ヘレディタリー 継承のレビュー・感想・評価
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良く言えば観客が精神的に追い詰められる映画❗
星🌟🌟🌟A24の映画なのでB級映画では⁉と期待してなかったのですが…精神的にちょっとおかしくなりそうな後味悪い作品でした❗製作総指揮が主人公を演じているオスカー女優のトニー・コレットなので 悪い作品ではないと思うのですが…正直誰がまともで誰が病んでるのか分からなくなりちょっと混乱してしまいました⁉上手く言えませんが亡くなった祖母の執念は凄い❗私事の見解ですが…宗教にハマるもんじゃないなと思ってしまいました❗
発想を理解したとき恐怖を知る
観賞後、じっくりとまとめるとあとからその恐怖の意味を知って恐怖におののく
これこそ恐怖の到達点
この手の作品の良さはわかる人にはわかるけどわからない人はわからない
だから、この作品は作品が人を選ぶ
人が作品を選ぶものではない
どこか懐かしいホラーな作風も
全体的にジワジワと語る作風に感じられて、
何列か前、斜め前に寝てしまっている観客も^ ^
地獄の8大王の一員ペイモンをこの世に降臨さす目的の
集団に
死してなお集団の団結力を統率するお祖母さん、
ピーターもアニーもチャーリーも父親も気の毒ですが、
そのペイモンを降臨させてどうしようというのでしょうか、
そんなカルト集団の「ペイモン復活させたった〜ワシらスゴイ」な自己満足、
ピーター、そこまで依代になりきって無さげなので、
「お前たちに弄ばれたままで終わるか」とばかりに、カルト皆◯しにして孤独に生きるのもありだぞ、、、
緩やかに見える展開からラスト20分ぐらい?は怒涛の憑依祭りで、
絵面的に「エクソシスト3」を思い出しました。
ペイモンを復活させる目的がわからなかったので、
そこはポイント下がるところでした。
怖かった!面白かったです
怖かったです。
思わず指の間から覗いたのって、いつ以来だろう。
引っ張りがしつこいあげくに、意表を突いてくる。
それに、あの、抗えないぬめぬめした感じがたまりません。
例えば、親があえて触れないのに「あの子(死産だった兄)が生きていればねぇ」と会うたび呪詛のように耳打ちする伯母とかを持っているとですね。これは結構身近な闇。
血族というものから誰もが多少は感じるであろう無力感はリアルで、力が吸い取られるようです。
でもなんか、超えてくるので。
面白かったです。
ラストがちょっと…
途中までは純粋に怖くていい感じだったんですが、最後のほうになると、ありきたりなサタニズムの話で「ローズマリーの赤ちゃん」みたいでした。悪魔崇拝の人たちがいつの間にか集まってきてたのを観て思わず笑ってしまった。このおっさんたちはいつからそこにいたの!?
カルト?
継承というのは話の流れで理解はしましたが、だからなんだというのだろう?
腑に落ちなかったのは、ラストシーンからのプラスアルファのシーンがなかったからですねえ
継承してそれから具体的にどうなのよ?ってとこが曖昧でしたね
なので、カルトに翻弄されて家族愛が瓦解する話だとすれば分からなくもない
明らかにおかしくなってる妻に旦那がまったく取り合わないところはモヤモヤしましたね
降霊術とかノートを燃やしてのくだり、付き合ってらんないよ的なヤレヤレ感を出す旦那に、取り敢えずそれ位はつきあってやれよ^^;って思いました
コレはまずい
こんなのトラウマです。
想像できる一番イヤなものを上回る、想定できなかったイヤな事が色々起きる。
映画の内容とは関係ないが、恐怖の種類としては楳図かずおの漫画に近いと思います。更にいうと幽霊を見た恐怖ではなくて、宇宙人の存在に気付いてしまったような恐怖です。
怖いけど…
ホラー映画っていう観点からすると、とても恐怖を感じたので、面白かったと言える。ポスターに写る娘の不気味な感じ。あの子の顔、存在が、一番怖かったかも。授業中の窓にぶつかるハト、そのハトの首をハサミで切る娘、それを再現するかのような死に方をした娘。この前半だけで、ものすごく恐怖を感じた。でも、ポスターに写るくらいだから、主演なんだろうと思って見ていた娘が、あっさり死んじゃったら、誰を中心にストーリー展開するのか、分からなくなった。そして、ストーリーも、分からなくなった。継承って…何を?みたいな。皆さんのレビューを読んで、やっと、意味がわかった感じかな。もう少し、分かりやすいストーリーで、ああいう恐怖を感じられたら、もっと良かったのに…。少し残念だったかな。
ずーっと不気味!急展恐怖!最後はハッピー!
なんかずーっと静かに不気味な序盤。その後、ドカン!と恐怖の急展開。そして怒涛のホラー!最後はヒーロー誕生譚のようなハッピーエンド!素晴らしい映画でした。
テンポが悪く退屈、そして結局何って映画
現代ホラーの頂点とかいうからどれだけ怖いのかとかなり期待したのだが、思いっきり肩透かし。前半一時間は、イライラするくらい間が悪く何度もあくび。後半ようやくそれらしくなってきたと思ったのも束の間、前半の退屈さを覆すに至らず。
なんとかストーリーを理解しようとしたものの、宗教なのか悪魔崇拝なのか、説明不足で日本人には理解不能。これで終わりなの、何この映画、怖かったのは主人公の母親と娘の顔だけでした。
ロジカルな脚本だが、惜しい
冒頭のシーン。ドールハウスが並ぶ部屋。1つのドールハウスにクローズアップ。と思いきや、父が息子を起こすシーンとなる。
観終わって判る。
これは、主人公たち家族を、まるでドールハウスのように観ている「何か」がいる、ということだ。つまり、人間を超越した存在からの視線なのである。
それは、地獄の王ペイモンである。
なぜ、娘チャーリーは、男の子のような名前なのか。
映画の冒頭で亡くなるチャーリーの祖母エレンは、なぜ、彼女に「男の子だったらよかったのに」と言ったのか。
エレンの娘(=チャーリーの母)アニーが語る、エレンの生い立ち。
夫を精神疾患の上、早くに亡くす。死因は餓死!
息子(アニーの兄)は、「母(エレン)が自分の中に何かを招き入れようとした」と言い遺し、自殺。
エレンの夫は地獄の王ペイモンだった。いや、ペイモンが取り憑いた者、というほうが正しいだろう。
エレンの夫は、この恐ろしい「継承」を絶つために自殺した。
エレンは諦めず、自分の息子にペイモンを継承させようとした。しかし、その息子も自死を選ぶ。
やがてエレンの娘、アニーは男の子ピーターを産んだ。
ペイモンは男性に宿る。エレンは当然、ピーターに目を付けただろう。
しかし、アニーは、彼女の夫スティーブともども、母エレンに何か異常なものを感じた。アニーはピーターを、エレンに近づけずに育てた。
次に産まれたのが、女の子のチャーリー。アニーは、チャーリーはエレンに“与える”。エレンはチャーリーを可愛がる。しかし、いかんせん女の子だ。だから、エレンはチャーリーに「お前が男の子だったら」と言ったのだ。
エレンは一旦はペイモンをチャーリーに託する(舌打ちの音はペイモンの徴しである)。
しかし、エレンの死により、その状態を保てなくなる。なぜなら、本来ペイモンは男性に宿ることになっているからだ。かくして、ペイモンがピーターに“移る”王位継承の儀式が始まる。
まずは、チャーリーを殺す必要がある。チャーリーが鳩の首を切り落とすのが合図だった。チャーリーは事故によって、首をもがれて死ぬ。
チャーリーを“殺した”電柱にはペイモンのマーク。それはエレンのネックレスと同じデザイン。チャーリーは殺されたのだ(アニーもそう表現するシーンがある)。
こうして始まった王位継承の儀式。エレンの同志(同じ教団員なのだろう)ジェーンはアニーに近づき、アニーの隠れた本性である「ペイモンの王女」を引き出し、彼女が「最後の生贄」として自ら首を切るまで誘導する。
まあ、こう書くと、脚本は極めてロジカル。不穏というか、禍々しい空気感の描写も見事だ。そして役者たちの演技も素晴らしい。
なんだけど、いまひとつ“乗れない”。
端的に言えば、本作は悪魔崇拝を背景に置いたオカルトものだ。
その点での完成度は上記の通り、悪くない。
では、どこが引っかかっているのか。
それは途中まで、家族モノ映画になりそうな感じがしていたからだと思う。
つまり、エレンとアニーという、母と娘の争い。そして、アニーとピーターという母と息子の物語。
そういうストーリーのほうが面白かったんじゃないかな、と思う自分がいる。
本作は、冒頭に登場したドールハウスそのままに、精巧でよく出来ている。だが、「悪魔は恐ろしい」という結末は、実は平凡だと思う。そこに、もうひとひねり出来なかったか。惜しい。
ホクロが気になる
ガブリエルバーン燃えたのビックリした。
そっち〜
死霊館やパラノーマルアクティビティみたいなのだと
思って見てたので
どうせ
おばあちゃんの霊が出てきて
なんやかんやするだけなんでしょ...
と
見てたらなんか違う感じで
いつものパターンじゃなかったので
面白かったです。
トニーコレットの首キコキコも良かった‼︎
音だけで驚かすんじゃなくて
ああいうシーンがもっとあればいいのになぁ
タイトルの通り
継承でした‼︎
トニーコレットと
妹役の子の顔が
下手な特殊メイクなんかより
怖かったです。
驚愕のラストに言葉も無い
いや、悪い意味で。トニ・コレットの絶演への感動を返して欲しい。
オカルト耐性の低い俺としては、終盤は汗ばむくらいに怖かったし、オカルトとか無関係に、トニ・コレットの演技に鳥肌が立ったのに。彼女の長尺ワンカットが何本もあったと思うんですが、家族を降霊に誘う件などは凄かった。オスカー女優の底力ですね。
最後の数分、何だか嫌な空気が漂い始め、ラスト1分は「嘘だと言ってくれ!」な気分。出来の悪いRPGかオンラインゲームだよ、それ。茫然自失。
もう一回言いたい。トニ・コレットへの感動、返して!
※自己フォロー
トニ・コレットは候補には上がったけどオスカーは獲っていませんでした。
絶えず続く不穏な空気
ずっと不穏な空気が流れる不気味な映画だった
ある家族の祖母が死に、そこからその家族を不穏な何かが侵食していく…物語
冒頭からドールハウスの中にインしていきながら始まる描写のように、カメラワークもどこかドールハウスの中を見せているような奇妙なカメラワークになっており、そこから得体の知れなさ、気持ち悪さみたいなものが如実に現れてくる。また、その家族自体にも始めから不協和音的なモノが漂っているのも描写される。
何も起きていない場面でも絶えず不穏な空気とBGMが流れるので、イヤ~な緊張感が漂う。
ここからネタバレ満載
妹の事故死をきっかけにその家族は完全に崩壊し、その怪奇は加速していくわけだが、確信的にビックリさせる描写は終盤のみでそれ以外は家族の崩壊する様と「コッ」という音が不気味な心理的というかそういう圧迫感、そして時おり訪れる実体的な物理的な何かが恐怖感を煽っていく…
母親の鬼気迫る、追い詰められおかしくなっていく表情が怖い…
ラストにはエクソシスト進化版のような恐ろしい動きをする母親と裸でニヤリとする方々がとにかく怖ぇーー!
ラストにはドールハウス風のカメラワークで完結する辺りも良い感じ
とにかく気持ち悪くてイヤな気持ちにさせるネットリ系ホラー
あ、噂のモノホン幽霊、確認したけどあれなのかな?
唐突すぎるぞ、この決着
米国の田舎町。
グラハム家の祖母エレンが亡くなった。
グラハム家は、娘のアニー(トニ・コレット)、夫スティーブ(ガブリエル・バーン)、息子ピーター(アレックス・ウォルフ)、幼い娘チャーリー(ミリー・シャピロ)の4人暮らし。
アニーも、エレンとは疎遠だったが、それでもやはり母親の死のストレスを受けているが、それ以上にチャーリーに異常な行動が目立つようになってきた。
アニーとピーターの仲はあまりよくなく、エレンの死をきっかけに関係が悪化し、大きな事故が起きてしまう・・・
というところから始まる物語で、中盤までが秀逸。
大きな事故とは、アニーから頼まれ、パーティーに同行したチャーリーが、ナッツアレルギーのアナフィラキシー症状を発症し、病院へ運ぼうとする途中に起こるもので、結果、チャーリーは無残に死んでしまう。
この後、グラハム家には、どうしようもなく重苦しい空気が常に漂い、映画はそこいらあたりを丹念に写していき、ここいらあたりがかなり秀逸なのです。
ここままトラウマに覆いつくされた家族が瓦解し、崩壊していけば、たぶんに「嫌ぁな思いのする映画」として、傑作になったかもしれません。
が、以降、ややホラー映画の定石的展開になり、決着が70年代(60年代後半か?)のオカルト映画的なので、ちょっとガッカリしました。
とはいえ、どうしようもなく行き場のなくなったアニーが、娘チャーリーの霊を呼び出そうとして霊能者に縋るあたり、さらに、霊的な何かが呼び出されるあたりの怖さは出色です。
どうしても、評価を下げざるを得ないのは、やはり決着・落としどころ。
ここからは、ネタバレになりますが、最終的に悪魔崇拝というのはどうなのよ?
ちょっと唐突感がぬぐえません。
いやまぁ、米国の田舎町では、そんなことが連綿と続いているんだ、といわれればそれまでなのですが、崇拝した理由は? とか、背景は?
ま、そんなことは大昔のこと、と割り切ってもいいのだけれども、なんだか、やはり宗教的・狂信的背景が乏しいです。
都会ならばいざ知らず、米国の田舎町、つまり顔見知りばかり、背景はあるし、行動様式もあるはず。
行動様式といっても、奇異な特異なものである必要はなく、廃れてしまった何かを守るとか、そんな程度でいい、そんなもの(いわゆる伏線)がなく、いきなりの突然感。
(見逃しているのか?)
これがあれば、おおおおお、と最後に声も出たことでしょう。
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