ヘレディタリー 継承のレビュー・感想・評価
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今まで見た中で一番怖い
ホラー映画の中でいちばん怖いと思います。最初は意味がわからないところがたくさんあったのですが目が離せませんでした。終盤になっていくうちに伏線が全部繋がって鳥肌が立ちました
他人事として観られるが、だから何?という感じ。
最初は日常ありそうな感じだったから、共感しつつ
でも、途中から、所々グロいなと思いつつ、感情移入することもなく、ただただ他人事として観れました。
カルト集団の話で、トニー・コレットが初めからあのペンダントつけている時点で、そういう事ね、と後から理解しました。
ヘル!ペイモン。復活してから、一体どうなるのか?
ホラー好きではないからか、まったくオススメはできない。
精神的ダメージ大
副題や予告から、てっきり能力系ホラーなのかと思ったら違った。
ラストが唐突でちゃちくて笑ったというコメントもあるけれど、私は個人的に、ペイモンが降りるシーンも、重い心の病を患った人の内面が描かれているように感じた。
(もちろん全ての精神疾患が破滅的な最後を迎えるわけではない)
オカルト、スピリチュアルな部分も、アニーまたはピーターの精神の崩壊を描いているようにも見える。
あのイカれた描写、なにこれ?って終わり方も奇妙なサウンドも、心の病の世界を彷彿とさせる。
「継承」という意味も、結局は統合失調症、解離性同一性障害、夢遊病を継承してるのかと。
(遺伝ではなく、宿命)
前半があまりに生々しく、起こった出来事が突拍子もないので非現実的のように感じるが、病、毒親、事故など、凄まじい経験をして狂っていく家庭は実は多いのかと思う。
特にアニーの壊れっぷりが悲惨だった。
夫が赤信号で急ブレーキをかけて、青になった時、突然嗚咽する姿も痛々しかった。
家族が崩壊し、ピーターの孤独と不安定も胸が痛かった。
再度記すが、ペイモン降臨は、毒親、祖母、機能不全家族で育ったピーターの内面崩壊。
私はそう見えた。
本人または家族に重い精神疾患を患ってる方がいる人、家族を亡くしている人、親子感が不安定な人にとっては、精神的ダメージが大きいので、あまり見る事をオススメしない。
新しい恐怖
もともと気になっていた上にレビューでさらに興味を掻き立てられ観に行った映画。レビューでもある通り、ホラー特有の鼓動が速くなるような力任せの脅しが無く、ひたすら頭を使いながら物語を追っていくのが怖い作品。
霊感のある人は、昨日自分が寝た時の姿を第三者のように上から自分を見下ろして思い出す。という話があるように、この映画はミニチュアのドールハウスに迫っていって実際のグラハム家が暮らす家にピントが合いそこから始まる。まずそれで、この物語を他人事のように感じながら機械的な気分であまり感情移入せず観ることになる。それがもう気持ち悪い、すごく。
チャーリーの死から、アニーが取り乱し始めたところでジョーンに出逢う。ジョーンが霊を呼ぶ方法を教えるが、そのシーンで思っていたのと違うとガッカリした。ごく普通の生活の中で超常現象が起きるのかと思ったら、普通に故意に霊呼んでるじゃねえか、普通のホラーじゃねえか、結局オバケ頼りじゃねえかと1人でキリキリ。
が、それ以上のものが待っていて、初めてオバケより悪魔が怖いと思った。そもそもアニーがジョーンに教えられた霊を呼ぶ方法は故意に教えられたもので、全てピーターを手に入れる為の罠だったとわかる。オバケ頼りでもなんでもなかった。謝りたくなった。
これでもかというくらい全てが繋がっていて、これはホラーというより新しいジャンルであると思う。
最後にピーター以外の家族が死没。そして追い詰められたピーターが窓から飛び降り気を失ったところでペイモンが入る。そのあとペイモンが宿ったピーターが立ち上がって歩き始めるが、そのBGMが長調の、穏やかな幸せそうな何かを祝福するようなものでなんだかもうよくわからない気持ちになる。それも本当に全てがミスマッチで気持ちが悪い。
冒頭に記したように、海外のホラーらしい大きな音で脅かしたり、グロテスクな描写を多く含むわけではない。
それでいて常に恐怖を感じながら2時間一家を見続けさせるのが本当に上手くて素晴らしかった。内容をある程度把握してしまったら、ビクビクするような恐怖はあまり感じないと思うが、ストーリー性があったしこの空気感が好きなので伏線を辿りながらもう一度見たいと思う。
アレックスがかっこよすぎて困った。
ジワジワ
この呪われた一族
どこから始まり、どこまで続くのか。
真綿でじわじわ締め付けるような恐怖感。
これは賛否両論でしょうね。
かなり自分で補完しないとわからない事が多く、オカルト要素も実感が湧かない。
それでも終わってから後引く怖さはなかなかです。
ビックリ脅かし系でないところが好きです。
ものすごく
最初の導入シーン、伏線、俳優の演技や演出、カット割など、とても引き込まれるのに、最後、急に失笑と変わるのは、宗教観の違いからなのか、とにかくものすごく良い作品になりそうなのに、ものすごく残念な結果になったように感じました。
笑うしかない
ホラー映画は舞台や設定、登場人物は違っていても、プロットが大体同じである。即ち、最初は得体の知れない何かが迫ってきたり追いかけてきたり、脇役の誰かが殺されたりしながら、徐々に種明かしがされて正体が明らかになるというパターンだ。そして大抵の場合、原因となるのが主要な登場人物の過剰な思い込みであったり、極度の怒りであったりする。怒りが憎悪を生み、憎悪が怪奇現象となって襲いかかるパターンである。
本作品も前半は例外ではなく、得体の知れない何かが家族を襲うのであるが、原因は主要登場人物の精神異常ではなかった。母親の精神がやや普通でない部分はあったが、異常というほどでもなく、不幸の真の原因はタイトルの通りであった。
祖先が恐るべき力を持っていたという描写も何もなく、継承が超常現象の原因でしたというのがあまりにも唐突で、ラストシーンではもはや笑うしかなかった。これほど不出来なホラーは初めてである。
ワンパターンでもいいから、登場人物の誰かの怒りや憎悪、隠された過去などの描写があって、その結果としての超常現象でしたというふうに落ちをつけてくれたほうがまだマシだったと思う。
家族間の不協和音
不気味な子供に、奇妙な気配や音からじわじわと来る恐怖、という系統かと思いきや、そこで子供が?!と、予想を裏切る先の読めない展開で、最後まで目が離せませんでした。
中盤は家族間のピリピリとした不協和音の心理サスペンスのようで、神経質な不穏感に満ち溢れ、妄想なのか現実なのか、と思いきや、クライマックスの変貌ぶりは度肝を抜かれました。
クライマックスは、自分でするのか?!と、奇妙な滑稽さも感じましたが、それまでの日常のリアルな迫真の演技からか、異様さが尋常ではなく、やはり恐ろしかったです。
不気味な気配や音も恐怖感がありましたが、何より家族間の愛憎の不協和音が怖い、辛い、と感じました。
最たる毒親の祖母、ホラー的にも精神的にも、毒親の呪いが理不尽で恐ろしい作品でした。
ハッキリとした完全なるバッドエンドで、毒親の呪いから逃れられないのかと。
こえーよ
話の整合性とかこの行動がおかしいとか大してホラーじゃないとか後半だけいいとかプロレビュアーがどうとかなんなんだろう。
そんな事よりも普通にこえーよ。
人それぞれですけどね?
過去に自分が無意識に作り上げて来たホラーの定義をはみ出す所のある映画に対して
それを意味不明とかこんなの全然ホラーとしてなってないと受け取るか
なんだよこれスゲえこええてなるかは。
後者の方が楽しんで映画観られて得な人生な気がするんで
私は映画にあんまり詳しくなくてよかったです。
少なくともこの間のitより全然不穏にこえーよ。
もう一度観たいけど…
じわじわと精神にくる怖さでした…
ホラーと言うか、オカルトでした
娘がナッツアレルギーだとか大事な設定など、さら〜っと説明なしに進んでいくので危うくスルーしてしまいそうになったり…
ラストに繋がる伏線などがたくさんあるのですが、オカルトの知識が少なかったため、これはなんだろう???と思うことが多かったです
でも映画を観た後にネタバレや詳しい解説を読んだところ、とても興味が出てしまい、もう一度観たくなりました。
伏線が回収しきれてなかったのでもう一度観て確認したい!いやいや、でももうしばらくは観たくないかも…
グロいもの、痛そうなものは耐性が付いてるはずなのに、怖かったです
気味が悪い、後味が悪い
考えれば考えるほど意味がわからない
でも個人的には好きです!
前日譚が見てみたい
評判聞いて見てきた
ローズマリーの赤ちゃんの系譜かなと。
その意味でも継承。
グラハム家の物語として、前日譚も見てみたい。
父や兄の設定も興味そそられるところだったから。
つまらないと言う人がいても、不思議ではないかな。
ただ、見ている間はずっと怖い。
舞台は白樺に囲まれた家。
上映後、徒歩で帰る途中、しらかば幼稚園の脇を過ぎた。ゾッとした。
2018-114
ドス黒い塊みたいなものを心に落とされて、それが服についた習字の墨みたいになかなか消えない。
何を見たんだ。
ここ最近、かっこいいピーターとしか思えなかったトニコレ、今回はメンヘラ母ちゃん役で久々ピーターぽくない。
チャーリー役の女の子の雰囲気がはんぱじゃなく、この期待感は『エスター』並でしたが……。
なんだこれ。
とりあえず怖くはない。
こんな感じのテイスト、『聖なる鹿殺し』を見たあとと同じ感情です。あっちのほうが心に落ちてきた塊、でかいけど。
『オーメン』とか、似た感じので好きな(というか、楽しめた)のもあるのですが。
怖さを推すなら、見せ方によっては『着信アリ』と似たようなシーンもあるし、もっと怖く演出できると思うのですが、どこに重点を持っていきたいのか最後までよくわからず…。
トニコレの表情を楽しむものなのかな🤔
(余談)
隣のお兄さん、トイレ我慢しとったのは充分わかるけど、限界達したときに突然立ってガンダッシュすんのやめてください。一応ホラー見てるんですから。
ラスト10分まで我慢してください。
そうすると、斬新なラストが迎えてくれます。しかし、面白い訳ではありません。ゴルフに例えるなら17番ホールまでずーとパーで(眠気との戦いでした)最後ホールインワン決めたかような感じ。結果、予選敗退レベルの出来でした。DVDでもよかった。
怖さの次元が違う。
何か見てはいけないものを見てしまった感覚・・・。
夜トイレに行くのが怖くなったり、寝返りをうつのが怖くなったり、部屋の隅の暗がりを見つめるとうっかり何か見えてしまいそうな感覚になる映画です。
特にトラウマ的な映像のこびりつき方はエクソシストのそれと同様で、あれも得体の知れない恐怖とそれに立ち向かう家族の姿だったが、本作の家族は果たして立ち向かうことができるのか?という作品です。
しかし、この映画が面白いのは怖い演出だけでは決してなく、細かな伏線の張り方とその回収方法がこれ以上はないくらい効果的に演出され、最後まで緊張感を持続させていること。
予告編で流れているのでネタバレにはならないと思うが、ドールハウスを使った演出、音を使った演出がとても効果的。上手い。
近年稀に見るオリジナリティに溢れた作品で、とても貴重な映画体験だった。
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