愛がなんだのレビュー・感想・評価
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主人公にイライラするのは自分に重なるから
自分から利用されにいくところ。
質問されて「はい」か「いいえ」で答えず
「なんで?」など質問を聞き返すところ。
要らぬ気遣いで相手に気苦労かけるところ。
全部全部自分と重なるから見ていてとてもムカついた。
映画にムカつけることなんてそうないから
非常に新鮮だった。
主人公以外の人にも少しずつみんなムカつくなって思う場面があり、ムカつくってことはそういう面も自分にあるからなのかなとも思う。
ある意味才能
人を好きになるって苦しくて、辛い、周りが見えなくなるし、時には人生まで変えてしまうようなパワーのあるものなんだと改めて思った。
一度きりの人生、こんな風に執着したり依存するくらい 誰かに夢中になれるのもとっても幸せだと思いますし、感受性の高い素直な人じゃないとできないこと。
みんな不器用だけど一生懸命で、キラキラしてる。
10年後の姿とか見てみたい。
こんな女性もいるんだ❗
これが一途ということなのかな…。僕には理解しがたいけど、こんな女性に一度だけ会ったこと有るけど、重怖かった。
カメラマンの男性の気持ちも理解できるけど、僕にはなれないかな…。でも、最後は良い形で(結ばれて欲しい)再開し、想像にお任せしますで終わった‼️考えさせられる一本でした。
収まりの良いところに
街の上でに続いて鑑賞
若葉さんという役者をこの二作で知りましたが、とても好きな役者さんになりました
本作においては居心地よくないながらも安心できてしまう関係性を壊し新たな展開を生むキーマン
主演の岸井ゆきのさんのの演技がほんとに素敵です
窓らないのでまた後ほど
テルちゃんでありマモちゃんでもある
成田凌くんってクズっぽい役を演じてる時、ほんと魅力的だなぁと思った。
どう考えてもクズなのにうっかり好きになってしまうのめっちゃ分かるわ、と思わせる雰囲気がブワブワと出てる。
不気味ちゃんになってる岸井ゆきのさんもとても良かった。
こんな子いるよな〜ってかこれ私じゃん?浮気されて周りからあんなクズとは別れろって言われても好きだからって言って別れられなかったあの時の私じゃん?って思い出したりして。
でも、彼氏がテルちゃんぽくて嫌になって別れた時の私もいたなぁと思い出したりもして。
立場が違えば誰しもがテルちゃんにもマモちゃんにもなるんだなぁと、客観的に自分の恋愛を見つめ直してた。
いたるところの細かい描写が良い
恋愛に溺れている人間ていうのは、本人は全身全霊で真剣に行動しているんだけど、客観的に見ると、馬鹿みたいで愛しいなっていう感情が溢れる映画だった。
泣きたいけど笑ったり、喜ばれようとして嫌われたり、近づきたいと思いながら離れたり、嬉しくて泣いたり、矛盾してるのが人間のいいところだ。
タイトルが安っぽいが、ヒットしてよかった。
ここ数年今泉監督が気になってて、遡って今ここ。
さすがヒット作、200以上レビューある。
こりゃ誰もみないな^_^
原作があるからかもしれないが、ダラダラしたアドリブ会話はなく、優秀な役者と非常に練られた脚本で楽しめた。そこいらへんのもう若く無い若者が、ひっつこうが離れようがぶっちゃけ痛くも痒くも無いのだが、2人のリアリティが私の記憶の引き出しの奥から埃を被ったムズムズを引っ張り出してくる。
好きで、好かれて、甘えて、甘えられ、めんど臭くなってきて、冒険の旅はまだまだ続くと自分に言い聞かせ、決めの言葉をのらりくらりと避けてるうちに、だんだん人生追い詰められて行くのよ。
あぁ、、、確か自分はこうではなくてよかった。
たまたまプロデューサーのアフタートークを聞けて興味深かった。企画から実現まで本当に時間かかるものなのね、、、ずっと熱意を持ち続ける事ができる事が職能かも知れない。
ちょっと気になったのはNot Heroinのブランド化の話しとポスターのデザインの話だった。
流通や営業的考えでヒット作を意識したり、あやかったり、ポスターが分かりやすいけど真似やカテゴライズはコモディティ化、劣化一直線だからね。
若者の水戸黄門作ってどうする的な気がしました。
自分達で自分の首絞めて寿命を縮めないように気をつけて頂きたい。
若い監督、新しい才能に「賭ける」って所がただ一つの突破口だよ。
不器用なのはてるちゃんだけかと思いきや!
なんかめちゃめちゃ面白かった。
想像してたクズ男役、成田凌、の、変化球!
てるちゃんのことあんなふうに雑に家から帰したくせに、
すみれさんのこと紹介するあたりはクズ。
すみれさんにニヤニヤしてるまもちゃんの姿は滑稽すぎた。尻尾振ってるのが見えるくらいに「こっち見てー」って言いたいのがわかった。
自分だったら、好きな人のその姿見たら、さーっと感情が冷めていくと思う。
でもてるちゃんは違うんだなー。
そこからのラップに痺れました!
すみれさん=江口のりこなのが、憎めないポイントです。
あと、追う側のふたり(てるちゃん&中原)の意見の対比は興味深かった。私も中原派。追うのもいい加減にしないと疲れてしまう。惨めになっていく。でも最後写真展に来たのはどういうことだったんだろう?
てるちゃんの、最後の「まもちゃんになりたい」発言は何となく分かる。
出てる人間みんなが幸せになれるといいなと思った。
最後に言ったマモちゃんへの感情
最近でいえば「花束みたいな恋をした」とか「明け方の若者たち」とかのキュンとするというよりは胸が締め付けられる系の恋愛映画です。その2作は一度は双方向的に恋愛が進みますが、今作は恋愛の矢印が一方通行です。
恋愛映画の多くは付き合う直前から始まることが多いですが、実世界で考えると恋愛で酸いも甘いも経験するのは、付き合った後よりも自分を好きかどうか分からない相手を想い行動している時。この映画は恋愛の酸っぱい部分を思い出させてくれます。(良くも悪くも)
感想としては、「テルちゃんも中原くんもよく頑張った!」これに尽きます。テルちゃんは終わってないか。。
旅行で心が折れた中原くんがコンビニで葉子を諦めようとしている姿に「愛がなんだ」と言い放つテルちゃん。お前が諦めたら同じ境遇の私はどうなるんだよ、とでも言いたげな表情。
銭湯で働くパートの先輩にも「別れた旦那も時間が経てばどこが好きだったか分からなくなるよ」と次の恋愛へ行けとも取れるアドバイス。
ここで諦めるのかな、と思っていたらテルちゃんは看病に来たマモちゃんにとっくに好きじゃなかったと嘘をつきます。テルちゃんの芯が強すぎる笑。
最後は、ダブルデートの中で「マモちゃんへの恋でも愛でもない執着は何なんだろう」と自問自答して終わります。
中原くんの事やパートのおばさんの事をうっせぇと切り捨て、好きではないと嘘をついてまで今まで通り会っている自分の「好き」を考えています。
恋と愛の定義が気になったので調べると「恋」は一方、「愛」はお互い通じ合っている時。「好き」は恋の一歩手前、とのこと。(諸説あり)
私の解釈は、テルちゃんのマモちゃんへの執着は、恋も愛も押し殺した好きなのではないかと思っています。ラストショットの象とテルちゃんは、自分の好きと向き合う彼女の心の描写と捉えています。テルちゃんがんばれ。
似たものの集まり
岸井ゆきのという女優さんに興味があって観てみた。独特の雰囲気で見事にダメ女を演じたと思う。
作品の感想としては期待を下回ったがそこまで悪くないというところ。123分の作品だが体感は180分越え。
気持ち悪いほどの執着を見せるテルコ、悪気の無いマモル。絶望的な関係の中にナカハラが加わる。
実はナカハラが全ての関係を表しているのではないか。
愛がなんだ
恋愛に型があるのかはわからないけれど、色々な愛があるのだなと思いました。
仲原君とテルちゃんは同じ側の人間だと思っていたけど、ちょっと違うみたいだし、気楽な関係を求めていたマモちゃんはすみれさんとの関係になると途端に重い男になるのも面白かった。本当に愛は色々。
当人同士が納得しているならそれでいいのかもしれないし、他人が口出しする事ではないのかもしれない。でもテルちゃんとマモちゃんの関係って傍から見ると残酷で苦しい。マモちゃんは無意識にテルちゃんを振り回してるし、テルちゃんは病的にマモちゃんを愛している(愛なのか?)。
自分の無いダメな女テルちゃんのマモちゃんへの信仰心みないなものが怖くもあるけど、ある意味我が道を貫いているようにも見え、清々しくてカッコいいとさえ感じてしまえるのが不思議だった。
愛とは自己満じゃない?
テルちゃんは、うざい。押し付けじゃん。
葉子ちゃんの言う通りだと思う。
マモちゃんのどこがいいか分からないし、
はやくナカハラっちみたいに自分から終われるといいね。
マモちゃんから言われるとは思わなかったろうね。
人を愛するのは無償だもんね。
こんなに好きなのにどうしてってなったら押し付けてるよ、自己満じゃん。見返りを求めたくてもダメよ。愛されてないよ。
マモちゃんもテルちゃんと同じだったしね〜
すみれさんのどこがいいかほんとに分からないけど。
マモちゃんはほんとにくそ
ツラツラと言い訳を何述べてんだよ
こっちから願い下げだよって!
テルちゃんも強がってさあ〜
でも、それにも気が付かないマモちゃんほんとくそ
会えなくなるのは寂しいからね、何としてでも繋ぎ止めておきたいよね。
やっぱり葉子はナカハラを求める。
人間の心理
おめでとうナカハラっち!心理学を学んだんだね!
始まってものの10分も経たないうちに4人の異常な関係性が露わになる...
始まってものの10分も経たないうちに4人の異常な関係性が露わになる、素晴らしいオープニングだ。
心に残るセリフがいくつも繰り出され圧倒されたので、鑑賞後に本屋行って原作読んで確認しました。ほとんどは角田光代先生のテキストでしたが、ナカハラくんの幾つかは映画オリジナルでした。
蛇足に見えたエンディングのエピソードも映画オリジナルでした。ま、あれがあるから少し前向きな気持ちで映画館を後にできるんですけどね。
テルコ自身が「ストーカー同盟」と名乗ってる通り、いくらでも気持ち悪くできる役柄を岸井ゆきのさんが絶妙なバランスと熱量で演じられてます。あと、江口のりこさんも流石の存在感でした。少し心が強すぎる気もしますが、、、
テルコには幸せになってほしいっすねぇ
うるせえばーか
恋は盲目だったりドライだったり、愛し方は人それぞれ
元々岸井ゆきのさんのお芝居が好きで鑑賞しました。
現実にけっこうこういう付き合い方してる男女いるし、実際に近しい人にも存在してる。
結局のところその人の人生だから本人さえ良ければ愛し方、尽くし方なんて人それぞれ。
盲目な人は誰かが助言したって恋とか愛とかになると何を言ってもダメだし、それがその人の決めた道だと納得するしかない。
逆に恋愛にドライで執着心のない人もいる。そういう人に恋愛盲目な人が「何でもっと大事にしてあげないの?」とか自分の価値観を押し付けるのは間違っている気がするし。
最終的にうまくいって幸せになればそれはそれでいいし、うまくいかなくて傷ついても自己責任だし経験のうち、思い出だと思えばいい。
他人が人の恋愛に口出ししてアレコレ無責任に叱ったりアドバイスするのって何か図々しいことなのかもなって思った作品でした。
複雑で難しい
付き合ってる人同士だって家と外、第三者がいるときじゃ関係性が変わるし
難しいね
サイテーってなんだ?(明らかなモラハラと暴力は除く)
p.s.
最近名前をよく聞く中島歩さん
「愛なのに」も今度見ようっと
守みたいに相手が変われば立場も変わる。守が自分をみてるみたいだった...
守みたいに相手が変われば立場も変わる。守が自分をみてるみたいだった。自分のことが好きな人が自分に気を遣い過ぎていることにイライラすると同時にそれが心地良くも感じる。自分に尽くしてくれる人より適当に扱われる人に惹かれてしまうのはなんでだろう。
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