「性善説を信じたくなる」アメリカン・アニマルズ 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
性善説を信じたくなる
本当にお馬鹿な学生たちによる実話の映画化!
瑣末な計画と、事件を起こした本人登場と言う
なかなかに予測不可能な事態に
若干、脳みそがアレレ?状態になる。
でも彼らの話を映像化して行くにつれ
彼らの本当の姿が見えて来る。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
学生たちのあまりに瑣末な犯行と裏腹に、
時より挿入される図鑑の象徴的な動物たちの絵の方が
よっぽどパワーがあって、力強い!
学生たちは「自分の人生を変えたい!」
みたいな単純な動機で犯行に及んだのだけど、
やはり元は「善き人」とする性善説をちょっとは信じたいと思う。
犯罪の実行中もオタオタと屁っ放り腰、
いかにも弱気な若者のダメダメぶりが痛々しい程。
年間100本近くの映画を観てると
犯罪がなんか軽くなってしまうけど
改めて普通に考えるとコンビニの万引きだって
普通の人間ではそう簡単に出来るもんじゃ無い。
@もう一度観るなら?
「ネット配信でじっくりと観たい。」
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