の、白石監督作品の魅力は「凶悪」の先生や「日本一悪い奴ら」のシャブ中になっていく刑事など特異なキャラクターに依るところが大きいと思っていたからである。が、物語が始まってそんな思いは吹き飛んだ。

<白石監督作品の常連、リリー・フランキー、音尾琢磨の熟達した演技の安定感。吉澤健演じる東北の老いた漁師の気骨や心に沁みいるセリフ。あこぎな暴力団組員の行為など、人の妬み、嫉み、醜さ、愚かさ、狡さそして優しさを描かせたら現在の邦画界で白石監督に比肩するのは誰なのだろうと思った作品でもある>

「凪待ち」 センスある良いタイトルである。
忘れ難い邦画がまた一つ誕生した事を素直に喜びたい。

コメントする 1件)
共感した! 11件)
NOBU

4.5白石監督作品は初めてだったが、バイオレンス控え目サスペンス要素控え...

2019年6月28日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

白石監督作品は初めてだったが、バイオレンス控え目サスペンス要素控え目完全にヒューマンに重きを置いた作品だった。
主人公はろくでなしとは言うものの根は優しく正義感もある。ただただギャンブルから離れられず不幸を招く。
脇のちょっとした配役までも隙間無く演技達者で飽きないし、とりわけ状況劇場からの出演陣の存在感たるや圧倒的。
主演香取慎吾は意外や役にハマっていたし、終始悲しそうではあるのに手を差し伸べてあげたくなるような佇まいに説得力があった。
ほとんど描かれない登場人物たちの背景も、ああ過去にこんな事があったのだな、だから事件は起きたのだなと推察できる演出も説明的にならずに良かったと思う。
震災の傷跡がまだまだ残る石巻で、あまりにも大きな犠牲を払ってなお生きていかねばならない人々の、悲しみと希望を描いた傑作。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
minmin y

4.0小さな光

2019年6月28日
スマートフォンから投稿

ずっと目をそらしてきた郁男
最後には目をそらすことなく真っ直ぐに見つめていた
小さな光を大切に育てて欲しいと思った
エンドロールが秀逸

コメントする (0件)
共感した! 2件)
1515

5.0映画俳優

2019年6月28日
iPhoneアプリから投稿

としての香取慎吾さん。
最高です。
今後の活躍に期待します。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
我慢組

5.0凪待ち試写を観て

2019年6月27日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

弱さからどんどん堕ちていく主人公を香取慎吾が好演。彼が持つ多面性を巧く役に落とし込んだ演技は物語に説得力をもたらす。周りを固める俳優陣も素晴らしく、監督さんの役者の実を引き出す力をまざまざ見せられました。凪待ちのタイトルに込められた被災地への深い想いもしっかりと。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
まき

5.0多くの人に観てほしい映画

2019年6月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

今いちばん勢いの有る白石和彌監督の作品ということで、期待して観に行きました。
期待以上でした。凄い作品を観たというのが、いちばんの感想でした。
主人公が傷つき自暴自棄になり、ギャンブルでどんどん堕ちていく描写は容赦なく、観ていて胸が苦しくなります。しかし、彼に差し伸べられた救いの手、まだやり直せるという希望は、見終わった後も、心に小さな光が灯されたようです。
主人公の哀しみ、苦しみを全身で演じ切った、香取慎吾の演技力にも感嘆しました。
映画好きな人に観てほしい、おすすめの映画です。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
かたたん

5.0嫌いになれないろくでなしの男

2019年6月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

良い意味で裏切られた。
見終わった後、涙が止まらなかった。

香取慎吾さん演じる主人公の郁男は半人前でもないろくでなしのいい年した男。
見た目は小汚く、やることなすことろくでなし。
だが、途中途中に垣間見られる彼の優しさは人の心を惹きつけ、そして、手を差し伸べたくなる。
しかし、たまに見せる彼の狂気に満ちた笑顔に恐怖も感じる。

とにかくこの映画はすべての俳優さんたちの表情一つ一つが大きな意味を持つ映画だと感じた。一瞬たりとも見逃せない、そしてまた見返したくなる映画であった。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
のぴむーび

4.0破壊と再生

2019年6月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

先行上映会で観ました。

被災地石巻の破壊と再生を背景に、主人公郁男の破壊と再生を描く映画。
震災からの復興が着実に進んでいる一方でどこかではまだまだな部分があるように、郁男の再生は遅々として進まない。むしろより壊れていき、観ている者をイライラさせる。
そんな郁男を、明るく元気なイメージの強かった香取慎吾さんが演じている。きっと、これほど壊れてはいないとしても、暗いダメな面も、彼は元々持ち合わせているのだろうと思う。

私が一番印象的だったのは、船の上で亜弓の父親が郁男に言った、津波に関する言葉。
そしてそれがエンディングの映像に重なって、胸にズシンと来る。
確かに、たくさんのものが壊れ、失われた。でも新しいものがもたらされもした。
被災地も人間も、それぞれ速度は違いこそすれ、確実に進化していくのだと信じさせてくれる映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
まんまる

4.0脇を固める役者がすごい

2019年6月22日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
hitujitookami

4.5試写会で凪待ちを観ました。

2019年6月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

幸せ

レビュー本文
登場人物それぞれに善も悪もあり、人間って完璧じゃないんだと。郁男がとことん堕ちていくのが切なくて、でもすくい上げてくれたのが意外にもあの人で…。

リリー・フランキーさん、音尾琢真さん、吉澤健さん、他の皆様も素晴らしい!
白石作品は、俳優さんのイメージが一新されたり、どんでん返しに驚かされたり。凪待ちも期待を裏切らないと思います。
地上波の香取慎吾しか知らない方に、ぜひ観ていただきたいです。

舞台は震災後の石巻。エンドロールも胸に詰まり予想以上に泣きました。
色々な立場で観れる秀作です。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ちょび

4.5白石和彌監督映画を初めて観ました

2019年6月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

難しい

西田尚美さん演じる亜弓の死後 ギャンブルにハマり闇に堕ちていく 香取慎吾さん演じる郁男ですが、どうしようもないろくでなしでも 救いの手を差し伸べてしまうのは、香取慎吾さんだからこそ成立するのではないでしょうか。大きな体で背中を丸め優しい声で話す郁男は、違和感なくこの人は根はいい人なんだと感じさせてくれます。
物語り後半は再生への微かな希望。
郁男の窮地を何度も救う 吉澤健さん演じる勝美の凪のような佇まいと優しさは胸が熱くなります。もしかしたら郁男と同じく、深い悲しみの中を生きている勝美だからこそ、そっと寄り添い手を差し伸べることが出来るのかもしれません。
今度こそ郁男が立ち直り 新しい家族が再生出来ますようにと願わずにはいられないラストでした。
キャスト全員が素晴らしく今度はもっと深く考察しながら観てみたいと思う いつまでも余韻を引きずる映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
strawberry

4.5邦画好きは観たほうがいい!

2019年6月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

悲しい

怖い

幸せ

名古屋先行上映会にて観させていただきました。
邦画好きの方は観たほうがいいと思います。
白石監督の作品の中ではバイオレンスなシーンは少なかったと思いますが、やはりゾクっとするような、白石監督にしか出せない味が滲み出ていました。

香取さん始め、脇を固める役者さんたちの演技がとにかく良かった。香取さん演じる郁男は文字通りどうしようもないろくでなしで、
ギャンブル依存者、さらに酒に溺れる姿に目を覆いたくなる一方、普段見るアイドル香取慎吾の奥底をのぞいている気分で、妙にドキドキしました。

震災をテーマにしている映画ではないですが、そこに住む人々の覚悟や葛藤が描かれていて、日本に住む多くの人に観てもらいたいです。エンドロールまでしっかり。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
らびゅ

5.0それでも生きていく

2019年6月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

最後まで見た感想はそれでも人は生きていかなければ、生きねばと心から思えました。
香取慎吾さん演じる主人公の瞳がとても切なく、苦しむもがく姿に、舞台でもある石巻市の姿が重なり、心から応援と共感がしたくなります。他の俳優もとても演技が素晴らしく、何度も見たい気持ちになりました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
まやこ
PR U-NEXTで本編を観る