バンクシーを盗んだ男

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バンクシーを盗んだ男
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解説

ロンドンを中心に世界中で神出鬼没な活動を展開する正体不明なグラフィティアーティストのバンクシーと、数千万円~1億円という超高額で取引される彼の作品が人びとに及ぼす影響力に肉迫したドキュメンタリー。パレスチナ・ヨルダン西岸地区にあるベツレヘム。紛争地区に指定されているその場所にはパレスチナとイスラエルを分断する高さ8メートル、全長450キロを超える巨大な壁が存在する。その壁にバンクシーが描いた「ロバと兵士」の絵は、パレスチナの住民たちの反感を買い、絵が描かれた壁はタクシー運転手のワリドによってウォータージェットカッターで切り取れてしまう。ワリドはその壁画をオークションに出品し、最高額の入札者への売却を試みるが……。ナレーションをミュージシャンのイギー・ポップが務める。

2017年製作/93分/G/イギリス・イタリア合作
原題:The Man Who Stole Banksy
配給:シンカ

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(C)MARCO PROSERPIO 2017

映画レビュー

3.5“バンクシー”という存在が浮かび上げるもの

トラスさん
2019年8月11日
PCから投稿

バンクシーは知っていたけど、恥ずかしながら、パレスチナとイスラエルの間に、両地域を分断する巨大な壁が存在するとは知らなかった。

この映画は、その壁に描かれたバンクシー(をはじめとするストリート・アーティスト)の画をきっかけに、「芸術とは一体誰のものなのか」を問いかけるが、自分的にはそこではなく、バンクシーという芸術家が何のために作品を、それもセンセーショナルに発表し続けるのかという意味を強く感じさせられた。

アートは決して文化や国民性、信条、政治性、世界情勢とは切り離せないものなのだ。

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トラス

5.0アーティストが服従したら、ただの職人

2019年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本当に、純粋に、個人的な好みで満点にします。この映画、ドキュメンタリーでは無く「弁論大会」。

イスラエル西岸地区の分離壁に描かれた、現代アートの壁画を軸に、色んな立場の人物が登場し、語り続けます。カメラはイスラエルと欧州、アメリカを往き来します。民族、金、アートと商業主義。語られる内容は多岐に亘り、一々深く、気を抜けば置いてけぼりを喰らうこと必至。

商業主義に毒されていないコレクター。商業主義への抗議から自らのアートを塗り潰してしまったブルー。純粋に保存目的で活動しているボローニャの大学教授。そして、当のアーティスト達。志を持って話をしている人達の言葉は、直ぐに分かるもんなんだ。そうでない者の話の、なんと胡散臭く、ご都合主義であることか。嘘を見抜かせてくれるインタビュアーの才能と、渋いイギーポップの語りに拍手します。

俺は、この作品好きです。とても勉強になる。普遍性のある語りが多いから。

文脈から切り取られた壁画に価値は無い、と言う人達。俺もそう思う。保存が必要だと言う人達。確かに地下鉄の駅のゴミ箱に捨てられるのは忍びないよなぁ。

アーティスト達は、何故キャンバスではなく「そこ」を選んだのか。額縁に入れて保存しなくては腐ってしまう「芸術」に背を向けてストリートに出るのか。

「創造する人」の周りに「創造出来ない人」がビジネス目的で群がる。最大の皮肉は、そこに生活する人達は壁画の意味を理解していない事。求めている事は、壁画が「金」を運んで来てくれる事。誰も彼も。

くそったれな世界を見せてくれる映画の語りが、イギーポップってところにしびれました。

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bloodtrail

3.0まあまあ

Takashiさん
2018年9月1日
iPhoneアプリから投稿
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Takashi

3.5盗人にも三分の理

Zitaさん
2018年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

もっと悪そうな人たちが登場するのかと思っていたら違っていて、なんだか考えさせられた。

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Zita
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