ボーダーライン ソルジャーズ・デイのレビュー・感想・評価
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ドゥニの手を離れ…てもすげぇ!
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の手を離れる事で私の中での期待値は下がっていたのは認めざるを得ない。
とは言え、前作がとにかく素晴らしい作品だったため、その続きを見届けるべく劇場へと足を運んだ。
鑑賞後、震えながら出て来た。
こいつぁ、やべぇもん観ちまった。
前作で描かれた“現実”の範囲をより我々一般庶民達の“現実”に上手く広げた事で冒頭から鷲掴み状態。
昨今のCGだらけの作品群には到底表現出来ないであろう究極の現実(リアル)に心が震えた。
アレハンドロのタフさが凄い
緊張感がハンパない。
陳腐なホラー映画よりよっぽど怖かった。
いつ死ぬか分からない。
いつ死んでもおかしくないそんな世界観だった。
世界観というか、これがリアルなのがとても怖い。
刻一刻と立場も状況も変わって行くストーリーに
緊張感がハンパなかった。
国境近くは、もはや中東と変わらない。
そこに中東からのテロリストや麻薬カルテルが
関わるのだから、この世の地獄。
子ども達が自分のいる環境で
カルテルの下請けみたいな仕事に着く意外、
道がないのも悲しかった。
あの少年がどうストーリーに関わってくるのかと
思っていたらラストにこういう運命が待っていたか!
とゾクっとした。
ジョシュ・ブローリンとベニチオデルトロの
お互い100パーセント信じてないけど、
友情を感じてる関係性がたまらなかった。
放題がソルジャーズデイなので、
ラストのベニチオデルトロのセリフが掛かってないのが
少し残念だった。
でも「ボーダーライン 暗殺者」じゃダサいしな…
前編とはまた違った面白さ
前編はベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンの魅力が半端なく、なんだこの2人は!?と感じた。
続編が出ているのを知り、即観たいと思った!
始まりから前編と同じ雰囲気だが、2人の考え・正義感が要所要所に垣間見えた(前回は2人の非情さが全開にでていた)
途中まではいつも通り作戦を卒なくこなすが、途中で失敗をしてしまう、、、
この世界では誰でも運やタイミングが悪いと死にすぐ繋がるのか…怖さを感じた。
だがそれでも最後は続編をまた観たくさせる締めくくりで終わった。
最後に特典を見ていると前回のビルヌーブ監督から変わった事を知った!!
確かに前回と雰囲気やカメラワーク、出演者の表情の見せ方など、違うなと、、、
ベニチオとジョシュが出ていれば監督がまた変わっても続編があればまた観たい。
欲求不満
静かな緊張感は相変わらずだが
これはダメでしょ
ベニチオの活躍を期待して鑑賞。
前作は正直言って、ヴィルヌーブの勘違いおしゃれ演出が邪魔をして
映画としては立派であっても
ベニチオの復讐を映像として見せないという
中途半端な感が否めなかった。
今回は冒頭からしっかり人の死ぬところを
描いているので期待していたら
少女との邂逅しかない。そんなの求めてない。
不死身なのは良い、でも何も果たせていない。
こんな映画ありますか?
主人公の想いが何も果たせず、何も進まず
オープニングから一ミリも成長しない映画。
見る価値ありますか?12話のドラマならば
4話くらいの内容です。
これの一体何が良いのかを知りたい。
もうこのシリーズには期待しない方がいいのか、、
善悪の境界線を越えた先には…
アメリカとメキシコの国境で繰り広げられる麻薬戦争を描いた社会派アクションの続編。
前作は緊迫感溢れるエンタメ性と見応えもさることながら、平和ボケの国に暮らしている我々にとっては壮絶で戦慄で衝撃的でもあった。
本作も開幕から恐ろしい世界へ入り込んでしまう。
商業施設を襲った自爆テロ。多くの民間人が犠牲に。
銃撃や襲撃。それらが突如として起こるが、当たり前のように。
いつも何処かで恐ろしい事件が起き、命が巻き込まれ、奪われる…。
決して映画の中だけの絵空事と言い切れない。
しかし、それらと同じくらい恐ろしいのは、寧ろ…。
自爆テロは、メキシコ麻薬カルテルの手引きによりメキシコを経由してアメリカに不法入国した密入国者の犯行と断定。
アメリカ政府は、カルテル壊滅作戦を決行。その作戦とは…、
麻薬王の娘を敵対組織と見せかけて誘拐、カルテル同士の抗争を誘発させる…というもの。
目には目を…とは言うが、幾ら報復と正義という大義の下、こんな違法手段が命じられる。娘を利用してまで。
それだけじゃない。
思わぬ事態が起き、作戦は中止に。
証拠隠滅の為に娘が抹殺対象となる…。
アメリカ政府や作戦チームがまるで巨大犯行組織や暗殺集団に見えてくる。
カルテルとアメリカ政府、一体どちらが非道なのか。
善悪の境界線を越えた先には、法も秩序も無いのか…?
続投のベニチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリンが男臭い魅力と存在感をたっぷり!
“シカリオ(暗殺者)”でありながら、誘拐した娘へ情を見せるアレハンドロ。
彼の家族を殺したのは娘の父親の手下であったが、娘に亡き自分の娘の姿を重ねたかのように…。
マットこそ手段を選ばない非道の張本人だ。
が、政府の命令や抹殺対象となったアレハンドロと娘に納得いかず、反して“やるべき事をやった”ラスト。
無法の戦争地帯で、ひと握りの救いを感じた。
脚本のテイラー・シェリダン以外、メインのスタッフをチェンジ。
クライム・ムービーを多く手掛け、抜擢されたイタリアの俊英ステファノ・ソッリマの演出は、ド派手なアクションや爆破、ヒリヒリとした臨場感や緊迫感の手腕を発揮。
故ヨハン・ヨハンソンの弟子による不穏を煽るスコアも師譲り。
でも本音を言うと、前作のスタッフでの続編を見たかった…。
デル・トロとブローリンの続投は嬉しいが、エミリー・ブラントの不在は残念でならない。
絶対的法と秩序だったが、善悪の境に立たされる彼女の存在はやはり大きかった。
その為今回は登場人物はいずれも境界線を越え、揺さぶられる善悪の概念にちと欠けた。
さすがに前作ほどではなかったが、それでも上々の衝撃と見応えの社会派エンタメ。
マットのその後。
「シカリオになりたいか?」とある人物の前に現れたアレハンドロ。
そして境界線を越えてしまったケイトもカムバックさせ、
是非とも第3弾も見たい!
全てがレベル高い
しびれまくり!
前作の方が好き
無慈悲かつ残酷な世界
冒頭から続く緊張感が凄まじくスクリーンに引き込まれる一作!(ただ個人的には前作の方が好き!)
今回の主役はベネチオデルトロ演じるアレハンドロとジョシュブローリン演じるマットの新たな麻薬カルテルへのオペレーションを描く作品。
冒頭から不法移民の自爆にスーパーマーケットでのあまりにも無機質で凄惨な自爆テロから画面に引き込まれる。
その自爆テロに関する麻薬カルテルを敵対組織で殺し合わせるのが今回のマットの作戦であり、登場からイヤらしいほどの尋問(拷問)シーンでイヤらしさ全開
同時に描かれるのは日常の些細な人生から、暗く重い悪の道へ進み行く少年を描く。(前作でもこの構造はあった)
もう一人の主人公たるアレハンドロの襲撃シーンで魅せた通称「アディオス撃ち」の衝撃とその時のアレハンドロの表情はインパクト大!
麻薬カルテルのボスの娘を誘拐するシークエンスの緊張感と無慈悲さが凄まじく、彼らも決して正義とは言えないボーダーレスな世界が描かれる。
不法移民、テロ、麻薬、腐敗、生活のすぐ近くにある悪への道…
現在起きている社会的な問題を緊張感溢れるアクションと共に魅せる
裏切りのメキシコ警察からの襲撃、アメリカ政府の手のひら返し、無慈悲な政府からの処分令…
マットやアレハンドロはより混沌とした麻薬戦争と大きな力のうねりに巻き込まれていく…
ラストシーンの意味深さに続編を期待しなくもないが、果たしてどうなるか
善も正義も悪も何もかもが曖昧で紙一重な世界が、鮮明かつショッキングでバイオレンスな描写で描かれるアクションサスペンス
子連れ狼越境ピクニック
拉致した娘を返しに行ったり奪われたり殺されそうになったり密入国しようとしたりする話
前作が傑作だっただけにハードルがかなり上がってしまっていたが、文句なく面白かった。
デルトロの顔、雰囲気、目つき、最高にカッコいい。
復讐に燃えながらも目的を見失わず、冷静に仕事をこなす姿は渋くて目が離せない。
ブローリンも掴みどころの無いひょうひょうとした態度から作戦中の真剣な表情、なにげに仲間思いだし頼れる感満載のいい上司!
敵に回したくないし、部下にも欲しくないけど・・・カッコいい
ヒロインの女の子も顔が整ってるし目力あるし、屈強な男たちの中にいても確かな存在感をだしててよかったですね。
前作からさらに各キャラクターが掘り下げれていて、ボーダーラインの世界観が広く深くなって見ていて楽しい。
問答無用のプロフェッショナルが非情なまでに作戦を決行していくなか、捨てきれない人間性や大義の狭間で揺れる心、なにこれ最高じゃないですか!
麻薬戦争は移民戦争になり、国防を理由に非合法な作戦をやりたい放題。目には目を歯には歯を、ルール無しの戦争にルールを作ってしまう時、勝つ(生き延びる)のはどっちだ。
劇中セリフより
戦争を起こしたければ王子を誘拐しろ、王が戦をはじめる。
ソルジャーズ・デイてw記念日みたいに言わないでw
邦題の意味不明感よ。
ソルジャーズ・デイてw記念日みたいに言わないでw一作目のボーダーラインが国境だけではなく、善悪や、人と人との壁を表していたのに対し、本作では原題「Sicario:day of the soldado」の通り、ヒットマン:兵隊の日を描いている。
兵隊とはヤクザが使う下っ端っていう意味に近いと思われる。
スケジュール的に、(今日は)兵隊に(なる日)的なニュアンスだ。
冒頭の三枚の絨毯と、量販店の引きのカメラよかった。あーいうのって、量販店のお客さん一人一人が何してるかアップにするじゃないですか。さも一人一人に人生がある的に。
だけど中盤から緊迫感が薄れ、滑稽さが目立つ(主人公は死なない!かよwと)。
また上記したような一作目の重厚なテーマがなくなり、ただただ分かりやすい暴力と残酷さが目立つ。
特にラストは…。言いたいことは至ってシンプルなのに、まだダメ押すのか!って思った。
いやー、少年がトラックからアレする以降は、要らないと思うなー。どうなんだろ。撮影がロジャー・ディーキンスなら違ったんだろうか。
あ、あのデルトロさんの拳銃の撃ち方、ちょっと笑ってしまった。いいけど。いいんですけどねw
あと、少女役のイザベラ・モナーはよかったよ。
蜘蛛
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