銃のレビュー・感想・評価
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村上親子共演シーンは良かったが
うーん。武正晴監督、「百円の恋」は相当良かったが、今回はいろいろ実験的な演出を試みたものの、いまひとつ噛み合っていない印象。映像のテクニカルなところに意識が向いてしまい、ストーリーに入り込めない。モノクロで処理してノワールな雰囲気を醸し出すが、9割がた白黒だとさすがに単調に思えた。
主人公・トオルのキャラクターにあまり魅力を感じない。リボルバーを偶然手に入れて、撃ってみたいという衝動はまあわかるが、近所の公園で猫に試し撃ちって馬鹿なのか?あと、異常なチェーンスモーカーぶりにも辟易。対面の女性が食事しているのに吸い始めるのはガサツにしか思えないし、タバコ業界から金でも出ていたか。それとも「ニコチン中毒になるとこんな危ない人間になりますよ」という警鐘?(なわけない)
いろいろ文句を書いたが、村上虹郎と村上淳の親子共演シーンの鮮烈さは良い。親子らしくないことを演じているのが、またいいんだな。
モノクロは好き嫌いあるかも
WOWOW録画鑑賞。
おもしろくなくはないが…必然性を感じず、感情移入しづらく、全体的に中途半端な印象。
銃を持ったことはないので感情の変化も想像でしかないが、主人公の西川くんの行動原理に納得しづらく、人物として魅力をあまり感じない。
また、西川くんのモノローグのトーンが絶妙に合っていない気がする。小説が原作とのことだが、映像で表現できなかったものか。また、モノローグありにしても抑揚はもっと抑えた方が入ってきやすい気がする。
リリーフランキーさんの刑事役はすごくよかったけど、他の俳優の方々は個性がイマイチ発揮されていないように思う。
モノクロ映像はいいが、途中派手な音楽になる箇所が何回かあり、今みで積み上げてきた雰囲気を台無しにしてしまっているような感じ。
モノクロ効果
何故モノクロなのかと不思議に思ったけれど、ラストを観ると、、、うーん、モノクロだからこそ、最後が、ズシッと響いた。モノクロ正解ですね。
原作にここまで忠実な映画も珍しいのではないだろうか。違うところは、隣人の虐待母を殺そうとして殺せなかった時に実母を想い描いたところと、最後に刑事が電車に乗っていたところ。それ以外はほとんど原作のまま。これは中村文則のファンの方も納得の作品ではないかな。
村上虹郎もイメージにピッタリ!拳銃に魅了され、取り憑かれて狂わされていく様子を見事に表現していて、将来が楽しみですね。お父さんの村上淳が出てたんだ、死んじゃったけど😥ファーストサマーウイカが何処に出ていたのか、わからなかった💦
今作のトースト女が主役の「銃2020」観てみたいです🎥
銃を手にしてメンタルが狂っていく内容はおもしろい。 ただ、主人公の...
銃を手にしてメンタルが狂っていく内容はおもしろい。
ただ、主人公の男は元々おかしいね。
銃を拾ってそのまま家に持ち帰るのはあり得ないし、撃ってみたいとも思わないだろう。
あと、今の時代にあれほどタバコを吸うシーンを入れてどうするのかね。
モノクロ映画という事で、あまり気は進まなかったが、村上虹郎なので見...
モノクロ映画という事で、あまり気は進まなかったが、村上虹郎なので見てみました。
主人公の冷めたような表情や倦怠感、刑事の執拗なねっとりとしたしゃべり方が、モノクロでより強まって見えた気がしました。またモノクロでラストまで進んで一気に変わるカラーが衝撃的で効果的。主人公の限られた狭い世界、日常で起きるストーリーが、より怖さを増します。久々にこういう作品を見ました。でも苦手な人多いかも。
虹郎が良い子ちゃん過ぎた
銃を拾った若者が、自分自身に酔い始め、又追い詰められ、空回りし始めて、、、
よーく観りゃ俳優陣が豪華だなと思える作品。ジャルジャル後藤くんが駐在さんとはw
当初、白黒で描かれた描写が微妙だったものの、話が進むにつれ主人公の哀愁が漂う様になってくる。
(ラストがカラーになるのは予測出来た事なので)虹郎くん、後半もう少し擦れてくれれば良かったかな。
良い子ちゃん過ぎた✨薬師丸ひろ子並みにww
怪しい刑事役にリリー・フランキー。今迄観た中で1番良い役柄ではなかろうか?喫茶店で追い詰めるシーンは不気味さ全開だ。
残念なのは女性陣。色気を魅せない。ここが限界なのは分かるが広瀬アリスの起用には疑問を感じるし、日南響子も中途半端。
主人公の日常から外れて、世界から外れていく様は面白かったです。
サスペンスかと思いきや
人を服従させる凶器を手に入れたことで全知全能の神になった錯覚をしてしまい人生が壊れていく男のストーリー。
持っていれば使いたくなってウズウズしてくるモノを手に入れてしまうと抑制が効かなくなってパンドラの箱を空けてしまう。そういうものが日常には多く潜んでいる。
酒、タバコ、クスリなどもそう。使用したくないものは視界に入れてはいけないという教訓をこの作品から学んだ。
次第に壊れていく人間の理性
銃を拾った西川。
始めは、優越感を覚えているだけだったが、次第に銃を撃ってみたいと思うようになり、猫を撃った。
次に人間を撃ってみたいと思うようになったが、撃つ寸前で思い止まった。
しかい、ひょんなことから人間を撃ってしまったという内容だった。
人は銃を手にする撃ちたくなるというような言葉をどこかで聞いたようなことがある。
この映画を観ていたら、本当にそう思うなと思いました。
モデルガンを持っている人達もこの考えに近いんだろうなと思う。
銃を手に入れると、周りの人たちが、死んだ方がいい人に見えてきてしまうんだなと思う。
しかし、その撃ちたい思いを止めておけるかは、その人の理性に関わっていくんだなと思う。
止められない人は、犯罪に走っていくんだなと思います。
”次は人間を撃ちたいと思っているんでしょ” 村上虹朗演じる大学生トオルが偶々手にした凶器に徐々に理性を揺さぶられていく過程をモノクロで描きだす。
あの奥山和由がプロデュースのモノクロ作品。
村上虹朗(銃を偶々手にした大学生トオル)は矢張り存在感と擦れた声のモノローグが圧倒的であるし、彼の数少ない友人、ヨシカワユウコ(この作品のメインキャストの中では、唯一の善人を広瀬アリスが好演している。
日南響子の美しい裸身と妖しい佇まいにも魅入られたし、トオルを徐々に追い詰めていく刑事(リリー・フランキー、実に良い。)との遣り取りも面白い。
奥山臭は濃厚に漂うが(嫌いではないが、好みが分かれる)、武正晴監督が上手く処理してくれている。
<2018年11月17日 劇場にて鑑賞>
要するに…
エレカシの宮本主演!!(笑)
似てるなぁ、って…私だけかな?!
ナレーションが理屈っぽかったり、白シャツ黒パンツに髪型まで、なんだかミヤジを連想させます。
彼が何を考えてるのか、映画観てるこちらまでわからない表情や言動。
映画の内容的には良いんだけど、感情移入は皆無。
ではこの映画の何が良かったのか…
そのフワフワした感情を体現した村上虹郎の演技。
アノ人の息子だっていうのは、レビュー読んで知りました(笑)
今どき珍しい、ほぼ全編モノクロで本人ナレーションで進む、ストーリー展開。
昔好きだったATG映画を思い出しました。
日南さんの美しい裸体。
カラーで見たかった!(笑)
きっとこれから、いろんな映画で観ることになるんだろうな。
リリー兄さんとの緊張した場面。
リリー兄さん、いつの間にか映画の華になるような役者になってますね。
この人が出てると映画が引き締まる的な役者さんに。
と、これだけ良い要素が揃ってるのに見終わった後の消化不良な感じ。
う~ん、何が足りなかったんだろうか。
要するに…
「タクシードライバー」と「野獣死すべし」と「十九歳の地図」をおにぎりしたような映画かな。
二番煎じ感が拭えない、何味なんだかわからない、まあまあ美味しいばくだんおにぎり的な映画でした。
絶対的な力❗
何者も屈服させる事が出来る力。
暴力。
銃‼
普通の人間がそれを手入れてしまったら。
主人公の前半のその事に対する高揚感に浸る映像には惹き付けられた‼
後半の狂気していく姿が甘かった、、
モノクロの最後がインパクト薄くなってる。
ラストの総天然色は秀逸‼
全編、総天然色でもよかったと思うけど。
ラストを原作者の意志を尊重した形にするとそうなるのか。
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