「ラストのラストにある展開に愕然とする作品」アメリカン・アニマルズ サケビオースさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストのラストにある展開に愕然とする作品
いや〜面白かった。ってか、超焦りました(笑)
オープニングの『事実の物語である』という一文から、2つの時代を交互に見せる仕掛けがフレッシュ。
ドキュメント映画を撮ってきた監督ならではの手法なんだろうけど、本作ではそれがラストで効果的に響いてくる。そして、まさかの急展開に愕然とさせられる。
…そんな事って、あるの??
是非、見てください。
ケイパーものとしては、ちょっと物足りないかもしれないけど、素人が行う拙い犯罪の描き方が見事でした。
『何かが起これば、人生が変わる(かもしれない)』という淡い期待、息の合っていないメンバー、焦りや葛藤の心理描写など。素人がこういう事やろうとすると、絶対に上手くいかないんだろうな、とも思うし、そういった描き方がとてもリアリティがあって楽しめました。
色々な視点で楽しめるのも本作の良いところかも。
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