ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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クイーンファン歴長いです。何度も観ていているので、文章長いです。
ヴォーカルが脱退してしまったブライアンとロジャーのバンド、スマイル。そこに出っ歯のインド人が加入する。彼はヴォーカルのみならず、作詞作曲演出ロゴデザインまでこなす、稀代のパフォーマーだった。ベースのジョンも加入して、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」をヒットさせる。
最初の20世紀フォックスのファンファーレのギターの音は、ブライアンのもの。それだけでウルっときます。ロジャーと演奏したんだな。
冒頭のダイアナ妃の映像に、ブライアンとロジャー本人が写ってます。
前身のスマイル時代の歌の吹き替えは、なんと脱退したティム本人による再録。
フレディはフレッド、ロジャーはロッジと呼ばれています。ジョンは、ジョニーじゃなくディーキー。確かに地味でジョニーって感じじゃないです。
「ボヘミアン・ラプソディ」のシングルカットの話し合いで、例えられた「マッカーサー・パーク」。歌っていたのは、リチャード・ハリス。ハリーポッターシリーズでも知られた名優と同姓同名の人かと思ったら、ご本人。歌手だったとは知りませんでした。
ボヘミアン・ラプソディは略して、ボラプ。
こんな曲で車の中で首振ったりできるか、というEMI重役。演じるマイク・マイヤーズは、映画「ウェインズ・ワールド」で車の中で首振ってボラプを歌っています。
世紀の名曲を、有名誌がこぞってこきおろしていたのは痛快です。
アメリカのトラック運ちゃんは、アダムランバート。
10万人の「ラブ・オブ・マイライフ」が素晴らしい。
メアリーに「私に何を求めるの」と言われるのは、辛かったろうに。
「ブレイク・フリー」のビデオで、女装の発案はフレディじゃなくてロジャーだったのか。
フレディのソロアルバムで、もめる。けど最初にソロを出したのは実はロジャー。
フレディの父の「善き思い、善き言葉、善き行い」にしみじみ。
ライブエイド演奏直前の緊張感が、ひしひしと手に取るよう。
現代の技術を駆使して蘇った映像に、圧倒されました。
15億人の「レディオ・ガガ」が素晴らしい。
猫の喉ゴロゴロ音が何度も聞こえます。
バイトから帰って、フジテレビのニュース。木村太郎がフレディ・マーキュリーのエイズ感染公表を伝える。やはりそうであったか。翌日バイトから帰って、フジテレビのニュース。木村太郎がフレディの訃報を伝える。泣いた。
何とも素晴らしいドキュメンタリー
波乱の道のりからライブエイドに辿り着くまでを描いた、クイーンのドキュメンタリー作品。
実は初めての鑑賞です。
まず音質が素晴らしい。メンバーが音楽総指揮にいるだけあります。
そしてフレディーがすごい。あとブライアンメイもそっくりでしたね。
また「ボヘミアン」や「ウィーウィル」の誕生エピソードは映像で観ると実に興味深かったです。
そしてやはり出てくる、メンバーやマネージャーとの確執。
何より解散寸前のバンドの転機となったライブエイドのステージ。この再現度がすごかった。
このシーンで劇場で観なかったことを後悔しましたね。
クイーンのパフォーマンスの再現度も、それを映し出すカメラも実に良い。
スタジアムの一体感が本当に素晴らしかった。
作品のここをピークにした作りも上手かったですね、エンドロールのプレイなんて最高ですよね。
何とも素晴らしいドキュメンタリーでした。
あの日に帰りたい
中学生の頃、私はクィーンにどっぷりハマっていた。
友達はブライアンのファンで、私はフレディ。
なんで出っ歯のフレディが良いの?
そういつも言われていた。
私が自分のお小遣いで初めてかったレコードが「オペラ座の夜」だった。
針が擦り切れるほど、聴いていた。YouTubeなんてない時代だから、
声と写真にうっとりして夢想していた。
そして40年振りに私の中に火を付けたクィーン旋風。
待ってましたとばかりに公開初日に鑑賞。
冒頭の「SOMEBODY TO LOVE」で泣きそうになった。
メンバー全員がそっくりなのにびっくり。
(でも、フレディの反っ歯は強調しすぎじゃないの?)
知らなかったフレディの真実の物語。メアリーさんとの愛と友情。
自分がバイセクシャルであることに気づき驚きと苦悩の日々。
それでもメアリーへの愛は変わらなかったこと。
そして何より素晴らしいのはフレディ、ブライアン、ロジャー、ジョンの4人の絆。
孤独だったフレディに最後まで寄り添ってくれたというジム・ハットンの存在
そしてライブエイドの映像は、もう、これぞクィーン。
歌い方、歩き方、演奏の仕方、
完全コピー‼️
そして圧巻の歌声。
フレディ本人の歌声も使用して撮影されたそうだ。
もう感動の嵐とはこのこと。
素晴らしい。
1991年11月24日、エイズによる肺炎でこの世を去ったフレディ。
その類い稀な才能を失ったのは世界の音楽界に、大きな損失だが、
でも彼は完全燃焼してこの世を去ったに違いない。
最後は決して孤独ではなかったと
信じたい。
フレディそしてクィーン、ありがとう。
フレディーの苦悩&ライブ感が凄い!
リアルタイム世代の意見です
私が中学2年の時に2つ上の兄貴が買ってきた2枚組のライブアルバム『Live Killers』が私のクイーン体験のスタートでした。クイーンはなんといってもライブが最高なので、このアルバムから入った私は非常に幸運だったと思います。何百回聴いたことか。
さて本作ですが、皆さんのレビューをいくつか拝読するとこの映画でクイーンを知った方や、曲は聴いたことあったけど正直よく知らなかったという方が多く、時代を超えて未だに新たなファンを生み出しているクイーンってほんとサイコーだなあ、と思った次第です。
私の評価は3.0です。映画自体は本当によく出来ていますのでエンターテイメントとして楽しむならゴキゲンの作品、と言えるのですが、クイーンのファンでクイーンを研究したきた者からすると「ちょっと待って?これは結構違うぞ」となるのです。もちろん映画作品なので創作の部分もあれば押し引きのあるストーリーも必要でしょう。でも私の知っているクイーンやフレディではないよということが結構あり、映画を楽しみたい自分と同時に嫌悪感を感じる自分もいました。
出っ歯をやたらに強調したやり過ぎの演出や、謎のゲイ友人ポール(この人物は映画上の創作のようです)、無闇に退廃的なシーンの連続。新たにこの作品からクイーンのファンになる方は、この作品のクイーンやフレディが今後はリアルになるのだと思うと、リアルタイム世代のファンとしては少々複雑な念に駆られてしまうわけです。
過去に戻れるとしたらLIVE AIDに行きたい
【日比谷映画館にて】まさかの本人?登場
続編作らなきゃダメでしょう‼️
特にクイーンが好きというか、ベストアルバムを持っているので好きなんだろうな⁉️どんなアーティスト、人間にも人生において明暗はあると思う‼️そしてその人の人生を語ろうとした場合、明はもちろんですが、暗の部分にこそ、その人間の真の姿があるような気がしてなりません‼️この作品はクイーンというバンドの明の部分を拡大化して魅せる伝記映画‼️フレディ・マーキュリーになりきったラミ・マレックの演技(この作品以降サッパリなのが気になる)、メンバー同士の人間関係、数々の名曲・ヒット曲たち、そして圧倒的なライブ・パフォーマンス‼️クイーンのファンの方たちにはたまらない作品でしょう‼️ただ伝記映画として観ると落第だと思います‼️クイーンというバンドを考えた場合、フレディがエイズを発症し、急逝した暗の事実と向き合った作品でなければダメだと思いますので‼️そこを無視してしまうと、TVの安っぽい再現ドラマ、もしくはコントと同レベルになってしまう‼️是非、続編を作って二部作として完結させて頂きたい‼️製作のニュースはまったく聞こえてきませんが・・・。
なぜ有難がるのか不思議
ライブエイドがピアノの上のコーラまで完コピ
感動と興奮のライブシーン
なにを書いたら良いか分からない
魂の演技。
5年以上経っても、未だに衝撃を忘れられない作品(過去鑑賞作のレビュー。2018年公開直後に映画館で鑑賞)。
クイーンの最も光り輝いた時代を私は知らない。1990年代の高校生時代、音楽好きの友人から名盤だから、と勧められてアルバム「オペラ座の夜」のCDを借りて聞いたのが彼らを知ったきっかけだった。映画のタイトルにもなった「ボヘミアン・ラプソディ」を聞いたときは「ロックバンドがオペラ?何これ?何でこんなに長いの?歌詞も変だよ」と思ったのを覚えている。その後、「We Are the Champions」、「We Will Rock You」、「Don’t Stop Me Now」といったキャッチーなナンバーにはまって確かベストアルバムを買った(今はもう手元にない)。クイーンは好きなロックバンドになったが、「ボヘミアン・ラプソディ」という曲は私には全く響かない曲だった。※ちなみにMy bestは「I Was Born To Love You」。
で、この映画である。バンドがどうなったのか、フレディがどうなったのかは多くの人が知っている。いまさら一体何を見せてくれるんだ?タイトルが「ボヘミアン・ラプソディ」だし。わからない。しかし、メンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラーが製作に関わっているのだから本物を見せてくれるに違いない!とかなりの期待を抱いて観に行ったが、期待を裏切らない傑作だった。
色々と書きたいことはあるのだが、この映画の見所は、とにかく主演のラミ・マレックの演技!顔が似ていなくても、歌唱が吹き替えでも、フレディ本人がそこに居るとしか見えない。
最後のライブエイドのシーンは、クイーンのライブ映像?という錯覚に陥るようなパワーを感じた。モノマネではない、迫真に迫るパフォーマンス。孤独と死の恐怖と戦いながらも、音楽で観客と一体となろうとする彼の姿をそこに観た。魂の演技である。
フレディとバンドは伝説になった。この作品も映画史に残る伝説の1作になるだろう。
※採点が5.0でない理由は、何度も観たい!というところまで心が動かなかったから、という個人的な基準によるもので、好きな作品であることは間違いないです。
フレディ・マーキュリーの生涯を知った作品。
たぶん3年ぶりくらい
2度目の鑑賞
自分は音楽はジャズしか聞かないので
「フレディ・マーキュリー」という人も
「クイーン」というバンドも
名前を知ってる程度
フレディ・マーキュリーがクイーンというバンドのメンバーと言うことも知らなかった
ただ、「世界的ミュージシャンが、エイズのために45歳の若さで他界した」
というニュースは知っていたので、この映画に興味を持った
たぶん、他の映画ファンとは違う視点で見た評価になると思う
実際の時系列と作品とで違いがあるらしいが
フレディ・マーキュリーというミュージシャンの生涯を知った
なぜ、そのような行動をとったのだろう
なぜ、その選択をしたのだろう
と思う点はあるが
それは本人にしかわからないことだろう
最後の「ライヴ・エイド」の成功は奇跡に近かったのだろう
当初、このライヴに参加すること自体に反対するメンバーもいたのだから
ジャズの世界でも、若くして生涯を閉じた名プレーヤーが数えきれないほどいる
かつて、ジャズ評論家の大橋巨泉氏が言っていた
「仕方ない、天才は一気に才能を出してしまうから」
フレディ・マーキュリーもそうなのだろう
最期の30分は感涙モノの映像
圧巻はライブエイドのステージ。どうやって撮ったのか分からないけど、本当にあの時代の、あのステージにカメラが踏み込んだとしか思えない臨場感が素晴らしい。それを見るだけでも十分もとは取ったと思う。私のような、ライブエイド直撃世代には、本当にその時代にタイムスリップしたかのような気になったし、軽く泣けたりもした。
ただ、映画として見ると、結成前からフレディは完成品で、曲を書く苦悩とか、才能同士の衝突なんかのドラマ部分が希薄な印象だ。挫折して成長する要素がひとつもない。それから、もう少し突っ込んで描いて欲しかったのが、ゲイであることを自覚して、周囲に広がる波紋だとか悲劇的な別れのエピソード。監督のブライアン・シンガー自身、ゲイだと認識されているので、その部分の葛藤には一過言あるだろうに、ゴシップ記者の心無い質問に胸を痛める様子も抑えめの描写だ、今ほどゲイに寛容な時代ではなかったのに。サラッと流れてしまう。それどころか、監督の素行に問題があったということで、途中で降板してしまった。
時期的に、追加撮影とか、編集、ポストプロダクションなどを誰かが引き継いだようだが、クレジットは、ブライアン・シンガーのまま。マイノリティの立場からの主張を代弁するはずが、小児性愛による自らの犯罪行為を告発されて表舞台から姿を消すことになろうとは、映画の出来にも少なからず影響を及ぼしたんじゃなかろうか。
バンドの経緯に詳しいファンの人には、いちいち説明せずとも「あー、あのことか」って分かるようなエピソードが、満載なのだろうが、どれも表層的な扱いで、肝心のドラマの軸が無い。もっと内容を絞り込んで恋人との出会いから悲しい別れまでとか、バンドメンバーの才能のぶつかり合いとか、フレディの音楽的成長とか、とにかく物語りの要素を強調して欲しかった。
製作された背景がまったく異なるが、『ジャージーボーイズ』は、人気のミュージカルを映画化しただけあって、映画の骨格もしっかりしていたし、歌の表現も素晴らしかった。さすが音楽に造詣が深いイーストウッドだと妙に納得したものだ。それに比べたらこの映画、確かに光る部分はいくらか見られるものの、サラッと終わってしまって、何も残らない。ちなみに歌は全てクイーンの演奏が使われたようで、実際の俳優たちのパフォーマンスではないように見えた。
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