「不思議な再現ドラマ」アメリカン・アニマルズ モロもろきゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議な再現ドラマ
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ケイパーものであり青春ものでありドキュメンタリーでもあるジャンルに囚われない映画でした。
自分が何のために生きているのか分からず生きている主人公。
大学の図書館で12億の本を見つけてふと思う。
「あれを手に入れたら⋯⋯」
価値のあるものを手に入れたら、自分も価値のある人間になるんじゃないかという幻想は普遍的な気がします。
この映画はドラマパートも凄いですが、ドキュメンタリーパートも凄い。
それぞれ証言が食い違っていたり、話の展開とともに口を開かなくなったりとしていて、自分が刑事になって取り調べをしているような感覚になりました。
最後はユージュアルサスペクツのようなサスペンスでゾワッとなりました。
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