ザ・ファブルのレビュー・感想・評価
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【笑えるコメディ×カッコいいアクションのバランスの良さ=観やすさ】
・2019年公開の日本のアクションコメディ映画。
・岡田准一さん演じる「6秒で人を殺せる天才的な殺し屋ファブル」が、1年間人を殺さずに一般人として世の中ですごせ、というボスの命令に沿って生活するものの、これまでの経歴から裏社会と交わざるを得ない状況で「殺さない殺し屋として果たして生活できるのか!?」という大枠ストーリー。
※前提として、私は原作マンガを読んでいません。
[お薦めのポイント]
・ジャブのように打ち続けてくるシュールな笑いが最後には大笑いに変わっていく
・アクション映画としてのクオリティが素晴らしい
・殺し屋ファブルになぜか可愛らしい魅力を抱いてしまう
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[物語]
・アクション映画の物語としてはごく一般的な流れだと思います。主人公に制約を課して、その中でどうやって解決していくか。横道な流れなので見やすさにつながりますね。加えて、この映画のポイントは演出ともいえるのでしょうが、「笑い」を積み上げていく流れがうまいなぁと思いました。冒頭に流れる宮川大輔さんのCM的なお笑い映像を見て笑うファブルを見て、正直、「え?面白いのこれ?」と思ってしまったのですが、この後も猫舌なファブルや変なリアクションを出すファブルをジャブうちのようにちょこちょこ積み上げていくことで、どんどん笑えてきて、最後にはしっかりストレートパンチほどの笑いのダメージを受けます。笑 一旦、それらの世界観を受入れるとあとは何をやられても基本的に笑えてしまいます。原作漫画を読んでいない私にもわかりやすくこの世界のコメディセンスに引きずりこんでくれる、この辺のもっていき方が非常に上手だなぁと思いました。
[演出]
・アクションの魅せ方が秀逸です。「無敵」というキャラクター性もありますが、それでもどこか「あれもしかしてピンチ?」と思わせるように描きつつも、華麗なアクションでピンチを切り抜けるファブルをしっかりと魅せてくれます。
・佐藤次郎さんのキャラも最高でした。この映画の雰囲気には100%フィットしていると思いました。
・柳楽優弥さんが落ちるシーンの演出、かなりかっこいいですね。
[映像]
・全体を通して「スタイリッシュ」です。一方で、平凡な日本の街並みや部屋をみせてくれるので、より「裏社会」というものが色濃く見える映像になっているかな思いました。
・ファブル視点?で考えている思考内容をテロップ化して表現しているところは、単純にお洒落さが増していると感じました。
[音楽]
・なごみの部分とアクションの部分が明確に分かれていてよかったです。アクション部分のBGMと映像は軽快なアップテンポ長でかっこいいです。
[演技・配役]
・豪華キャスト。そして、全ての俳優さんが素敵な演技です。
・特に岡田准一さん、佐藤浩一郎さん、佐藤次郎さん、はまりすぎです。共感度が一気に上がります。
・柳楽優弥さんの「嫌な奴」感も非常に素晴らしいと思いました。
・一方で、向井理さんと福士蒼汰さんがどうしても顔が優しく見えてしまうので、演技は良いのに見た目で「惜しい」になってしまいました。
[全体]
・漫画原作の映画は当たり外れがすごいなぁ、と印象を持っていますが、間違いなく「ザ・ファブル」は当たり。私自身は原作を見ていないので原作ファンの方たちからするとどう映るのかは気になりますが、少なくとも原作見ていない方は、十分満足して、むしろちょっと原作読みたくなる、と思います。
・アクションとコメディがバランスよく入り混じって、間延びを感じることなく楽しんでラストまで駆け抜けて観れる邦画「ザ・ファブル」。個人的にはお勧めです。ありがとうございました。
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#全体3.8 #物語3.8 #演出3.8 #演技4.0 #配役3.4 #映像3.8 #音楽3.8
映画としての凡作、実写化としての駄作。
映画として観れないことはない。岡田准一のアクションは凄い。が、それだけの作品。
原作漫画の『ザ・ファブル』の魅力は、地味でリアリティのある殺し屋の描写とナンセンスなコメディである。
今映画は実に中途半端。エンタメに振り切っていないし、リアリティもない。実写化した意味が無い。
アクション満載で面白い。ファブルの可愛い一面に笑える
原作はほとんど知らないです。でも、岡田君のかっこいいアクションシーンがたくさんあって、何人もいる敵を誰一人殺さずに突き進む斬新さが見もの。木村文乃のアクションもかっこいい。しかもこの映画は、脇役がより癖の強いキャラで作品の味を引き立てています。オリエンタルラジオの藤森や宮川大輔といった有名なお笑いタレントが脇役として出演しているのも面白いです。藤森のチャラいキャラは映画の中でも変わっていなくて笑えました。宮川が演じるピン芸人にファブルがハマるというかわいいキャラクター性も見られました。
福士蒼汰、向井理、木村了といったキャストが、ファブルと対立する組織の一員として出演しているのも見どころ。他にも、山本美月や柳楽優弥や佐藤二朗や井之脇海や佐藤浩市など、とにかくキャストが豪華。やはり映画というものは、出演者の人選も重要な部分。有名な人が出演しているというだけで作品が際立ちます。
序盤からファブルの殺しが強烈さを物語ります。若干グロイ気もしますが一人一人的確に打ち抜いていくところがまたかっこいい。また、殴られて痛いふりや情けないところを全面的にファブルが演じているのも面白くて笑えました。やはり殺し屋というのは、戦ってこそ迫力や強さが増すものです。キアヌ・リーヴスの「ジョン・ウィック」なんかは、一作目が、ジョンの全てを奪われたことの復讐劇として描かれていて、マフィアの人間は誰一人生きて帰さないというような感じでジョンが裏社会へと乗り込んでボンボンと何人も殺していきますが、そういったコンセプトとは違い、「殺してはいけない」という条件下で敵組織へと侵入していくので主役のファブルには誰も殺されないけど、殺し屋としての強さを見せつけて敵を成敗していくことがこの映画の魅力、テーマだと思います。
続編の「殺さない殺し屋」にも期待したいですね。
50点
映画評価:50点
原作漫画を読んだ事がないですが、
普通に面白かったです!
何より見易いのが素晴らしい。
まず主人公の個性が凄い!
極度の猫舌や、他人との価値観の違い(主に笑いに対して)、何でも食べちゃう。
戦闘以外にこれだけの個性があるので、
最強キャラのギャップ萌ってやつを味わえます。
そこは岡田くんだから感じるのかもしれませんが
私はアクション見るのが苦手ですので、
日常編が面白いのは単純に嬉しかったです。
周りの登場人物も個性的で
中でも木村文乃さんがやっていた妹役は
案外重要なポジションでしたね。
最初はただ酒を呑んでいるだけかと思っていましたが、このキャラクターがいないと
ファブル自身が全く外交取れないので
ただのゴルゴ映画になってしまう所でした。
性格も派手で木村さんの意外な一面が見れたのも
新鮮味あって良かったです。
ストーリーも面白いので、
これだけ揃っている作品なら連続ドラマ化の方が良かったかもしれませんね。
私は好きな作品でした!
今度は原作も読んでみたいです。
【2021.2.7観賞】
残酷なシーンは嫌いだが、面白かった。
ファブル(岡田准一)の殺し屋じゃないときの普段がめっちゃ癒やしキャラ。
山本美月を恐喝してアダルトビデオで出そうとするヤクザ(柳楽優弥)が本当に許せんかった。良かったよ、彼女を救出できて。主要な感想はその2点ですね。
木村文乃は茶髪でもかわいいな。
柳楽優弥は悪役だけどよく悪を演じていたね。安田顕も存在感あった。佐藤二郎が出てくると和む。ジャッカル富岡って宮川大輔だったんだ。宮川大輔は誰かわかんないような、こういう出演以外はやめたほうがいい。
アクション映画って、めったに見たことなくて、それも銃で打ち合うアクションにはあまり魅力を感じなくて皆無。ただファブルの銃の技術は天才的でこんな殺し屋いたら、すごいなとは思いましたよ。
やはりでも、素手で勝負するアクションのほうが好きだ。まあしかし、いろいろなアクションが盛り込まれていて、相手は悪人以外の何ものでもなくて、倒されていく様は爽快ではあったな。残酷ではあるんだがね。
あと佐藤浩市は何を考えてんの??
よくわかんないんだけど。
なんの為に殺し屋を育てたわけ?
主人公佐藤と岡田くん似てないと思ったけど
見ていくうちにどんどん似てきて、最終的には佐藤にしかみえない。
佐藤を育てたボスは佐藤に一度殺し屋という任務をお休みして、1年間普通に暮らせと指示する。
ボスと意図としては殺し屋として育ててしまった責任として1年間普通の、生活をして殺し屋のスキルを落とすことができれば一般社会に、なじめるのではという思いからだった。
が、平穏に過ごせるわけもなくトラブルに巻き込まれるがボスとの約束は守り殺しをせずに戦っていく。
裏社会は裏切り者はあっさり殺される。のになぜみんな約束やルールを、守らないや。と思う。
アクションはテンポよくみやすかった!
ヤクザ側の俳優陣、柳楽くん、安田さん、福士くん、向井理などがよかった!
面白い
原作のコミックも面白いが、実写でコミックに負けない面白さがあった。
アクションも邦画とは思えないし、キャストも豪華。
もともと、原作者のナニワトモアレ&なにわ友あれが好きで、この作品を知ったが負けず劣らず面白ろかった。
木村文乃かわいい
木村文乃と山本美月のかわいさが映えていました。
ヤクザ集団はもう少し強面の演者の方がコミカルな感じが際立ったのではないでしょうか。
岡田准一はアクションがうまくなりましたね。演技指導者のおかげでしょうか。
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