ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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期待は下回ってしまった。
あ、あれ? なんか普通。「この曲が『キラークイーン』かあ」「ドンドンパンはこうしてできたのかあ」というのは新鮮だったが、家族やメアリーやポールとの関係の話が重要なところへ差し掛かると、さらっと次のシーンへ移ってしまうので、はぐらかされたようで物足りなさを覚えた。
映画観るよりよりスマホをいじったりガサガサビニール袋を漁る方が好きな方々のおかげもあり、終了時には気分はすっかり冷え冷えだった。
出っ歯がすぎる
ラミマレックの演技力が凄い!
クイーンをよく知らなかった人間からすると再現度がどうとか、話の嘘とか、似てる似てないとかはあまり興味がない。
私が特に感動したのは、ラミマレック の演技力。
憑依したような、でも計算し尽くされた演技に賛辞を送りたい。
もちろんフレディの人間性、クイーンの音楽の素晴らしさがあった上でのことだが、
いくらクイーンの音楽が良くても彼の名演なしにこのような感動はなかったように思う。
最初はたしかにこの人がフレディ?と思ったが、すぐに見慣れたのは、彼の人なつこい瞳、寂しさ、悲しさ、仕草にすぐにやられてしまったから。
ラミのフレディは、似てようが似てまいが、間違いなく本物であった。
なぜかわからないけど涙が出る…
という書き込みをよくみるが、私もその一人。
自分よがりの演技なら、そして、もっと器用な役者がやっていたらこういう感情は起こらなかったように思う。
どこか不器用で儚げなラミのフレディ。
ラミを通して、本物のフレディに、クイーンに触れることができたのだ。
書いてるうちに、また、ラミのフレディに会いたくなってきた。
好きな映画
この感情は定義できない
私は平成生まれなので、全然Queen全盛期に生きてなかったんですが、父がリアタイでファンだったらしく、子供の頃よく車の中で彼らの曲を聴いていました。
だからこの映画を観るまで、あの曲がなんという名前なのか、そもQueenとはどんなバンドなのか、フレディ・マーキュリーとはどんな人物なのか等々全く知らなくて、でもだからこそ、その状態で観れてよかったなぁと。知識が殆ど無かったから、素直な気持ちで物語を楽しめました。(見終わったあとに実際はどうだったのかなど知るところまで含めて)
この映画が爆発的に大ヒットしたのって、私たちみたいなQueenブーム第三波以降の人間でも耳馴染みのある曲が沢山使われていて、かつ、フレディのセクシャリティにも丁寧にフォーカスしている"今"感と、家族愛、友情、バンドあるある、ライヴビューイング感etc、沢山の魅力的な要素が組合わさっていたからなのかなって思います。
頭で考えるより先に、心が震えました。音楽の力って素晴らしいですね……!たった二時間と少しでこれだけ心を揺さぶられたのは久しぶりです。
この映画に、フレディに、Queenに出会えてよかった。
音楽が素晴らしい、それだけ
友人複数名が「何度も観に行った」とまで言うことと、Queenの曲を聴くには映画館が良いと聞いて、年明け早々観に行ってきました。
結論、「音楽は素晴らしいが、ストーリーがイマイチ」
という印象。ひたすらQueenの流れる曲が素晴らしい。
が、ストーリー展開は何の苦労もなくスターになっていくようなスピード展開だし、名曲の歌詞が生まれた背景とか何もなく…物語の描写がイマイチ。
フレディがゲイだとわかるところとかも含めて、「え?どこでわかったの?」というくらい、メアリーとの会話でしかわからない状態。
んで、苦悩にまみれて薬やアルコールに落ちていき、エイズになるわけだが、その苦悩も単にフレディが傲慢でイライラしているようにしか見えない表現…。
何というか、団塊世代にとっては、大スターだったQueenが青春を思い起こさせ、スマホ世代にとってはこのスピード展開でわかりやすいサクセスストーリーが良く、かつフレディがマイノリティだったのにスターだったという今っぽいかっこよさが、受け入れられているだけに見える。
ただ、40年くらい前に、人種もセクシャリティも宗教もマイノリティで大スターだっとことを考えると、フレディはかなりの重圧な中にいて、そして有り余る才能だったということ。それを分かってQueenの曲を聴くと、見方が変わる。
映画を観終わった後に、Queenの曲がたくさん耳に残って、聴きたくなる。彼らの曲の素晴らしさを余計に強調しているように感じさせられた。
そしてフレディは、本物のビデオを観るとやっぱりパワーとオーラがやばいわ…。
Best of Greatest Hits
3回目鑑賞後の感想。
やはりこの映画はフィクションが入ってようがなかろうが Best of Greatest Hits だ。(言葉変かもしれないけど)
なんだかフレディ自身が、多少都合のいいように美化して作った自伝映画のように感じてきた。
(Fat Bottomed Girlsはだけは納得いかないけど)
自分は35年ファンをやってるけど、Queenというバンドの作る世界はいつもファンタジーとか虚構のようなものじゃないすか。
だったらこの映画も、フレディを題材にした作り物であってもいいじゃないかと思う。
まあブライアン・メイとロジャー・テイラーからの目線が色濃くでている部分があるけど、それはQueenのアルバムを作る感覚と同じだったのかもしれない。
史実と違おうが時系列が違おうがフレディマー・キュリーとは何者か、クイーンとは何か?
わかりやすく、ストレートにエッセンスは凝縮されているではないですか!
作品として凄く良くできていると思う。
結果としてフレディの生き様に心打たれる。クイーンの曲に、詩に感動する!
それでいいのではないかと思う。ファンであれば尚更である。
是非ともスクリーンで!!
昨年より、通常上映&IMAXで鑑賞。
(鑑賞日は直近にしました)
時系列の違い、事実と違う部分もありますが
その改変がラストのライヴエイドをより際立たせていると思います。
フレディ・マーキュリー中心のストーリーではありますが、クイーン4人の仲の良さ、強い絆にも自然と涙が出ました。
初見の時は、もう頭がアワアワと興奮でいっぱいだったので気づかなかったのですが
2回目以後は気持ちに余裕も出来、余り印象になかったジョン・ディーコンが意外に活躍してるんだなってビックリしたり(笑)
こんな小ネタやジョークがあったんだと新しい発見もあるので、そういう意味でもまた見たくなります。
ライヴエイドの再現度の素晴らしさ!!は是非、劇場で体感して欲しいと思います。
期待しすぎたせいか…
スターの孤独
正直、クイーンはほとんど聞いてこなかった。ロック好きだと自分で思っていたけど、全然世界を知らなかったんだなと思う。ロックミュージシャンは、得てして変わった人が多く、早死にも珍しくはない。その裏にある本人の葛藤とか、足跡にはあんまり注目したことがなかった。フレディのステージングの再現度はすごい。肉体的にはゲイで、精神的にはバイセクシャルという性的指向もあるのだろうか。色んな方面に興味をかき立ててくれる映画だった。
昔、ブライアンメイのピッキングを真似して、百円玉でアコギのカッティングをしたことがある。弦が削れて、黄金色の粉がたくさん落ちた。高校1年生の頃である。あの時、もっとクイーンにハマっていたら、自分の人生は今とどのくらい違っていただろう?色んな選択肢をくぐり抜けて、今があるような感じで不思議だ。
Queenの伝説をプレイバック
フレディの苦悩
フレディがバイセクシャルであり、エイズで亡くなったことは小学生の頃にどこで情報が入ったか覚えていないが知った。クイーンの曲もいつのまにか代表曲はほとんど知っている。
だいぶ昔のバンドであるのに、
クイーンやフレディがいつまでも人気があり、今も輝きを放っていると言うのは全盛期は一世を風靡したのだろうと思っていた。
この映画を見て、予想通り世の中を変えるくらいのバンドであり、世界一のバンドといっても過言ではないと感じた。しかし、その影には、フレディの苦悩が存在し、それが曲に表わされていた。。。
クイーンの歌詞にまでいままで注目していなかったが、歌詞はフレディの人生そのものだなと思った。
IMAXで観たこともあり、曲の部分はまるでライブにいるかのように感じた。
DVDではなく映画館で観たほうが10倍くらい楽しめる映画だと思う。
LGBTが昨今世の中で騒がれているが、見方がこの映画を見て変わった。是非多くの方に見てほしい映画である。
等身大のスター
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