フォルトゥナの瞳のレビュー・感想・評価
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ストーリー展開がしっかりしてて見やすい!
この映画は起承転結がとてもうまく構成されていて見ていて見やすいし、見ている側が映画に引き込まれるような内容だった。主人公である木山慎一郎(神木隆之介)が能力とどう向き合っていくのか、どう生きていくのか、彼女との関係など、見所がたくさんである。
この映画は恋と能力の2つの主な土台で描かれていて最後の結末にはとても感動、衝撃を感じさせるものだった。
そしてこの映画の楽しみは内容だけでなく映画の主題歌であるONE OK ROCK『In the Stars』も聞き入ってしまうようないい曲でこの映画はかなりよかった。
最後は必要なのだろうか
有村さんと神木さん、期待するなという方が無理。
そして期待通りに楽しみ、そして涙を流すこともできた。二人の出会い、付き合っていく間、いずれも三木監督の得意とするところ。とてもしっくり、こちらまで幸せにしてもらった感じ。
そこまでは言うことなしなのだが、最後のどんでん返しというか、の部分は果たして必要なのだろうか?
原作者の百田さんの話は、天地明察も永遠のゼロももちろんとても面白い。ただ、TVドラマ脚本家経験のせいか、サービス精神豊富というか、どんでん返ししないと気がすまないかのように感じる。
今回のそれは、監督が途中に入れた思わせぶりなシーンから、なんとなく予期される内容だが、それがあったからすごくよかったかというと、自分には疑問だった。
もっとストレートだったら、どんな終わり方になっていたのだろう。
三木監督は、女優を輝かせて撮ることには本当に長けていると思うので、いつまでも、そこだけに特化したらいいのではないだろうか。女優の輝きとほんのちょっとのドラマという感じで。PV経験が豊富なことから、ほんとうにそこは長けていると思う。歴代作品を見ても明らか。ホットロードののん、ソラニンの宮崎あおい、アオハライドの本田翼、アポロンの坂道の小松菜奈、いずれも主役であろうと準主役であろうと、結果は「女優が輝いていた映画」になる。これって、ひとつの才能だと思います!
前半で書いたように、全体としてはきっとみんな満足できる映画だと思います!
良いお話だけれども
泣けなかったけど
素敵な作品。
SF的破綻
出来の悪いSFを何とか脚色して恋愛ストーリーに持って行ったが、最後でSFに戻したため結局SF部分に足を引っ張られた感じだ。繰り返される墜落事故のリフレインは伏線のつもりだろうが、これは葵に違いないとネタバレすることになるし、足の不自由な医者もちょとは匂わせているのかもしれないが、同じ生き残りとしておいた方が納得がいったのではないか。そうなるとストーリー的に矛盾が出てくる、被害者の会等があるはずで犠牲者同士が知らないはずがないし、それに同じ能力をもつ葵の行動にも矛盾が生じこの物語は破綻してしまう。ちょっと不思議な物語としてタモリの世にも不思議な物語どまりにしておいた方が良かったのではないか、それにテンポも冗長すぎる。それと斉藤由貴が魅力的で二人だけの場面が多いので不倫物語にならないかとひやひやした。
愛が切なさを煌めかせる
切なくも美しくももどかしくもある。
三木監督の映画は、光の加減や、感情表現が素晴らしい。
「陽だまりの彼女」や「僕は明日、昨日の君とデートする」のように、淡くも切ないラストなんかなのに、何故か爽やかさが残る。
本作品も同様にだ。
共通しているのは「誰かを愛する」という思いかと思う。
誰かを愛し、愛しているというその思いがその切なさを超えて、"永遠の一瞬"とでもいえる煌めきを放っているのではないかと思う。
ここで言う愛は、自己犠牲とも言えるような、愛の極限のことなのかも知れない。
決して思い上がった愛じゃない。
見返りを欲しがる愛じゃない。
神木くん演じる木山慎一郎が、かすみん演じる桐生葵が、最後に残された選択のなかで何を取るのか、そして、何を捨てるのか。
人を本当の意味で愛するって何なのかを考えさせられる映画でした。
何か最近潤いが足りてないなって思う人とか、人に優しくできないなって思う人には観てほしいです。
「僕は明日・・・」の監督だったのですね
切ない ラブストーリー
原作未読で 映画を観ました。
展開は 読めるものの ストーリーに 引き込まれ
ラストは 本当に 切なくて 涙が止まらなかったです。
神木君の 目で魅せる演技 繊細な表情 今までにない 大人な感じ すごく格好良かった!
架純ちゃんも すごく可愛いかった!
また 観に行きます!!
何となく序盤からある程度ストーリーの予測がついたんですが…(^^)...
後味のすっきりとした佳作
冒頭のロールで原作百田尚樹という文字が出て少し驚いた。百田尚樹は「南京大虐殺はなかった」などと発言しているアベ応援団の一人である。席を立とうかと一瞬迷ったが、原作者の人格と映画作品は別であると思い直した。
ストーリーはかなりのご都合主義で、展開に無理があるシーンもいくつかあったが、神木隆之介の達者な演技でなんとかカバーできていた。演出の力も大きかったと思う。脇役陣の配役も十分で、時任三郎と斉藤由貴の夫婦が作品にリアリティをもたらしている。
相手役の葵の有村架純はもう少し奥行きのある演技をしてほしかった気がする。主人公の年齢から推定すると葵は25か26歳くらいの筈だが、普段着の女子高生くらいにしか見えなかった。原作の人物造形が浅かったのかもしれない。素直でとても可愛い女性の役としては、十分な演技ではあった。決して下手ではない。主人公に癒しと安らぎを与える女性で、可愛すぎて何度か泣けそうになった。
原作の役割は特殊な目を持った主人公というアイデアが主体だろう。主人公を英雄扱いしない演出は好感が持てる。伏線はすべて拾われており、後味のすっきりとした佳作である。
いい話でした
実はこういった類のお話(現代ファンタジー?)はあまり観ないのですが、それでもよくまとまっていて楽しめました。
お話の配分としては、恋愛50%ドラマ+サスペンス50%ぐらい。
サスペンス大好きで謎と向き合う、というタイプのお話が好きな私としてはやや物足りない感じでしたが、
そもそもそういう映画ではないらしい。。。
最後まで観ると「ああ、なるほど」となる作りです。
ややベタな設定でご都合主義っぽいところはありますが、まあそんなものと思えばあまり気にならず。
主人公2人がだんだん近づいていく段階が可愛くてキュンとするのも良かったです。
また、個人的には志尊淳くんの前半の荒れたお芝居が新鮮で、全編通してとてもいい味出してました。
カップルやお友達とちょっと泣ける映画を、と思っている方は楽しめるのではないでしょうか。
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