劇場公開日 2019年6月21日

「詰め込んだ笑いにアクションが陰る、迫力は次作に期待」ザ・ファブル たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0詰め込んだ笑いにアクションが陰る、迫力は次作に期待

2021年6月13日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

続編のための予習に。アクション×コメディ、と位置づけているけど、見た感じ比率は4:6くらいかな。コメディな抜け感がアクションシーンにも及んでいるので、振り切れていないようにも写り、評価は完成しているの評価はそんな感じ。

中身として結構もりもりに詰め込んでいて、詰めるところは詰めている。例えば、ファブルの過去や信条とか。だから、コメディとして観ている文には面白いんだけど、やっぱり転調すべきところはしないとカッコよく見えない。ストーリー的にも最後は駆け足で、テンポが乱れたようにも思える。
その一方、続編にも通じそうな相関図なので助かった。前作を観ておいて損はない。岡田准一の関西弁の完成度がそう高くないのも、兄妹の設定でいるのも、仕事をしているのも…踏襲されていそうので安心。また、岡田准一のアクションが凄い。丹念に作られた迫力のバトルは見ごたえがある一方、全体的に場所が暗いこともあって、映えなかったとも思う。また、山本美月が可哀想なくらい顔とか身分をいじられていて、返って岡田准一より体張ってるんじゃないかと思うくらい良かった。あとはハコスカかな、良かったの。

どうしても戦う際のポリシーが『るろうに剣心』とダブっている(殺さないこと)ので、イマイチ物足りなかった。2作目のファブルはどこまでアクションを上げ、コメディを落としんだのか。待ち遠しく思えてきた思えてきた。

たいよーさん。