ジュリアンのレビュー・感想・評価
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どこにでも起こりうる事件
傑作ですね、偏った見方をする作品では無いのですが、どうしてもそういう風に見てしまいがち。
日本語タイトルがそれを引き起こす過ちだと思う。(原題は親権)
この映画が本当に恐ろしいと観客が感じるのは、自分と似てる環境に恐怖潜んでいる…と感じた瞬間だと思う。
子役が演技していると思えない。
最後にどんでん返しがあるかと思いきや、思った通りの結末で終わってし...
最後にどんでん返しがあるかと思いきや、思った通りの結末で終わってしまう中途半端な映画だった。
期待ほどでは
期待ほどのものではなかったけれど、ほどよい緊張感が味わえる映画でした。母親を守るために必死で嘘をつくジュリアンの姿はついつい応援してしまいたくなるようなものがありました。
音楽なしで、ただただ静かに効果音を流しつづけるエンドロールも素敵。
あの男
離婚した夫婦と子供達との関係性をめぐる話。
裁判所で弁護士を交えて互いの主張と条件を述べあうも、そこに至る背景・主張について食い違いをみせるという始まり。
どちらの言い分もも胡散臭さというか誇張されている感じがある中でフラットにみられるか、どちらか一方に偏心するかでその後の印象がかなり変わりそうな感じ。
主にジュリアン君と父親とのやり取りで話は進んで行くが、含みをもたせた展開から徐々に狂ったものをみせていく様子は恐ろしく、激しく、緊迫感がもの凄くて最後はかなり引き込まれた。
自分がみた劇場はかなり恵まれていて完全に無音だったけれど、この作品のクライマックスでのガサガサバリバリ雑音はやめて頂きたいと切に願う。
耳を研ぎ澄まして観るべき映画
試写会で鑑賞。離婚協定中の夫婦、とその子供たちの話。母を庇おうと幼いながら知恵を尽くすジュリアン。母と父、どっちが本当のことを言ってるのか最後まで分からない。姉ちゃんのトイレのシーンが好き。ラストシーンは衝撃。音のないエンドロールは新鮮で、頭の中が整理できた。
緊迫感が凄い
日本は離婚後に単独親権になりますが、フランスでは共同親権となります。
そしてこの作品は共同親権を題材としており、母親視点・父親視点で見方が変わり、非常に興味深い作品でした。
終盤に近づくにつれ、どう展開していくのか緊張の連続でした。
子供が幸せに生きるには親がどうあるべきか、考えさせられる作品です。
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