「日常への挑戦」アメリカン・アニマルズ シューへーさんの映画レビュー(感想・評価)
日常への挑戦
ケンタッキーという片田舎の大学生たち。放って置けば田舎で朽ち果てるしかない人生。何か普通じゃないことをしたい。
でも「普通の若者」には人生を賭けるテーマがない。何かきっかけがあればそれに賭けてみたい。賭けることに憧れる気持ち。例えそれが犯罪だったとしても。
中学生並みの短絡な思考とアメリカ人特有のゲーム感覚。「人間、最後は死んで終わりだ!あの時やってれば...そんな後悔なんてしたくないだろう?」
まさにアメリカン・アニマルズだ。ショボい窃盗事件なのに独特な緊張感が最後まで続く。演出と役者も良い。
アメリカンじゃないが、同時代を生きるものとしてどこかに自分にも共感する部分があるのだろうとも思った。
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