七つの会議のレビュー・感想・評価
全527件中、81~100件目を表示
日本の組織の闇に立ち向かえるか
とても面白かったです。
原作未読です。半沢直樹好きなので観ました。
(半沢直樹の)オネエじゃない黒崎や、気の弱い渡真利を見ているようで、不思議な感じがしました。大和田のキャラはほぼそのまま笑。
ほぼ半沢キャストだったので、嬉しいような、違和感があるような変な感じがしましたが、それは初めだけ。すぐに物語の中に惹き込まれました。それぐらい面白かったです。
パワハラや左遷騒動の裏に隠れた組織の闇。登場人物それぞれの立場や思惑。それらの全貌が少しずつ見えてくるので最初から最後まで目が離せません。
一人の社員のノルマ達成の為の不正と思いきや、そうでは無かった。掘れば掘るほど不正の闇が深まり、会社ぐるみ、組織ぐるみの隠蔽が明らかになっていきます。
’会社のために’、’組織のために’、、、日本の侍魂は美しいと言われますが、それも行き過ぎると人の心を蝕んでいく。心を病む者もいれば、見苦しい保身に走る者もいる。上に立つ者は汚い奴ばかり、と一言で片付ける事も出来ず、そこには組織という和にがんじがらめにされた会社員の悲哀も感じられ、切なくなってきます。
社内での醜い足の引っ張り合いも滑稽でしたが、身近な所でも似たような事が起こっていそうで笑えません。
そんな中、自分が正しいと思う事に向かって突き進む主人公八角、とても魅力的でした。謎が多く、最初は作品の中で浮いているように見えたのですが、徐々に彼の過去が明らかになってくるにつれて惹き込まれていきます。
組織の闇に対しブレる事なく立ち向かっていく八角、格好良かったです。組織のお荷物にしか見えなかった彼が、実は心に傷を抱えており、二度と同じ間違えは起こさないと信念に従って真っ直ぐ進んでいく姿に感動しました。
八角のように捨て身の覚悟で不正に立ち向かっていける人間は現実にはあまりいないでしょう。
悪い事は悪いと言えれば、きっと不正は無くなるのかもしれません。しかし、八角がラストで断言していたように不正は無くなりません。人と人との繋がりを変に重んじる日本人の特性なのでしょうか?組織やチームの和を大事にし、そこから出されれば負けだと思ってしまう。そう思ってしまうのはなぜなのでしょう。
悪い事は悪いとはっき言える人間になりたい。それができればどんなに気持ちいいだろう。でも世の中渡っていくためにはそうも言ってられないのが現実です。
正しい事をした人が報われ、悪い事をした人が罰せられる。当たり前の事なのに、現実はそうで無い事もあります。当たり前の事が当たり前に起こる世の中に少しでも近づけていけたら、、、色々と考えさせられます。
時代劇
池井戸作品はどれも同じような配役。同じような起承転結。きっと水戸黄門のような勧善懲悪の時代劇好きな人をターゲットにしているんだろう。太鳳太鳳が出てるので最後まで見たが。。それにしても池井戸潤の反日っぷりはすごい
ねじ データ偽造とその結末
隠蔽。
タイトルに惹かれて見た。あと「半澤直樹」のキャスト、スタッフが多く関わっているので。
御前会議までの六つの会議があったかなかったか
どの会議を7つにカウントするべきなのか。
どの会議が本ストーリーに関係しているのか。
主題はねじ。
現実的には起こり得ないねじの強度問題。
相当な負荷がかかるため、高い水準の品質が要求されている部品なのに、それを営業部の一社員の責任で、
データ偽装して新規の発注先と結託し、強度を下げて会社の利益を水増し。
ネジの品質を下げてコストを下げ、利益を上増しするということが許されてしまう。いや、許されてはいないのだが。
まあほんとは一種類のネジだけでこんな物語は生まれないのは分かります。かなり強引な、テーマの単純化が行われているので、専門家や技術者であればあるほどひっかかるところもあると思います。
安全性や耐久性は、専門家しかわからない。
ネジそのものについては、比喩であると思う。
これに似たようなことは起こりうる。
力作。半澤直樹の世界。
堺雅人のいない半沢
池井戸潤原作で、キャストも演出もほぼ半沢なので(またあのパターンね..)と予想していましたが、予想的中。またあのパターンでした。
ただ、主人公である野村萬斎が強烈なスパイスとして存在しているので池井戸作品を見飽きた人にも一見の価値ははあります。
グウタラでダメ社員なはずですが、全てを見透かしているような野村萬斎演じる八角が見ていて凄く面白いです。
物語序盤、登場人物の会話中に突然背後から現れたり、近づいてきた人間を地方に飛ばしたり、どこかホラー的な存在として物語に登場します。もちろんそれだけで終わらないのが池井戸作品ですが。
安定の役者陣はもちろん上手いので見る価値はあります。ハズレ映画を引きたくない方にお勧め。
劣化半沢?
どうにもね、2時間で詰め込みすぎた為にキャラへの感情移入がいまいちでしたね。
半沢ドラマメンツの作られてしまっている俳優陣頼みという感じがしました、でも半沢ほどの個性もでてないしじっくりキャラ作りがされていないのでなんだか半沢直樹のドラマをめちゃくちゃ薄味に作られたようなイメージでしたね。
野村萬斎に関してはさすが個性が強くてよかったです。
ドラマでもあったようで、見てませんがおそらくそちらのが面白いんだろうなあと。
まあ、この映画で伝えたかったのはラストに集約されてるんでしょうね、必ずしもサムライ魂が正論ではないって事。
名演技
アマプラにて。
原作を知らず、半沢直樹と同じ方だと知らずに鑑賞。
なんか出演者同じだな〜と思ったら池井戸潤なのね。
作品はとても面白った。
まず野村萬斎様の演技。もう一人映画でもいいだろってレベルで素敵すぎる。所作、表情、間、どれをとっても最高すぎる。ちょっとわざとらしい感はあるけど。
周りの演者も最高。カマキリ先生、ラブリン、ミッチー。みんな大好き。
世界観にぐいぐい引き込まれて、最後の結末まで飽きずに見られた。
半沢直樹の下位互換という印象
野村萬斎さんに罪はないが、キャストや題材からどうしてと半沢直樹と比べてしまう。
特にキャストはなぜもっとガラッと変えなかったのかと思う。及川さんの半沢直樹スピンオフ作品だと言っても通るんじゃないかと感じた。
ラストの大和田ぶ…いや、香川さんの力のこもったお芝居はグッときた。
割と面白かった。
2時間は少し長くは感じるもラスト付近も少し感嘆し楽しめました。
が、ドラマ半沢直樹のキャストばかりなのは原作が同じ池井戸潤だからなのか同じ人ばかり起用。何故なのか少し気になる。メガネのドーナッツの女性がかわいい。
少し気になるのが主演の野村萬斎やミッチーなどの全体的なキャストの演技がわざとらしい(監督の指示なのかもしれないが)
話はおもしろかったけど、
冒頭の緊張の会議のあとの、主人公、「八角」の寝起きやオフィスでの芝居からなんかわざとらしくてヘタなかんじに見えた。
それ以降、他の俳優がいいだけに、その主人公の表現や芝居に初めから拍子抜けした。
主人公ものらりくらりした、風変わりなキャラなんだろうけど、なんかなー、「ヘタな」、棒読みのような、話し方、笑い方が安っぽい芝居の印象だった。
ブサイクなアニメの主人公の実写版みたいなキャラの雰囲気や演じ方に、見てて抵抗というか違和感もあった。
周りの俳優がいいだけに(笑)
ま、その主人公もあえて意図してそういう演じ方だったんだろう。
歌舞伎か狂言かわかんないけど、顔もノペーってしてるかんじで、まだオリラジの人の方がカッコよく自然でうまく見えた。
ストーリーは興味深くおもしろくはあったけど、俺にはその主人公のクセのある顔や芝居が気になってしょーがなかった(笑)
ハラスメントと闇
面白かった!池井戸ドラマファンは必見✨✨
キャストが半沢や下町ロケット🚀など、
池井戸ドラマ出演者ばかり。
ハラスメントから始まった、不自然な人事異動には、裏に隠された秘密があった。
やっぱり、日本の企業なんて、誠実ではないところばかりなのかね。。
パワハラが生んだ悲劇は、沢山あると思う。
役員の思うまま、ハラスメントを処理するのではなく、ちゃんと見直さなきゃならない。
誰かが勇気を持って告白しないと、変わらないのかもしれない。
企業の闇を見た気がした。
空飛ぶタイヤと重なる。
半沢直樹の後で
あの雰囲気をもう一度味わうために見た。
野村萬斎は、のぼうの城の怪演が印象に残ってるけと、
半沢出演者の濃い演技まったく引けを取らない存在感。
一見ぐーたらだけど本当は凄い役柄を、できるなら
美味しんぼの山岡士郎もやったらどうだっただろう?
と思ったりもした。
社内政治というか出世て大変ね
ここまで縦割りというか、政治のような会社にいたことがないんやけど、おもしろかった。
半沢直樹みたいなもはやコント?感も薄くて、違和感は少なかったかなぁと。なーんでみんな悪いことしちゃうかなー同調圧力てあるよねーとかふわふわ思いました。
いい映画見た
久しぶりにいい映画を見たなと思いました。
登場人物がそれぞれ特徴的な所が魅力的でまずそこから引き寄せさられました。
主人公がぐうたらでダメ社員というレッテルを貼れているが本当は、裏で色々と動いていた。
この物語の大きな部分として個人の責任という部分よりも組織としてのノルマをこなしていかなければいけないという体質的な部分が世の中で広まっている。
その事を自覚しているか?と言われてような気がしました。
他人の命が関わるような事が起きようとしていてもそれよりも大事なのは自分の事ばかりで責任に対しても他人のせいにする。
人としてもっとも真似したくない部分だけ現実では起きているのかと思うと少し怖くなりました。
映画のようなヒーローみたいには、なれないかもしれないけど自分の事にせめて責任を持てるような人にはなっていきたいと思いました。
みんなそれぞれの演技がすごくて観ていても2時間があっという間でとても面白かったです。
分かりやすく面白かった。
ドラマ版「半沢直樹」が好きで、
池井戸潤原作のドラマ、映画は全部観てると思うのだけど、
半沢2はやりすぎ演技に目が行って、
結局何の話だっけ?と思ってた自分には
こちらの作品の方が乗れた。
主人公の謎なキャラクター。
どうもヒーローぽくはない。
香川照之も完全な悪者ではなさそうだ。
と前半のふりが効いててどんどん世界に入って行けた。
会社のトップが俯瞰で見て会社の隠蔽を正して行くではなく
会社のどちらかと言うと立場の弱い人や、
追い詰められた人たちが会社が隠してる謎を解いて行き、
八角に辿り着き、
さらにデカい問題に発展して行くという構図が面白かった。
野村萬斎さんの台詞回しが少し苦手意識があって、
なんかリアリティ無さ過ぎないか?と思ってたけど、
八角のキャラは怪しさがマッチしててとても良かったと思う。
池井戸潤作品オールキャストって感じの豪華さも
見てて楽しかった。ラストにあの人まで!
不正はダメ🙅♂️
たかが座席のネジの不正
そう思ってしまう時点で不正を軽視してしまっているのかもしれません。そのような不正が起こらないような環境が今後作られていけばいいなと思いました。
半沢直樹を観た直後なので、キャストの面々だけでも楽しめました^ ^
久々に見ごたえるのある映画
リコール隠し。池井戸潤作品にありがちな、ワンパターンな話のようではあるが、野村萬斎はじめ出演者が好演。最後まで、飽きる事なく見る事ができた。ここまで熱中して見た映画は久し振り。さすが池井戸潤だなと思った。不正はなくならない。営業成績をあげるためには偽装もする。よくありそうな話ではないか。日本のサラリーマンの悲哀を感じる。その点はリアリティがあったと思う。実際のボルトの強度がどうだとか見る側はそんなリアリティさは求めていない。他の人のレビューでズレてるなと思った。ナンセンス。
鹿賀丈史に拍手!!
これだけの曲者俳優を揃えて起きながら圧倒的演技力を魅せつける鹿賀丈史!感服!!
最後の野村萬斎の演説は無しにこちらに答えを任せる形で終わっても良かったのでは?もしくは映画全体でそれを感じさせてください!最後にいいたいことを言うだけではスマートじゃないし、響かない。
ストーリーは満点です。
半沢直樹同様、北大路欣也はまた無能役です。
全527件中、81~100件目を表示