劇場公開日 2019年1月25日

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ジュリアンのレビュー・感想・評価

全51件中、21~40件目を表示

4.5精神をガリガリと削ってくる作品

2019年2月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

観なくてはならない作品なのかもしれない。思い出すだけで怖くて悲しくて心臓痛くなるけど…

他人事で済ましてはいけない。
ジュリアンは終始誰にも助けを求めていない事に心が引き裂かれそうになる。
自分が我慢し頑張らなきゃ…とずっと堪えているあの姿、私達大人が周囲が気づかなければいけない。
そんな事を深く考えてしまう作品であり、精神を削られたような感覚に落ちる作品。

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豆

3.5孤独

2019年2月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

最近ニュースになった千葉の女の子の話しなど、虐待は昔からある。ほぼ弱い者が犠牲に。

ストーリーの中でもあったけど、DVする人は精神的な「病気」

過去や現在の自分の取り巻き全てに不満や不安を抱えてて、その反動で家庭では支配したがる。行き場の無いイライラ感を人にぶつけて…

アントワーヌの父親が「ここは俺の家だ!」の追い出すシーン。
母親は「勝手にしなさい」
この両親からも見放された途端、アントワーヌは狂ったのだ。

孤独

人は孤独じゃダメだと思う
孤独が人を蝕み、狂気を起こさせる

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H1DE!

3.0もう一展開あるのかと思った

2019年2月17日
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鑑賞方法:映画館

確かに面白かったし、ジュリアンの優柔不断なところとかはわかるんだけど、もう一展開あるのかと思っていたのでストレートに話が進んでいくのがアレって感じだった。

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なかわんくま

3.0両親の板挟みになって苦しむジュリアン君

2019年2月17日
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鑑賞方法:映画館

巨体で迫り来る父ちゃんの前で、必死ですぐバレそうな嘘をつかなくてはいけないのが、可哀想すぎる。母親も含めもうちょっと上手く立ち回れなかったか…。
明確に説明されていないところもあるが(特に姉関係)、別に気にならない。
エンドクレジット中は無音ではなく、ずっと音がしていると思ったが…?

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なお

5.0ちょっと冷静な評価や分析はできません

2019年2月15日
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鑑賞方法:映画館

怖い

見なきゃ良かった…。
つらい。

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日高雄介

4.0DV追体験サイコホラー

2019年2月12日
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外面のいい、良心のない旦那。家族を支配したい、家長として振る舞いたいという欲望からのDV。息子自身への執着よりも、息子を通して、妻や娘への支配力を回復したいように見える。
冒頭の調停シーンの夫婦それぞれの顔の演技や、ライブシーンで慌ただしく出入りする人々とそれを見るステージ上の娘による不穏さの演出はさすが。

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jinmin

1.0なんだこれ!

2019年2月11日
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鑑賞方法:映画館

期待はずれでした。

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かん

3.0サスペンスでした

2019年2月11日
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鑑賞方法:映画館

最初のシーンでDV関連のストーリーという事は理解したが、内容はほぼほぼサスペンス。国が違ってもDV夫の性癖は変わらないのね。ジュリアンの姉のとあるエピソードが全く意味不明

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hanataro2

5.0ここ20年見た映画で一番怖かった。

2019年2月11日
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DV夫アントワーヌから逃げ、ミリアムはひっそりと暮らそうとしていたが息子ジュリアンの面会権を取られてしまい、二週間に一度はアントワーヌにジュリアンは会わなければいけなくなってしまう。ジュリアンは執拗に母に執着する父親から必死に母を庇おうとするが…

静かに積み重ねられるDV夫アントワーヌのピリピリとした精神に気を使う周りの人々。決して台詞には出ないけれど、それによってこの家族はどんな嫌な目に遭ってきたのかを想像させられる。

家族という閉鎖環境。
きちんと法的手続を踏んだにもかかわらず、DV夫に会わければいけない怖さ。

司法も頼りにはなれないとしたらミリアムやジュリアンは何に助けを求めればいいのか…ジュリアンの姉のジョセフィーヌの歌っているシーンの目の動きが不安さを語るように、彼女たちは何にも守られていない。

車の中のシートベルトをしていない時に鳴るあのピーピーと言う不快な音がこの映画のBGM。

ハネケ映画のような神経に障る嫌さの先にDV夫がモンスターとして描かれる後半。

この映画はホラー映画だと思う、けれどそのモンスターは隣の家庭にいるかもしれない。

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Ishikawa Pero

3.5ドキドキ

2019年2月8日
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途中までは、離婚した夫婦が子どもを取り合う普通の話でイマイチ だなあと思ってたんだけど、徐々に父親の狂気が現れてきて、何かが起こりそうな予感を感じさせます。
正直やっぱりそうなったかあ、と特別意外性は感じないのですが、結末に至るま でのそろそろ 何か起こるぞ、っていうドキドキ感がすごいです。

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DAI

4.0真正面、ストレート

2019年2月8日
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鑑賞方法:映画館

DVのため離婚しようとしているのに、裁判ではその事にはほとんど触れず共同親権が認められてしまう。

暴力にさらされ続け、萎縮し凍りついたような母親、彼女を守りたいができない息子、両親からとにかく離れたい娘。

表情がいい。
DVは病気なのかな?
家族だけが知っている、この男のもう1つの顔ってかんじだ。

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Momoko

3.0リアリティが怖い

2019年2月6日
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想像していたよりもリアリティがすごく、緊迫感がありました。
ジュリアンの悲しい顔や恐怖を感じている顔を見ているとこちらまで泣きたくなってしまうほど感情移入もできましたし、嘘をついている場面ではこちらまで緊張しました。
また、前半は夫にも感情移入してしまいそうになりましたがどんどん感情が激しくなって暴力的になっていき、何を考えているのかわからない表情がまた怖かったです。
映像やテンポもあまり無駄がなく(パーティーのところ以外)、カメラのアングルもこだわっていて私は好きでした。

ジュリアンの姉の存在が生かしきれてなく、何を伝えたいのかよく分かりませんでした。
予告どおりに嘘をつくところなどに期待しすぎるとあまり面白くないと思います。

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jesse

3.5人間の怖さ。最早ホラー。

2019年2月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い。
冒頭の調停のシーン。観ているこっちとしては明らかに母親側になりたくなるのに、そうもいかないのだなあという不穏感から始まり。
父親の恐ろしさよ...。ポスターにも使われているジュリアンのあの表情をこっちもしたくなる怖さ。上手く取り繕っているようで決して何者も受け入れない恐ろしさ。怖かった...。
ラストは本当にどきどきした。箍の外れてしまった男の怖さ。最早完全にホラー。
画面の切り取り方が美しくて、それぞれの視点、不穏な感じが上手く出せていたと思います。ただ伏線だったのかな?と思えたシーンがあんまりうまく使われていなかった気もする。あまり詰め込み過ぎるのも、と思いつつもあのシーンは何だったのかしら、と思えるところがいくつかあった。

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andhyphen

2.5いつからそうなったのか

2019年2月4日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

2019-013@アップリンク吉祥寺パルコ

映画の序盤で僕の2つ隣の席にいた女性は寝息を立てて寝ていた。映画の中盤、僕の左隣に座っていた男性は物を床に落としてしまうほど深く眠りについていた。
それもまぁ、仕方ないと思える内容ではあった。

この作品を、1つの物語として見ると肩透かしを食らう。これはきっとこうなんだ、ここからもっとこうなるに違いない、って言うのをことごとく裏切ってくれる。観方を間違えてしまったかもしれない。
たぶん、映画が始まるより前の時点で1番重要な部分は解決してしまっている。
皆が自分勝手な中ジュリアンはかわいそうだった。

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まん坊

4.5DV家庭のリアル

2019年2月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

普通の虐待されてる家族の物語とは違ってこの映画は離婚調停から始まる。この時点ではまだどちらが嘘をついているかとかわからない。
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そこでジュリアンは父親とは会いたくないと主張するんだけど結局父親の意見が認められて週末は父親と過ごすことに。徐々に徐々に父親の本性が出てきて最終的に大変なことになるんだよね。
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最近でも女の子が父親に虐待で殺されちゃった事件あったけど、これ見て思うのは家庭裁判所とか児童養護施設はもう親のことを最初から悪者だと思っていいと思うんだよね。
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変に親に同情したり親は子供のことを絶対愛してるはずっていう固定観念があるから結局子供が殺されちゃったりするんだよ。

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せつこん

2.5そこまでになりますか?

2019年2月3日
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鑑賞方法:映画館

予告からはもっと何かあると言う感じでしたが、内容的に不満足
母親がしっかりしないから子供が苦労する
そんなに怯えている風でなかったのに最後のシーンは少し不可解
パーティーのシーンの無駄が無ければもう少し良い評価でした
なぜ歌ってるシーンが長い?
(No.5)

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シネパラ

4.5完成度の高い傑作

2019年2月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

 導入部分からすぐに物語の設定が飲み込めるようにできている。法律家同士が互いに落とし処を探り合いながら交わす早口の会話から、期せずして登場人物それぞれの相互関係の温度まで伝わってくる。期せずしてと書いたが、勿論それが演出の狙いでもある。
 ジュリアンと男のシーンは観ていてつらくなるが、男の理性が次第に蝕まれていく様子が手に取るようにわかって、こちらにまで危機感が伝染してくる。猛獣と一緒の檻に入っているような感覚なのだ。そしてそこから大団円、さらに結末に向けては一本道で、無駄なシーンはひとつもない。二時間があっという間だ。起承転結のお手本みたいな作品である。

 邦題は子供の名前である「ジュリアン」だが、原題はフランス語の「Jusqu'a la garde」である。翻訳が難しいが、la gardeを親権とすれば、「親権まで」となるのかもしれない。フランスでは離婚の原因がどうあれ、両方の親の親権が認められることが多い。しかし子供の人権を保護するためには現制度でいいのか、疑問が残っている。
 物語の最後になって漸く、原題の仕掛けに気がつく。そして最初の調停のシーンがとてつもなく重要な意味を持っていたことがわかるのだ。

 ジュリアンを演じた子役をはじめ、役者陣の演技は本当に見事で、最初から最後まで映画の世界に引き込まれっぱなしであった。完成度が相当に高い作品である。

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耶馬英彦

4.0母子を守るのは一体何なのか

2019年2月3日
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鑑賞方法:試写会

予想外にラストは恐ろしさからの号泣の作品だった

これはある家庭におけるDVを描いた作品

そんな映画を観ながら思い出したことがある

それは大学時代の友人の話

大学を卒業してから数年後、大学時代の同級生A君が結婚したという話を聞いた

その時、私は普通に
「そうかA君は結婚したのか」と思った

A君は、結婚して良い家庭を築きそうな人だと思っていたからだ

しかし、それから数年後、友人からA君が離婚したと知らされた

あまりの早さにビックリしたので事情を聞くと「妊娠してる奥さんに暴力を振るったらしいよ」と、これまた驚きの事実を聞かされた

その瞬間、さーっと体中の血の気が引いたのを覚えている

A君は、大学時代に一緒によく遊びに行った友人で、日頃から人に暴力を振るうような人ではなかった

しかし、結婚して家庭に入った途端、私たちの知らない「内弁慶の顔」が出たようだった

それ以来、DVというのは、周りの人には分からないところで密かに行われているもので、だからこそ、他人にはなかなか理解してもらえず、恐ろしいものなのだと思うようになった

この映画は、そんなDVの難しさをジュリアンという息子の視点で描いている作品だった

ジュリアンの両親は離婚しているのだが、父は裁判所でジュリアンとの面会日を要求する

どんなに母が夫のDVを訴え、息子が父に会いたくないと言っても、司法は父に最低限の権利を与えてしまう

市民を守るべき法律が、全く機能していないのだ

そこから事態は恐れていた方向へと向かっていく

司法が守ってくれないなら、誰が熊みたいな暴力男から か弱い母と息子を守るのか

現実世界では、ラブコメでよくあるようなムキムキのヒーローが突然現れるわけではなく、都合よく父に事故が起きて痛い目にあうわけではない

その実態は
深夜に押しかけてくる夫の恐ろしさに怯え、ベッドで泣きながら震えている母子が大勢いるということなのだ

一体、何のために司法はあるのか
そんなことを
考えさせられた作品だった

いやはや、本当に恐ろしかった

結婚生活に人には言えない悩みを抱えている人に、是非、観て欲しい作品

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とえ

3.0期待はずれ

2019年1月30日
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中途半端。
父親は、クラーナハが描いたザクセン剛胆公に似ている、父親に何か秘密があるのかと思いきやただの暴れん坊だった。ジュリアンの姉は、何か秘密を抱えていて、それが何か問題になるのかと思いきや、何もない。
衝撃の結末とは、その事なの⁈って感じで、ジュリアンの伏し目勝ちな表情も伴って思わせぶりで中途半端な感じの映画だった。

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はなも

3.0音の怖さ

2019年1月30日
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鑑賞方法:映画館

怖い

どんな音にも自分自身がびくつく方なのでとても怖かった。まして元・夫の怒鳴り声は言わずもがな。「狩猟」という言葉が出てきたので心の準備をしておいてよかった。パーティーの場面、歌っている彼女がちっとも楽しそうでなく終始不安そうだったのも怖かった。トイレの場面、他の方がレビュー・コメントで書いてらしたように、私も妊娠検査薬だと思った。結果は陽性だったんだろう。でも彼氏には言わず(言えず?)、その彼は呑気な笑顔で彼女と歌ってる。ここにも男の悪い意味での脳天気さを見た気がする。
この映画で改めて思ったのは、事前に出演者のインタビュー動画とか見ない方がいいな、ということです。今回、勝手に盛り上がって想像して、結果、期待はずれでした。

発見(遅い!)
怖いお父さん役のドゥニ・メノーシェは「イングロリアス・バスターズ」冒頭のフランスの酪農家のお父さん役だったのですね!「悪なき殺人」で主役のミシェルをやるとのことで楽しみです☺️

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talisman