「本人達へのインタビューは「諸刃」に感じます。」アメリカン・アニマルズ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
本人達へのインタビューは「諸刃」に感じます。
刺激を欲した大学生4人組が、大学の図書館に展示されている貴重書の強奪を試みる物語。
事実を基にした物語です。特徴的なのが本人達が映画に出演してコメントしていること。
凄く突飛で独創的なアイデアに興味を惹かれます。
「刺激が欲しい」「特別になりたい」「無鉄砲」「無思慮」「軽薄」「受動的」・・・若者のネガティブな面を詰め込んだような主人公達が、シニカルに描かれています。
映画の完成度としては、個人的には高く評価しています。ただ、単純に「私が面白かったか?」と聞かれると、高い評価は難しい作品だったと思います。
それは先に「興味を惹かれた」と書いた本人達のコメントが、映画の結末への興味を減じてしまった為と感じられました。
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