THE GUILTY ギルティ(2018)のレビュー・感想・評価
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ソリッド・シチュエーション
この映画、デンマークと言えば、私の好きなAnne のいる国でたぶん初めてデンマークの映画を観るのかもしれない。
調べてみれば主人公のヤコブ・セデルグレンはスエーデン生まれのデンマーク人ということで、とにもかくにも彼がいなければこの映画は見るに堪えないものとなる。ほとんどヤコブ・セデルグレン主人公と電話口に出る人との会話だけなのに見るものを釘付けにする。
ソリッド・シチュエーション映画の概念を変えるいい意味での映画かもしれない。
外国の映画評論家と一般人がともに高評価なのがわかり知れる。
ノーマークだったのに楽しめた
電話だからできるサスペンス
面白かった!
これは、できる限り、予備知識なしで観て欲しい作品。
緊急電話対応室で、ある女性からの通報を受けた刑事。
そこから、ただならぬ事態を感じた彼は、現地の警察と連携を取り、緊急対応を始めるのだが…。
この映画は、今年に入って当たっている
「カメ止め」、「search/サーチ」と並ぶ
前半と、後半で、全然話が違うじゃん!!系の作品。
その中で、重要な鍵を握っているのが
「電話」
電話って、相手の顔が見えないから
面と向かって話すよりも
言いやすいという利点がある
例えば恋愛なら
相手に告白するのも、別れ話をするのも、電話の方が言いやすい
教会の告白ルームで、神父と信者の間に壁があるのは
その方が告白しやすいから
この映画は、そんな電話の
「話しやすさ」をうまく利用して
サスペンスを作り上げた作品だった
相手の顔が見えないからこそ
想像を膨らませ
相手の顔が見えないからこそ
真実を語ってしまう
きっと誰もが、あぁそうくるのかぁ…
と思うに違いない作品
製作されたのは、デンマークで
北欧サスペンスならではの
冷んやりとした恐ろしさも感じられる
ちなみに、私は最後にちょっとホロっとしてしまった
恐らく、そこも観る人によって、様々な印象があるかと思う
公開は、来年になるらしいけど
サスペンス好きには必見の作品
おススメ
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