ボーダーライン ソルジャーズ・デイのレビュー・感想・評価
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脱力感...続編はエンタメ寄りかと思ったらむしろ逆の印象
前作はあまり説明がなく(=主人公と似た状況で)話が進み、メキシコ麻薬戦争の知識がないとちょっとストーリーが難解でした。調べてなるほどと展開に納得、それを抜いても静な映像と音楽がもたらす途切れない緊迫感で良作サスペンスアクションでした。
今作では監督も変わり、予告を観ると派手な軍事装備でエンタメ寄りになるかな?と思いながら鑑賞しました。
実際、序盤の長回しのショッキングな自爆テロシーンやソマリア海賊の襲撃作戦(サプレッサーの射撃音がイイ!)は最初から一気に掴まれます。
そして、頭のマットの尋問からCIAの汚さも相変わらず。テロからメキシコ麻薬カルテルと繋がり、再びあの2人が"混乱"を起こしにカルテル同士の戦争を(ボスの娘誘拐と派手なドンパチで)演出しに作戦を開始します。
今回は割と説明があり、前半の展開は分かりやすいです。ここまでとにかくCIAが汚い&汚いで、前作の強行的な作戦を超えていてゲンナリ...。このなんとも後味の悪いアクションがこのシリーズ特有の味わいかなと個人的に思います。
しかし中盤からは前作同様並行する別ドラマが絡んでいき、前作レベルの絶妙なテンポに落ちていきます。緊迫感が徐々に高まり、維持しつつ展開が二転三転。
伴い、CIAの汚さをまた見せ付けられ、泥沼状態の中で前作では冷酷だった主人公らが独自に考え始めます。ひたすら汚いCIAに終わりが見えそうにない流れの中で、この2人の感覚が唯一救いのように思えました。終盤はもう2人+誘拐された娘の命運を見届けたいと集中するだけでした。
結果続編があるのか分かりませんが、ハッキリとした結末は明示されずにエンディングを迎えて色んな意味で脱力。(追記:3部作品構想と後に知りました。)
少し派手になっていますが物語の重さと後味の悪さでは前作を上回っていて、スリリングさは十分体感できますが、全くエンタメ寄りではありませんでした。
まとまりの良さでは前作が上だと思いますが、終盤の展開であのままハードに進んで一つの結末を迎えていたら前作同様か以上の傑作になっていたと思います。
音楽が相変わらず良かった!
面白い。
メキシコ国境。今や麻薬より、不法入国者の
手配が最も儲かる仕事。
デル・トロが、やたらにカッコいい!
優しく、強く。人質娘をまもる。
なぜか、一人で連れまわすことになり、
作戦変更、必殺はしご外しで、
二人逃避行。聾唖の家族に助けて
もらい、さらに、見方や敵からも
狙われまくるという、さあどうしよう的な
展開がいい。デル・トロの泣き顔が
しみじみ沁みました。
近作、ロープも面白かった。
やはり、武装したデル・トロが
カッコいい。スーツもいいすね。
なかなか良い作品ですよ。
極限までリアル
前作からのファン。監督変わってもシリーズ通した重厚感と圧巻の戦闘シーンは変わってもない。
映像 5/5
今シリーズ要の戦闘シーンはやはり見事。冒頭シーンの衝撃度もまた最近の時事問題を彷彿させ、とてもフィクションと思えないリアルさ。また、メキシコの生活感やリアルな日常が肌で感じられた。ここは満足の一言。
ストーリー 3/5
所々現実政治の問題提起があり良かったが、ラスト10分の展開がリアルでない。
演技4/5
主役のBenicio del Toro、Josh Brolinは言わずもがな、今回はIsabela Monerも良かった。途中からストンと達観した眼をする、ギアを入れた迫真の演技だった。
音楽 3/5
お馴染みのサントラが良い。
建前
本音だけの南側より、建前が重要な北側の方がより文明的?
国を守る為に払う犠牲。
知らないところで守られ犠牲が払われてる。
その対価は見合うものなのか?
前作では最後に”建前”を嗤う余裕があったが、今作では巻き込まれた子供たちの暗澹たる行く末しか残らない。
前作よりヤバい!
長回しによる自爆テロシーンから興味を惹きつけられ、相変わらず自信マンマンで余裕ありありだったジョシュ・ブローリン達がメキシコ警察に裏切られてからの展開、ラストに向けてヨハンヨハンソンによるテーマ曲をブンブンに流しつつの次回作!
アメリカではあまりヒットしなかったので制作されるか不安ながらもこれほど次回作も観たいと思わせる作品もめったにない。
ウィンドリバーを越えて2018年ベスト。
おしい!!!!
前作のおもしろさはラストの「容赦なさ」これにつきました。予告編では、エンタメ寄りになったかと思いましたが、そんなことはなく、緊張感続くいいできでした。ただ、おしい!!!!、「容赦なさ」を今作品でも味わえるためにはあそこでデルトロがしんでいれば、、、。自分だけでしょうか?名作になったのに~。ヒーロー物ではなくて、出演者が脚本の奴隷になるいい作品になったと思うのですが。
to be continue作品は嫌いです
第1作未鑑賞
本作内容は緊迫感有りで、2時間近く飽きさせない感じでしたが、途中から「これ終わるのかな?」と不安。そして作品を観た気分通りの題名通りで・・・。
この作品も1作目から2年経過してますし、3作目がいつ公開になるのか?3部目が「メイズランナー」の様に滅茶苦茶にならないことを期待して待っています。
シリーズ物は「007」「ダイハード」「ミッションインポッシブル」の様に1話完結が観客に対する基本マナーだと思います。
コカインよりも密入国
アメリカ国内で起きた過激派による自爆テロを防ぐべく、アメリカとメキシコの国境で密入国をさせているメキシコの組織と対峙するCIAエージェントと協力者の話。
カルテル同士のつぶし合いを企てたけど、目論見が外れて…。
追う側と追われる側という関係になり、緊迫感はあるにはあるけどなかなか煮詰まらずダレてくる。
麻薬王の娘と暗殺者の関係もなんか浅いしねぇ。
漢臭い感じは好きだけど、テンポが悪いしストーリー展開がのぺっとしていてイマイチノリきれなかった。
成り上がり少年はなかなか良かった。
イヤー、面白かった!
アドレナリン分泌シーンの連続だけじゃなく、引くとこはキッチリ引きながらも、不穏なシーンを被せてくれるので、緊張感は維持されます。全く緩まず、飽きませんでした。先月のアウトローより断然こっちの方が好きかなぁ。
一応、大きいとこだけ突っ込んどくと。
「米国トップの意向で始まったメキシコ国内の工作活動はトップの掌返しにより中止。工作員がハシゴを外される」と言う話に持ち込む為の四か国移動の仕込み。こじ付けたなぁ、上手いこと!って最初は思いましたが、さすがに回りくどい。結局、何でメキシコに居るんだっけ?話の取っ掛かり、忘れます。
女の子の可愛さを利用して話に引き込む嫌らしさも無く、ドライに突っ走る野郎向け映画。彼女と見ちゃいけんヤツですね。
取り敢えず、次作のネタ振りして終わりますけど、この子、使えんのか?
「Adiós…」バン!バン!バン!バン!とラストシーンだけでも伝わ...
「Adiós…」バン!バン!バン!バン!とラストシーンだけでも伝わる!執念は恐怖をも凌駕する!デル・トロの魅力満載☆脚本もガンアクションも最高☆続編に期待♪
ソリーマの遺伝子
出来としては一作目のドゥニ・ヴィルヌーヴの方が比べるべくもなく、遥かに素晴らしい。しかし、この作品はマカロニ・アクションのマエストロであるセルジオ・ソリーマの息子のステファノ・ソリーマが撮っていることで俄然妙な価値が出る。父親譲りのB級アクションにベニシオ・デル・トロやジョシ・ブローリンと言ったハリウッド・スターを惜しげも無く使ってしまうのが、今の時代とても稀有である。もちろん良い意味に捉えてのB級感だ。16歳のヒロインを据えてはいても、ストーリーの上では必要だけれども、実質的にはお飾りでしかない。現在では、男臭さが溢れ出すマカロニウェスタン調の作りは時代を一回りしての新しさかもしれない。ちゃっかり、次作への伏線は張り巡らせてあり、上手くいけば、シリーズ化させたい意志は露骨過ぎるほどである。個人的には大好きな作り方ではあるが、作品としては大した面白味はない。マカロニウェスタンへの憧れを全面に押し出しているような映画だった。
ドキュメンタリーのような緊迫感
ドキュメンタリーのような緊迫感とデル・トロやジョシュ・ブローリンによる格好良く激しい戦闘シーン。エンタメとしても素晴らしいが、メキシコとアメリカの国境をめぐる情勢が実際にこうだと思うと考え込んでしまう。誰もが被害者で加害者。考えさせられる映画。
続編の意味
一足先に鑑賞。
感情のアップダウン、シーンの静動がはっきりした作品だと思いました。彼がどこで絡んでくるか予想しつつ観てましたが、まさかあの流れとは...
前作から通しでもう一度鑑賞したいレベル。
相変わらずベニチオ・デル・トロがヤバい:)
出てきた瞬間の雰囲気から最高。
容赦ない暗殺者の迫力
爆音映画祭での最速上映で観ました。
敵はメキシコの麻薬カルテル。
組織を憎むアレハンドロ (ベニチオ・デル・トロ)の、冷徹で容赦ない「暗殺者(スペイン語でシカリオ=原題)」っぷりが恐ろしい。
さらに加えて、音楽が恐ろしいこと。
『ジョーズ』と『物体X』の「怖いところどり」って感じで、重低音が腹に響く響く。
1作目音楽担当のヨハンソンは亡くなったのですが、彼の遺した曲が2作目も使われていて、効果的でした。
監督は1作目を手掛けた、『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴから交代したものの。
脚本のテイラー・シェリダンは健在で、『ボーダーライン』らしさはより一層深まった感じ。
面白かった!
1作目観てなくても、2作目だけでも十分わかります。
超オススメ!
最速試写で観てきました!
予想を超える展開に次ぐ展開で、鑑賞後呼吸困難に…
ジョシュ・ブローリンのカッコ良さもさる事ながら、今作のベニチオ・デル・トロが凄かった!
これを観て彼に惚れない人がいるだろうか!?
いや、いないでしょっ!!というぐらい、途轍もなくシビれました…鳥肌モノです…(((;゚Д゚)))
公開まで待てない…早くもう一度観たい!
とてもよかった
前作もあったが捜査官の車列が原則せずに国境の検問を通り過ぎる場面が気持ちいい。顔に穴の開いたデル・トロが襲ってきた並走車を見ずに手榴弾を放り込む場面がワンカットでめちゃくちゃかっこいい。少年が1年後首までびっしり刺青をしているのが切なかった。
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