ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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カラオケバーから漏れてくる外国人の大合唱。人もまばらな早朝の空港、...
カラオケバーから漏れてくる外国人の大合唱。人もまばらな早朝の空港、イヤホンで聴きながら熱唱する外国人。
どのシーンでも人々を陶酔させているのはQueen の曲だった。
その様子を外から見ていた気持ちは、すっかり陶酔する側に変わってしまった。
孤独から生まれた全身全霊の歌の前には、理屈抜きの感動しかなかった。
ドキュメンタリー映画よりはエンタメ寄り?
ビッグになっていくフレディ・マーキュリーの軌跡を楽曲とともに描く。
フレディの人間関係も重要な主題で、彼の精神世界が表されているのだろう。
よくできていて、不満もなければつまらないと思うこともなかった。
ただし、心を打たれたり感動することも、個人的にはなかった。
ドラマチックな描き方ではなく、比較的淡々とした描き方だからかもしれない。
ファンでなくても…といった感想も見るが、ある程度思い入れがある方が面白いと感じるのでなないかと思う。
悪い映画ではないが、興味関心に左右されるところが大きいかも。
音楽の厚みほど、映画は厚くないような
1970年代の英国。
空港で乗客荷物の仕分けのアルバイトをしていた学生のフレディ(ラミ・マレック)。
同僚から「パキ(パキスタン人の蔑称」と呼ばれているが、実際は、南アフリカ・ザンジバルの生まれで、家族はペルシャ系インド人。
好きなロックバンドの追っかけをしていたが、ある日、そのバンドのリードボーカルが仲間と喧嘩別れをして止めてしまう。
そこに居合わせたフレディは、自分をボーカルとして加えてくれないか、曲も書けると申し出る・・・
といったところから始まる映画は、前半はロックバンド・クイーン誕生とスーパーバンドへ昇っていく物語。
それほどクイーンのファンでもなかったので、ふーん、そうだったのか・・・というのが正直なところ。
このあたりまでは、まぁ、普通よりちょっと面白い(興味深い)ぐらいの映画。
映画のドラマが厚くなり、面白くなってくるのは中盤以降。
婚約者(当然、女性)がいるにもかかわらず、心の奥底にある同性愛心に火が付いてしまう。
ツアー途中の男性トイレの前で気づいてしまうシーンのカットバックが巧みで、それが瞬時に観ている側に伝わってきます。
こうなると、内面は引き裂かれたような状態になり、素晴らしい曲をつくるものの、心の奥底は満たされない・・・自分自身への不満が募り・・・ということになっていきます。
フレディは、付き人の男性を信頼しているが、かれはそうではなく、傍から見れば、フレディを食いものにしているのだけれど、それには気づかない。
となると、ミュージシャンが走っちゃう路は決まっていて、ドラッグ&セックス・・・
ここいらあたりの描写は、過去のミュージシャンを題材にした映画でも結構観たシーンなのだけれど、やっぱり切な胸狂おしい。
最後の最後、どん底に堕ちたフレディが、ふたたびクイーンの仲間とともに、ライブエイドの舞台で燦然と輝くシーンは、爆裂の音楽と相まって、クイーン・ファンではないけれども、やはりジーンと胸が熱くなりました。
でも、個人的には、音楽の厚みほど映画に厚みがなかったかなぁ、というのが正直なところ。
終盤、「バンド=家族」というキーワードが繰り返されるのだけれど、フレディのルーツとして父母妹といった家族のドラマが効いていないように思いました。
途中に、何カットか、もとの家族のカットがあれば、終盤のドラマに厚みが増したのだと思うのですが。
とはいえ、ミュージシャンの伝記映画としては上位に位置する作品ですが。
頂点に立つ人の孤独
子ども騙しのモンキービジネス…かつて音楽業界を、そう謳いあげたバンドマンがいました。そんな業界に、心惹かれしまうから、不思議です。
家族の映画だそうです。だから、ケンカもする。家出だってしちゃう。ただ、本気で怒っても、許し合える。嫌いになっても、お互いを大切に思う。ビジネスじゃない。DNA だけが家族じゃない。そんな映画。「万引き家族」とは、随分違うけど。
さて、問題です。業界のてっぺん極めた代償に、失うものは?。多くの人が集まる程、少くなるものは何?。
とあるタレントさんが言ってます。てっぺん極めたら、降りて来ないと。出来ないと、遭難だよ、とね。
戻るべき処、戻るべき家族を、一度は見失ったフレディ。劣等感と闘い続けたフレディ。彼が冒頭で、パキ野郎呼ばわりされたのが、ショック。そんな彼の闘いの証が、あのステージなんですね。
私のフレデイ像が、どんどん、パッと、豹変です。胸毛から声を出す、風変わりなおじさんは、もういません。魂削って、自分の居場所を探し続けた、求道者だったんですね。
フレディとその家族に、敬意を込めて…。
歌えるシアターで 歌って参りました。いやはや見知らぬ方々大合唱♪
いや~ 映画館で歌えるなんて思わなかったんで…。そりゃあ カラオケのディスプレイの何十倍?ものスクリーンを見ながら見知らぬ皆様方と大合唱。
歌える設定のスクリーンを選んで正解♪
字幕も大きくて歌いやすかったです。もう一度行きたいが長崎では来週木曜までのよう。
ドキュメンタリー風ベスト盤
内容はよくあるロックスターの半生映画。
しかし、各楽曲の発案エピソードのBGMで流れるのは圧倒的であり高揚感を覚える良質なロック!ただそれだけで気持ちイイ!
ファンでなくても知ってる曲はあるので、是非映画館の大迫力な音響でご覧頂きたい。
ボヘミアン・ラプソディーはフルで聴きたかった。
お得感あり。
会員割引で見ました。実はクィーンの曲は数曲しか知らないのですが、フレディマキュリーには興味がありました。なぜ、若くしてAIDSで死んだのか?この映画は感じ方はいろいろあるとは思いますが、私は自分で納得のいく結論がでました。最後のライブ圧巻でした、まんまやんピアノに置かれてるペプシの位置まで一緒ちゃう?鳥肌もんでした。
これ会員割引で見れるなんて、得した気分です。
ブライアンメイの間違いなさ!
音響最高、ライブシーンは自然と涙が。
クイーンのメジャーな曲しか知らない自分でも、ブライアンメイがバンドの頭脳だったことがわかる。
本当に良い映画だったけど、大絶賛の人との温度感を感じるのは、、、
やっぱりフレディーの華奢さ、サイズ感、ルックスに違和感を拭いきれなかったからかな(涙)
ライブ×ドキュメンタリー
今、クイーンが好き!、という人でも
メンバーやフレディのことを詳しく知らない人は多いのではないでしょうか。
昔のバンドですし、それは仕方ないし良し悪しも無いです。
むしろ、詳しく知らない人にこそ
フレディの人生を知ってもらうためにも見て欲しい映画です。
あのバンドは、名曲はこうして生まれた、ということを知ってさらにクイーンを好きになってくれればと。
後、メンバーが激似です(笑)
映画そのものの内容は、良くも悪くもよくある栄光と挫折の偉人譚です。
ただ、それを退屈に感じさせないのが、挿入される数々の名曲。ズルい(笑)
なので、この映画は映画というより特殊なライブを見に行くテンションでIMAXで見ることをオススメします。(知ってる曲が流れない、知らない曲が流れることは込みで見て下さい!知らない曲はないか…?)
クイーンには★★★★★を!
QUEENと共に生きたかった…!
QUEENとは全く世代がちがう私。
QUEENの歌はもちろん知っていました。
でも、QUEENとはどんな人達なのかは全く知りませんでした。
夫に誘われて観に行きましたが、、、
心が震えるとは、魂が揺さぶられるとは、
こういうことか!!!と。
めちゃくちゃかっこよくて鳥肌モノでした。
誰もが知ってるQUEENのあの歌は
こんな風に作られたのか、
こんな背景があったのか、
あの有名なフレーズはこんな意味だったのか。
映画を観てから、QUEENの大ファンに
なってしまいました。
QUEENがいる時代に生まれたかった〜〜
あの曲たちが発売された時の衝撃とか、
私も感じたかった〜〜
と、謎の悔しい気持ちです。(笑)
今はひたすらYouTubeでLIVE AIDを
観る毎日です。
フレディ・マーキュリーを撃つな!
私自身、「クイーン」はリアルタイム時代から、肌には合わず、あまり聞いてはいませんでしたが、周りに「クイーン」好きがいったので、ある意味、普通のロックファンよりは、色々と知っている方で、本作品、どのように作られどう出来ているのか大変に興味を持って見にいきました。
まず、監督のブライアン・シンガーは毎度映画を作るのが上手いよな、本作品も、大変にリズムよく出来ていて、「クイーン」を知らない人でも大変に楽しめる映画です。
また、主人公のフレディを始め、ブライアン、ロジャー、ジョンと、よく似ていたよね、クイーンのデビューからクイーンの低迷期を経て、ライブエイドで復活するまでの話なのですが、フレディ独特のマイクパフォーマンスのエピソードなどさりげなく紹介されていて大変に良かったんだけど、「クイーン」ってバンドはある意味、日本人から火がついて、世界的に広がっていったと聞いていて、フレディも大変に日本好きと言う事から自宅には和室も有ったと言う話なので、クイーンと日本の関係をもっと描いて欲しかったな、しかし、やはり大物や才能のある人って、違うんですね。
フレディがアマチュアの頃から歌唱力は別としてもパフォーマーとしても、あれだけ優れていたんですね。
彼がソロを出した時も、フレディにあれだけ葛藤が有ったのも知らなかったので、本作品の内容に大変に満足出来る内容でした。
彼のバイセクシャルは、生まれたモノなのかと思っていたんですが、ある意味そうじゃなかったみたいですね。
やはり、あれだけの才能に恵まれた上での精神的な葛藤は計り知れないんでしょうね・・・
本作品で、改めて、「クイーン」と言うバンドを見直したので、もう少し昔に戻って初期の作品を聞き直してみよう。
フレディ・マーキュリーを撃つな!
2時間ではなぁ‥
この手の伝記映画では必ずムラがあるというか‥ましてや名曲揃いのクイーンを2時間に凝縮するにはやはり無理があったような気がしました。
オープン二ングのライブエイド出演シーンから初期のバンド編成期、軌道に乗ってライブをこなしていくシーンはとても流れがよくフレディのカッコよさ(初期のパフォーマンスは圧巻)がひしひしと伝わってきましたが、曲の流れが大雑把でQueenⅡはスルーされていたりあっという間にファットボトムガールが流れていたりで、どうなってんだ?(DrowseとかIt's Lateとか好きなのに)と思っているとフレディのプライベートでの様々な情事が始まって正直ちょっとダレてしまいました(ライト付けたり消したりのシーンいるかなぁ?)
確かにクイーン(というかフレディ)を語る上では外せない事かもしれないのですが、おじさん同士のキスシーンはやっぱり見たくなかったのでそれは《フレディ 愛を生きた男》てな感じでそこに焦点をあてた映画でやってもらって、今回のはそれぞれのアルバムの制作過程などを入れた全編パフォーマンス映像にして欲しかったですね。マイナーな名曲が全く入ってないのが非常に残念。
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