THE GUILTY ギルティ(2018)のレビュー・感想・評価
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もう一声、欲しかったです。
場所はコールセンターのみ、情報は電話の音声のみと、ハードルの高い凝った設定がいいです。とは言え、 緊張感の盛り上げ方にムラがあり、ストーリーのパンチも今ひとつ弱く、自己チューな主人公のキャラにもイラッとします。もっと面白くなったような気がして残念。
超低予算ながら良作。
映像に出てくる主要な登場人物は1人で、あとは声だけの出演。
舞台も通信室とその隣の部屋の2部屋だけという、明らかに超低予算な映画。
その限られた舞台設計でなかなかの展開をしてきます。やはりワンシチュエーションはシナリオが命ですね。
ストーリーのあらすじは映画に慣れてる方なら読める人もいるでしょうが、この映画の肝は最後のどんでん返しではなく、主人公の心理描写をいかに表現できるかなので、主演のヤコブ・セーダグレンの演技を楽しむスタンスで観た方がより面白く観られると思います。
ワンシチュエーションなので細かなところで物足りなさはありますが、ハリウッドでリメイクされるそうなので肉付けの仕方に注目です。
あまりやり過ぎるとこの映画の魅力が無くなってしまいそうですが。
声と音のみで進む世界
今までにないタイプの音だけで物語が展開していく映画。映像がシンプルで音だけに集中して見れたので、気がつくと引き込まれていた。
アスガーが次々と電話をかけて話が展開していくが見ていておもしろかった。また、アスガーの選択が悪い方向に展開していくので、悲壮感が漂っていくが最後に絶望かと思わせての救われる展開で良かった。
展開自体はそこまでインパクトがあるものではなかったので、もう一つ二つどんでん返し的なものがあっても良かったかも。
面白かった
ワンシチュエーションスリラーの傑作
緊迫した事件に向き合う主人公の心の葛藤を描き切った秀作!
勤務中の不祥事が原因で現場を外され、緊急ダイヤル当番に甘んじていた警察官アスガーが主人公。偶々受けた電話がきっかけとなって、誘拐事件と思しき事件に深く関わって行く過程を、電話のやり取りだけで描く心理サスペンス。肝心の事件は刻々深刻の度を増して行くのですが、オペレータールームで得られる情報だけではなかなか全容が掴み切れません。その緊張感とアスガーの焦りにも似た葛藤を本作は見事に描き切っていました。電話番の役割から言えば、さっさと現場の警察署に引き継いでしまえば彼の仕事は終わりなのですが、彼は周囲の忠告にも耳を貸さず進んで事件に首を突っ込んでしまいます。それは、元々第一線のバリバリの警察官であった彼なりの矜持だったのかも知れませんが、その結果、期せずして自身の醜い部分を曝け出してしまうことになろうとは... 痺れるような緊張感溢れる90分間でした。
想像は現実を超える
想像の世界はIMAXを超える
個人評価:3.9
IMAXや、4K.8Kと映像技術が進む中、本作の広がるスクリーンは見る側の頭の中にある。
相手の声や周りの音だけで、向こう側で起きている事件や状況を頭の中で想像する。
観客と主人公とが同じ状況下に置かれる事が面白く、主人公と同じ体験をリアルに感じる事ができる。
場面が1つだけで物語が進み、その他は電話の音だけで場面を想像させる。安いCGや演出などよりも、自身の想像なので、周りの風景や、俳優の演技なども100%のクオリティといえるだろう。しかし演出やストーリー展開にセンスがないと、途端に嘘の世界観になってしまう。
力量のある監督でないと出来ない手法だろう。
事件としては単純で、また伝えたい筈の主人公の心情の作り込みが浅く、奥行がない物語。
同手法を用いた「オン・ザ・ハイウェイ」の方が作品性が高く感じられる。
しかし、初の長編監督デビューという監督のセンスは素晴らしく、2作目も見たいと思わせる。
残り数分の驚愕。
警察にかかってくる緊急電話を受け付ける部署だけで進む緊迫の90分。はじめ、仕事に不熱心なアスガーが、おそらく警察官を志した頃に持っていた本来の正義感がふつふつと湧き出てくる。
ただ、そんなありきたりの筋書きでは終わらない。
事件を解決しようするアスガーが、こちら側の想像力を試すように刻々と変化していくのは見もの。画面から伝えられる情報は、アスガーの姿と態度。綺麗に散髪された清潔感はむしろ潔癖に見えて、異質を毛嫌いする性格が垣間見える。指にはめる指輪は未練か。じゃあテーピングは怪我か?、、見える情報は、むしろ雑音にも思えて、見えているものこそが間違っているのでは?と疑心が生まれる。そう、電話から得られる事実に関しては、けして間違ってはいなかったのだから。
見終えてどっと疲れが襲ってくる。なにごと、信じ込むな、とアスガーに言いたい。遅いか。
シチュエーション映画はトレンドか?ギルティ=有罪 なのは誰だったのか
映画館で観てはいけない
うーん
主人公の判断ミスが顕になるシーンで思わず、よしっ!となるほど主人公にイライラしっぱなし。
ホームページでは面白そうに見えたのになぁ…。
主人公に失礼な態度を取られても付き合ってあげる相棒が不憫でした。
最後、周りは主人公の声しか聞こえていないわけで、「イーベン!」と悲痛な声で叫んだら何があったんだと疑問に持つだろうに、イーベンが助かった&過去の事件の事実を話して放心状態の主人公は、イーベンが助かったことを周りに話さず…。
途中、膝を怪我した女性に「後にしろ」と言ったり、と、本当にイライラする主人公だった
ひぇぇ
懺悔と贖罪
発想が活きるのは繊細な演出があってこそ。
音声がとりだたされているが、表情や仕草からどれだけの情報を観客に伝えられるかが肝心となる。
正当化から葛藤、そして告解へと心理が揺れ動く様が、部屋を行き来するだけで伝わるシチュエーションも秀逸。
ハリウッドリメイクした場合、アレンジをすればするほど良さが消えてしまうのではないかと心配になる。
イヤな感じの汗がかけます。
画面に登場する人物は、ほぼ主人公だけ。その主人公は問題をかかえていて、精神状態はあまり良くなさそう。イライラしてしまう自分を抑えて職務に就いているのがよく解ります。
電話の相手との会話だけで状況を説明しているので、もうスクリーンにのめり込むくらいに観入ってしまいます。
終盤、どんでん返しがあり、自分の行動に腹を立ててヘッドセットなど機材をぶち壊してしまう…始末書がたいへんそう(((^_^;)
主人公も始終こめかみ辺りに汗をかいてましたが、観てる方も汗が出てくるくらいリアルです。
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