こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のレビュー・感想・評価
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夢を追いかける姿に注目
大泉洋演じる主人公・鹿野靖明は、難病の筋ジストロフィー症ながらも病院や施設に頼らず自分の家で生活するという1990年代当時では決して普通ではない存在であり、障害者の中では、注目の的であった。ただ、彼一人ではできないことも多く、ボランティアスタッフが支えたのであるある。多少わがままな彼をボランティアスタッフの献身的なサポートもあって、主人公は最期まで夢を持って生きることができた。医学生のボランティアスタッフ・田中を三浦春馬が、また、その恋人であり、ボランティアスタッフに加わった自称教育大生・美咲を高畑充希が演じた。この作品は、障害者を主人公とした映画ではあるものの、その周囲のボランティアスタッフもまた、人生において試練を与えられているところが見どころであった。田中は、学業とボランティアとの両立に励む一方で、自分が本当に医師を目指して良いのだろうかと自問自答する。そして、美咲は、医学生と合コンをするために教育大生を騙り、のちにその嘘が露見し、少しずつ二人の距離は広がる。さらに、二人の関係性に水を差すかのように、主人公は自称女子大生の飾らない素直さに惚れ込む鹿野…。ただ、最終的に、田中と美咲は結ばれる。鹿野は田中にとっても美咲にとって大切な存在であった。鹿野をサポートしながら、鹿野の夢に向かって全力で生きる姿に感化されたことであろう。二人が鹿野をともに支えていく過程において、再び愛情は深まっていったのである。田中は医学生を続け、美咲は大学受験を経て教育大学を卒業し、小学校教師となったが、それは鹿野が夢を追いかけながら生きてきた姿と重なる。
いやー面白い!幸せな気持ちになれた!
最初は憎らしいと思ったけど...いやいやこれって...すごく人間らしいっていうか素直な自分って...考えさせられた!こんな立派な...というか自分らしく素直に生きられるってなかなかできない、羨ましい!自分もこうありたい!
思っていたより面白かった
感動モノが苦手、亡くなってしまった三浦春馬を見るのがまだ辛いという理由で
見る気はなかったのですが人が見ていたので耳に入ってきてしまい、
大泉洋の声に誘われて見入ってしまいました。
感動モノではなかったですね。本当にヒューマン映画という感じ。
演技が下手な人がいないので見やすかったです。
ん??
※原作未読
イイもの見たような気もするけど、なんか変な感じもするのは何故だろう…。
一見ただ我儘を通しているだけのように見える鹿野氏が、障がい者だからと言って人生を諦めるのではなく、やりたいことに挑戦しながら、限りある命を全力で生きる眩しい世界観。その中に生まれた鹿野氏とボランティアたちの絆。
主人公を演じた大泉洋の演技もとても良い。冒頭の「なんだコイツ」感とか「知ってみればいいヤツ」感とか、よく表現したと思う。
…が一方で、彼のもとに集うボランティアたちが、何故にあれほどまでに熱心に関わっているのか、という鹿野氏の魅力に迫る部分が足りず、特に美咲が唐突過ぎて意味不明だし、途中ちょっと「嫌な女」だなとさえ思ってしまった😅
映画の世界は「人に助けてもらいながら生きればいいんだよ」という難病と闘う人へのエールのようであり、彼らにとって救いとなるサポートする側の人間の理解との相互関係があって成り立つわけだけれど、
「もうしょうがないなぁ」にしろ、その根拠がどこかにあるハズで、でもそこが希薄で、
例えば障がい者やそのボランティアについて「考えさせられる」よりは「鹿野氏は恵まれていたね」というところに着地してしまったかな…
原作はどうなのだろう?
また一つ、読んでみなければ、というものが増えてしまった。
人の助けを借りる勇気
1994年の札幌の病院に大泉洋扮する筋ジス障害者で一風変わった鹿野靖明と言う患者がいた。ボランティアの中には三浦春馬扮する田中久もいた。田中とともにたまたま来ていた高畑充希扮する田中の彼女である安堂美咲も泊まって鹿野の面倒を見る事になったが、深夜2時にバナナが食べたいと言い出したので美咲は走って買いに行った。美咲は、2回目もボランティアに来たが、鹿野の態度に頭来て二度と来ないと言って出て行った。田中は、美咲に対する鹿野の謝罪を含むラブレターを書かされた。田中は、美咲に鹿野とデートする様に頼み込んだ。鹿野には様々な夢があったが心臓の力が弱っていた。果たして自立生活を目指す鹿野運命や如何に? 題名と大泉洋主演と言う事でコメディかと思ったらなかなかの作品だったな。思い切って人の助けを借りる勇気が必要とか、障害者とボランティアは立場が対等とかうんちくのあるセリフもあったし、人工呼吸器でも声を出そうとかボランティアの覚悟など考えさせられたね。
「 正直に生きてるか? 」の問いが心に響く作品
主人公鹿野を演じた大泉洋さんの明るさが、作品をより魅力的にしていた。
真っ直ぐで心優しい美咲を高畑充希さんが、真面目さ故に進路に迷う医学生を三浦春馬さんが( 未だに亡くなられた事が信じられません )、気さくで優しい眼差しの
女性を渡辺真起子さんが、映画「 罪の声 」の生島とは違い、少しおっちょこちょいの男性を宇野祥平さんが、それぞれに愛溢れるボランティアスタッフとして個性豊かに演じられていました。
温かい気持ちで誰かを支えるという事、今日もボランティアとして支えている方がいるという事に想いを馳せる、そんな心温まる作品でした。
日テレを録画にて鑑賞
題名から寒いコメディなのかなと敬遠してましたが、見てみたらすごく良...
題名から寒いコメディなのかなと敬遠してましたが、見てみたらすごく良かった。介助される側だって自我があって性欲もある普通の人間なんだけど、介助してくれる人がいなければ生きていけないという現実ゆえにそういった人間らしい欲求を抑えて聖人のような振る舞いをしなければ、という無意識の抑圧ってあるのだろうなと思った。また、健常者の心理の中にも、障害者の人にはこういうことを言ってはならないという心理的なブレーキはあると思う。この映画ではそういう健常者と障害者の間に存在する心理的な壁を超えた人間関係を築いていくのを、なんの偽善も感じず笑いも交えてエンターテイメントとして仕立てられていて、こういう映画にありがちなもやもやがなかった。
大泉洋に盛大な拍手を!
憎めないキャラを見事に演じきった!
首と手しか動かすことができない
筋ジストロフィーを患い、
20才までしか生きられない運命でも、
ボランティアに助けられながら、
自分らしく生きようとする男性の実話。
最初は、ワガママ放題の鹿野に
イライラしながら見ていたが、
運命に抗い、懸命に生きる鹿野を
応援したくなってくる!
途中、涙するシーンもあるが、
見終わった後は、
なんとも幸せな気持ちでいっぱいになる
そんな映画です!
映画としてはなかなか難しい作風かも
個性豊かな登場人物はいるけれど、エンタメ性にはやはり欠ける題材だっただけに、若い人には不向きな映画になっていたと思います。
例えば彼が我慢出来なかったあのシーンなど...。
ですか、私なりに見返りのないボランティア精神に尊敬を抱くし、リアルに不自由な体であっても夢を持つ素晴らしさは伝わりました。
健康であっても障がいを持っていても人に迷惑はかける
自分なりに生きる、自分らしく生きるという事は言葉にすれば簡単だが、実際にはなかなかできない。鹿野さんは不自由であっても、それに臆することなく、自分らしく生きたんだなと感じた。ボランティアの人達も、同情心からではなく、本気で鹿野さんと向き合ってお世話をしているのが、素晴らしかった。三浦さん・・・合掌・・・・。
軽快!愛しき障害者
泣いた〜!笑った〜!!
以前「障害者を『障がい者』と表記することで揉めているが、我々障害者にとってはどうでもいい。それよりもっと違う事を考えてくれ」と言ってたので障害者表記で。
これを直接聞いて、健常者と障害者では見えない壁がズドンとある事を思い出しました。
障害者モノはちょっと…の人も軽快に観れるので気軽に観て欲しいです。壁がちょっと変化すると思います。
私はボランティアの経験があるので、リアリティがすごくあって驚きました。
「なんでボランティアしてるの?」とよく聞かれたけど、映画を観たらその答えが分かってもらえるかなと。
私も客観的に観て、こういうところが楽しかったと思い出しました。
特に鹿野さんのキャラクターの完成度がすごくて、鹿野ボラが成立する理由を肌で納得出来る感じが、とにかくすごいと思いました。
24時間ボランティアなんて奇跡みたいな出来事。
鹿野さんはいい人を引き寄せるパワーをめちゃくちゃ持ってるなと思いました。鹿野ボラ同士の居心地の良さもあって、鹿野さん中心に家族が出来上がってるのが素敵だなと思いました。
みんなかわいそうな障害者を助けたいのではなく、鹿野さんが大好きで一緒に過ごしたいんですよね。前向きな理由だからボランティアをすることで前向きなパワーがもらえていて、鹿野パワーすごいなと思いました!
それぞれの職場や学校がお互いに助け合い思いやる鹿野ボラみたいになれたら。信頼出来て助け合える事が出来て安心感があって。
鹿野さんが田中くんに「素直に生きれよ」って言ってましたね。その難しさは本当によく分かる〜!と思いました。「人間出来ない事の方が多い」もその通りだなと。受け入れると楽になる!笑
ちょっと難しく生きてしまってる人のヒントも鹿野さんはたくさんくれて前向きな気持ちになれました。
ふれあい
24時間365日、常に誰かが傍らにいるって、なにげにストレスだろうけど、生きるためには避けられない。したいことが思い通りにできないけど、フラットに受け入れる。心が強い。そして、人を信じ人と触れ合い、ユーモアを忘れない。こんな人が政治家だったらなー。
主人公と大泉洋のキャラが、いい感じで重なっていると感じた。
終始高畑が無理だったな〜。 不細工だしどっちつかずで鬱陶しいし。 ...
終始高畑が無理だったな〜。
不細工だしどっちつかずで鬱陶しいし。
ブスの胸なんて触りたくねーよ調子乗るな。
実話を元にしてるとはいえ綺麗事が多い。
3回くらい観るのやめようかと思いながら観きった。
春馬が出てなければ0.5だったけど春馬に免じて1に。
筋ジストロフィー・・
実話から。タイトルの意味は最初のシーンから分かった。筋ジストロフィーを発症した車イスの主人公(大泉洋)が我が儘を言いながらも、それを取り巻く人間模様が面白い。普通に良い映画。三浦春馬が自殺する前で、地上波だけれど食い入るように観た。2018年の邦画。
重苦しいテーマを明るく盛り上げる
難病に明るく振る舞う主人公が、痛々しいけど、周りを巻き込んで楽しく生きた。重苦しいテーマを単純明快に映画化していただき、感謝です。しかし、大泉洋は最高でした。はまり役でした。
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