「父親の葛藤」ビューティフル・ボーイ Alexaさんの映画レビュー(感想・評価)
父親の葛藤
原作は2冊の本からなって、1つが父親からの目線、もう1つは息子からの目線で書かれてるという。
この映画は息子からの目線があんまり描かれていなく、ドラッグから抜け出せない苦悩が伝わってこなかった。
一方、父親が息子をどうしても救いたいという気持ちはすごく伝わってきた。息子も辞めたいと思ってる、反省している、なんとしてでも助けたい。でも結局は父親がどんなに頑張っても本人の問題になってくる。
頭に残ったのは、「あなたには救えない」と妻に言われた時の反応。これはドラッグ関連だけでなくても、どんなに他人を救いたいって思ったとしても、最終的には本人の問題になる。しかも自分の人生がめちゃくちゃに壊れそうなほど他人を救い出そうとしても意味がない。
もう少し息子側からの目線が欲しかったけれど、スティーブ カレルの演技が素晴らしかった。
コメントする