スカイライン 奪還のレビュー・感想・評価
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なんじゃこりゃ!の衝撃で気絶しそうになるSF超珍作
甘く見ていたらブッ飛ばされた。低予算SFとして注目された『スカイライン』の続編と言うだけでも相当な狂気の沙汰なのに、それだけに飽き足らず、この映画は中盤から全く予想しなかった展開へと転じていく。その部分を許容できるか否かによって評価は大きく割れるだろう。
ある意味、全く別の映画を無理やり接合したかのようなサプライズが、この映画には地雷のように埋め込まれている。では前作との整合性は全くないのかと問われると、それは一応ある、と答えるべきだろう。監督のリアム・オドネルは、前作のプロデューサーであり脚本家。従来の設定は受け継ぎつつも、しかし未見だからといって何か不都合になることもない。VFXはチープなようでいて、その実、なかなか堅実でユニークな仕上がり。一昔前の東京ファンタスティック映画祭でミッドナイト上映すれば大盛り上がりになっただろうが、シラフでどれだけ耐えられるかは、ひとえにあなた次第だ。
エイリアンは脳みそがお好き
1作目の絶望感が好きだっただけに、後半にB級感丸出しになるこの続編はいただけなかった。まぁ、フランク・グリロやイコ・ウワイスのアクションを楽しむにはいいかもしれないが、前作が好きなSFファンには向かない作品だと思う。
高層マンションが中心だった前作に比して、今回は地下鉄を中心とした地上から見上げる感じで描いたエイリアンたち。UFOに吸い込まれてからの展開は予想もつかず、エレインとエイリアン化したジャロッドとの赤ん坊が産まれるまでは驚かされる。予定日まで半年もあるのに!
しかし、UFOがラオスに墜落してからは、どこにでもあるアクション映画。エイリアンの雰囲気も設定もプレデターに近づいてきたように感じた。そんなおバカ映画の典型ではあるけれど、ベトナム戦争帰りの盲目ホームレスの爺さんや、「麻薬はアメリカが買ってくれるから作ってるんだ」と強調する地下組織が面白い。
それにしても、エンディング後のNGシーン集を見る限りではお遊びとしか思えない。そして、巨大エイリアンがバックドロップを食らったところが印象に残る。
なるほど、そういきますか…
WOWOWオンデマンドにて。
アマプラでは3作目だけが有料なのでどうしようか迷っていたのだが、WOWOWでシリーズ一挙放送があったのだからオンデマンドで見逃し配信がある…と、気づいたのだった。
前作の続きではあるが、本作の始まりはセイムタイム+アナザープレイスを描いていて、主人公たちは別の人たちだ。
LA市警の刑事マークと不良息子(実はいいヤツ?)トレントが地下鉄の乗客と女性車掌(運転士だったかも)のオードリーと共にエイリアンの襲撃にあう。
前作で描かれた米軍とエイリアンの空中戦がマークたちの頭上でも展開し、ステルス型戦闘機が放ったミサイルに撃墜されたエイリアンの母艦が再生する様を彼らも目撃する。
マークたちは早々にエイリアンに捕らえられ、LAの市街地からUFOの中に舞台が移る。ここで前作のエンディングとつながる。脳をエイリアンに移植されてクリーチャーと化した前作の主人公ジャロッドと、妊婦である彼の恋人にマークは出会うのだ。
この妊婦の恋人役の女優は代わっているのではなかろうか。同じ人物であると直ぐには理解できなかった。ジャロッドはクリーチャーの姿でしか登場しないので役者は関係ない。
さて、この妊婦がジャロッドのなれの果てについてマークに説明する。クリーチャーは「ロボット」だと言うのだが、あの情況で彼女はよくそんなことを理解できたものだ。
前作の主人公と今作の主人公が協力してエイリアンと対峙する面白い展開で、ジャロッド=ロボットはマークに後を託して殉職。マークの息子トレントもロボットとなって、後のキーパーソンとなる。そして、前作でジャレッドの恋人が妊娠していたことがシリーズの布石となって、次作でいよいよ攻守逆転することを予感させている。
なるほど、そういきますか…と。
前作はワンシチュエーションだったが、今作は市街地からUFO内に、そしてラオスの山林地帯へと戦場が移動する。
そして、怪物エイリアンとの肉弾戦にはカンフーアクションが織り込まれていて、コレがやりたかったのかなぁ〜という感じ。
登場人物は前作よりもキャラクターが立っている。
主人公のマークは刑事だから肉弾戦にも銃撃戦にも納得感はある。
オードリーも地下鉄の乗客を保護する立場だし、なんだか戦士っぽかったりするところは?だが、色っぽいだけでなく格好よさもある。この女優、テレビドラマ「インスティンクト」の女性刑事さんだ。
ラオスのパルチザン兄妹のキャラクターも面白い。
息子のトレントがいつの間にかオードリーの恋人気取りなのは気になったし、パルチザンの隠れ家にいた科学者らしからぬ科学者には説得力の欠片もないが…。
赤目と青目のエイリアン(?)同士の戦いがあったり、親子や兄妹の絆のドラマや捕虜の民兵とパルチザンが共闘する胸熱場面があったり、エイリアンの怪獣の種類が増えて、全体的にバリエーションが広がっている。
要するに前作よりもグレードアップしているのは確かだ。だが、しかし…。
何の説明もなかった前作に比べて、色々と説明をしようとして墓穴を掘った感がある。
映画的アクションの質は上がっているが、説得力のない説明の薄っぺらさが目立ってしまって、迫力のバトルシーンも興醒めだ。
今作からはメイン脚本家が監督も兼務している。この人がシリーズ全体のプロットも作っているのだろう。
話を広げすぎたか、詰めがあまいか。
エンドロールのNG集もいいアイディアだとは思えない。
放題は「奪還」だが、何を奪還したのだろう。まだ地球を奪還してはいないと思うが。
色んな映画の良いとこオールスター
「スターウォーズ」、「ターミネーター」、「第9地区」、「エイリアン」、「プレデター」その他大型ロボットで戦う系まで、全てのアイデアを注ぎ込んでいる。
新しいアイデアはないかもしれないが、とても壮大な映画だと思う。
前評判よりもう少し評価されてもいいと思った。
内容はないけど、こういうヤバい映画もいいですよね。
進撃のエイリアン
おぅふ。。
日ごろジャンルものは手堅そうな作品ばっかり選んで観てるので久々に事故物件。
正直そんなに面白くはなかったし、よほどの好事家でない限り人にも勧めない。誰も知らないマンガを海外で実写化したと言われたらむしろ納得するかも。
似たような題材を扱った色んな名作が頭に浮かんできて思わずジャンル映画とは…と頭を抱えたくなる。今まで私は屍の山で築かれたピラミッドの上澄みだけを見て何かを知った気でいたんだね!大変勉強になりました。
とくに中盤以降、色んな要素を満たすために無理が通って道理が家出。二度と戻ってきませんでした。
なのでその要素の部分(イコ・ウワイスの格闘アクションとか)を純粋に楽しめる人にオススメ。
なお観終わった後でシリーズの2作目だったと知ったものの、まるで前作などないかのような素振りだったので問題なし。
とはいえ、大の大人が顔を揃えてエイリアンがどうしたこうした、宇宙船がメカがどうのとやっている現場を想像すると、正直たのしそうでいいなー。。なんならこ観客より作り手の方が楽しんでるんじゃないか知らん。
それはラストまで見ると余計にそう思う。
そういう意味で一番の見どころはエンドロールかも知れない。なごむよねー
あとVFXは意外と普通。日本の大作映画なんかとは桁違いの予算なんじゃないかと予想。むろんシャークネードと比べると、全然マハラジャです!
なんか癖になる味ww
前作の公開が2010年とのことで「年月が経ったなーw」と鑑賞。
前作は劇場にて「B級っぽいけど見てみるか」と鑑賞したら逆にいい意味で裏切られ、長らく余韻を楽しめた作品でした。
SFモノの特に侵略モノは「インディペンデンス・デイ」や「ロサンゼルス決戦」とか「マーズ・アタック(
古すぎw)」とかも宇宙人のワクワク感や好奇心をくすぐる展開がみていて素晴らしい。
そして前作もありきたりな流れの中でも多くの人が引っかかったラストがとても印象的であった。
また「宇宙戦争」ばりのグロさも好きw
今作も前作のストーリーと前後した時間軸で展開されており、前作からの鑑賞ならスムーズに入れるはず。また今作からの人ももちろん問題なく見れるだろうが、引っかかる点が多いかもw
自分はすでに抗体ができているので素手でエイリアンを殴っても、脳みそをエイリアンに移植し始めてもセーフww
キャストも続きで出てくるのはいないのでその点も問題なし。
展開はそこそこテンポもよく、途中から「え?そんなことになるの?w」となるが、それも含めてこの作品の良いところかな、と。
またCGやVFXは思った以上にクオリティが高く、違和感なく楽しめます。
しかしながらツッコミどころが非常に多いのですが、それは野暮になるのでなし。
逆に他の作品のいい所どりな面もあり、楽しめると思います。
また出ているのを知らなかったが、イコ・ウワイスのアクションが楽しめたのも拾い物だった。
続編も上映されたみたいなので、近々見たいと思います。
ラストは少しワチャワチャなるのと、エンドロールのジャッキー映画みたいなノリは笑えたけど、作品の流れとしてはどうだろうか?w
一応シリアス路線でいくのでは?
あと続編もあるのにそりゃダメでしょwwってのも思ったw
ベタつかず、割り切りが良い。
愉しめた。
IT革命も奴隷解放も無き重厚長大巨砲戦艦主義で掃除下手、準備不足な侵略者を丁度微妙に優位な戦力で迎える丸腰のザ・レイド野郎達。
一切横道に逸れず、ベタつかず、LAPD前から気付けば某所に誘なわれていた。
割切りが良いのだろう。
エンドロールはネタバレ回避要。
大人たちが大金で遊んでる
とんでもなく馬鹿な映画だった。
なんじゃこれ?と思うのは簡単。
一緒に馬鹿になって楽しまなきゃ損。
B級臭半端ないし、観終わって何も得られません。
何を見せられたんだ?って感じです。
せっかくのレイドの面々も宇宙人相手じゃもったいない。
でかい宇宙人がプロレスしだすし、
まともに観る映画ではない。
ポテトチップス片手にビール3本。
「アホちゃうか!」と突っ込みながら観るのが丁度良いと
思います。
戦力バロメーター崩れる
宇宙人と人類の肉弾戦が多いが、その強さ弱さに一貫性がなく、いつの間にか人間がめっちゃ強くなってしまった。
その辺のつじつまを合わせようとしないところがB級の由縁だと思います。
作品のエンドロールで🆖シーンを流され、余韻がぶっ飛んじゃいました。
この題材であれば、もっと面白くできたのではないかと思います。B級映画たる由縁は、一般的な評価は求めていないところなんだろうなー。
「前作は繰り返して見る価値あり」 ただ、こっちの「ごった煮的」なのは....
SF好きなら楽しめる事は間違いないけど、なんかなぁ。食い散らかしてるというか、ストーリーにまとまりがなく、アピールポイントがよくわからない。
比較するのはよくないと思うが、「見つかっちゃいけない」というドキドキ感は、前作の方があったなぁ~。
それ故、ホラーやサスペンス好きには前作の「征服」を。アクションや冒険もの好きなには当作品をお勧めする。
ただ、もろ手を挙げて「観たほうがいいよ」と言えるほど、出来が良いとは思わないが...
前作よりはマシかな…
「スカイライン-征服-」が、当時観た時にメチャクチャつまらなくて…
その続編にフランク・グリロが出てるってことで観てみました(笑)←男っぽくて好き💕
ᗷ級作品的な雰囲気は拭えないけど、アイデアは良かったかなと。
地球外知的生命体が今回試みたのは、地球人の脳を使って新たな生物?を生み出すこと。
しかし、その脳には沢山の記憶が残り、考えて行動することが出来てしまったのは、エイリアンにとっての誤算だったと…。
まぁ、突っ込みどころは多々あるものの 普通には楽しめたかな。
宇宙空間には、数え切れない程の銀河が存在していて、その一つ一つは針の先ほどに小さな存在。
他の星に、こんなことを考える知的生命体がいても おかしくはないんだろうな…。
She is the hope. 力業を好きになるしかない!
前作はほぼマンションの一室で迫り来るエイリアンへの緊張を描いてた・・・かと思ったら、やたらとインパクトに残るラストでした。本作も同じシチュエーションの別視点かと思いきや、中盤から一気に雰囲気が変わります。まさかのエイリアンとの格闘戦になるなんて!
このアイデア考えた人はスゴい!普通エイリアン物のSFって肉弾戦しないでしょ?前作で恐れおののくしかなかったエイリアンが本作では殴る対象だもんなぁ。なんというか、作った人の趣味丸出しな感じです(誉めてます)。
相変わらずCGは綺麗でしたね。取り込まれる不思議な青い光は見た目的にもカッコいいですよね。あのエイリアンってUSAとラオスでは微妙に作戦を変えているのでしょうか?というかエイリアンもまさか殴りかかって来るとは予想外だったに違いない!
フランク・グリロって渋くって好きな俳優さんです。全く善人には見えませんがこういう作品だとピタッとハマる感じです。イコ・ウワイス流石アクションがキレッキレでカッコいい!正直格闘技には全く詳しくなくっても、何故かシラットの名前を知っているのはイコ・ウワイスのおかげだと思います。
まぁ、B級といえばB級なのかも知れませんが、本作って大手製作会社よりも映画作りへの情熱が感じられて素晴らしい。好きな事を好きなように撮るんだよ!っと全力で物語っています。予想の斜め上をいく力業な展開でも、こういうの好きな人多いだろうなぁ。勿論私もその1人です!
ハチャメチャっぷりが楽しい\(^o^)/
ハチャメチャっぷりが楽しい\(^o^)/
前作がラスト以外、全編シリアスっぽい作りだったのであまり高評価出来ませんでした。しかしながら今作はもうブッ飛んだ作りに徹しようという制作側の意図を感じられて嬉しいです。終盤のカンフースタイルの近接格闘なんかバカバカしくてもう最高!前作も序盤からハッチャケてくれれば良かったのに、とちょっと残念。真面目に観てはイケない楽しいSF映画ですよ!
変なB級感が漂ってしまった
前作は鑑賞済み。
前作は舞台が住んでるマンションの周辺に限られていた(低予算だったからだと思う)から、アイデアとしてなかなか面白いものになっていた印象がある。工夫したな!と。
でも今作は今ひとつすぎた。途中まで退屈で仕方なかったし、後半の展開もなんだそりゃ!って感じ。最初は銃でも倒すのに苦労してたのに、急にナイフとか刃で殺せるようになっていた。いや、元々刃物で殺せたんだよと言われれば反論はできないんだけど。
中途半端に予算が増えたのかアジアを舞台にしちゃって!調子に乗りすぎですよ!
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