劇場公開日 2019年7月20日

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存在のない子供たちのレビュー・感想・評価

全165件中、41~60件目を表示

4.5ゼインの演技力に圧巻

2020年12月6日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

映画である以上、演技らしい構成というのは常に発生し、そういったお約束の台詞や動きを受け入れた上で常に映画を見ているわけだが、この作品においてはこれまで見たどの演技よりも真実に近しい迫力を感じた。

特に主人公ゼインの眼力は凄まじく、子どもとして見てはいけないほどの迫力を携えていた。
はたまた、それも子どもだからという過大評価なのか。

レオンか存在のない子どもたちか、子役の演技だけでも見る価値がある作品リストにまた一つ作品が増えた

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tiso jack

3.5世話できないなら産むな

2020年10月3日
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鑑賞方法:DVD/BD
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shimo

4.5コロナによりもっと悲惨な状況

2020年9月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

コロナ以前のレバノンのシリア難民の現状を表している映画として鑑賞した。
児童労働の悲惨さと同時に、子供のために何とかしてやりたい親のいら立ちも画面から伝わってきます。

先日、レバノンのシリア難民キャンプのNHKBSの海外ドキュメンタリーを見たが、コロナにより、状況は更に悲惨で、臓器売買、子供の誘拐、体の良い人身売買、難民キャンプの襲撃など、何でもありの状況です。多分、ヨルダン・トルコのシリア難民やロヒンギャ難民も同じような状況に置かれていると思われます。コロナ以降、先進国も自国のことで精一杯で、援助どころでない現状です。

映画を見ていて、悲しいと同時に、どうすることもできないイライラを感じた。

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eimei

4.5ラストシーンで涙する

2020年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ゼイン君のフレッシュな演技に圧倒されました。

また1人素敵な役者さんに出会えて本当に嬉しかったです。

ずっと涙を堪えていたのに、ゼイン君のラストシーンの無邪気なぎこちない笑顔を観た時に目から涙が流れていくのを止めることが出来なかった!

この世で1番不幸せなのは産んでくれた両親から愛されないことなのかもしれないのかな
と思いました。

映画って本当に素晴らしいエンターテインメント☺︎

私の趣味は映画鑑賞ですって最近は事あるごとに言ってます🤗

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市松人形が好きになりました。

4.5今の自分

2020年8月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

「存在のない子供たち」を観てゼインの勇気と行動力、優しさに何度も泣きました。
そして衝撃を受けたゼインの言葉は、やはり「両親を訴えたい」「その罪は?」
「ぼくを産んだつみ」です。
親はなにをゼインにしたの?それからの映画の進行は驚きの連続でした。
ゼインは勇敢で妹思いで、強い子ですよね。あの両親からあの子?
数々のエピソードの中でも国籍のない女性と子供と暮らし始めたけれど、
母親が帰って来ない日が続きました。
彼女の子供を見捨てることなく、よく頑張りましたよね。
本当に強くて優しい子です。最後はなんかホッとしました。
あの笑顔、きっとあの子はもっともっと感慨深い大人になって両親をも許すと思えます。
ゼインを演じた子も移民なんですね。
今の自分と書いたのは、この年になっても少しも悟れず、決断できずなのですよ。
この映画を観て良かった!反省、反省です。

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メイばば

5.0文句なく傑作、だけど…

2020年8月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

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ke_yo

4.5悲しいが現実

2020年7月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

レバノンの12歳の男の子が主人公。
学校にも行けず、ジュースを作って販売してお金を稼ぎ親に渡すような生活。
仲の良かった11歳の妹がわずかなお金で結婚(実態は親が子供を売った)させられ、妊娠したが死んだ。(実態はレイプみたいなものだろう)
親に反発した男の子が家出して、知り合った女の子の赤ちゃんの子守しながら生活してたけど、女の子が不法滞在で留置所に入れられて帰って来ない。
こんな現実がレバノンでは起きてるんだろうと涙が出た。
毎年のように子どもが生まれてくるのも両親が避妊をしないでセックスするからだろうし、学校にも行かさず小さい頃から働かす。
なんとも言えない悲しさ、何も出来ない自分が情けなくなった。観終わって、どうしたら少しでも変われるのか、何が出来るのか、考えていきたいと思う。

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りあの

4.5盛りだくさんの社会問題。考えさせられる。

2020年7月25日
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鑑賞方法:映画館
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ミーノ

4.5どんどん引き込まれていく映画

2020年6月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

貧しくて出生届も出していないことは最後のほうまで分からなかったが、
中東の貧困問題や外国からの移民問題を12歳の少年を通して身近に
感じ、考えさせられた。

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ネームーミン

4.0とても辛かった

2020年6月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

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ツネ

5.0たくましい少年

2020年5月26日
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いやー悲しい。
「育てられないなら生むな」と少年がいったセリフがすべてを象徴している。
娘のため、と強制的に子供を売る親。
娘を売った金で生活費の足しにする卑しさ。
貧困が故に地獄を生きる人間がリアルに映し出されている。
移民、人身売買の最前線が垣間見れる作品だ。

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お前の頭はただの飾りか

5.0存在する子供たち

2020年5月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

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近大

4.0愛もなしに、なぜ産んだ

2020年4月22日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

怖い

降りかかる過酷な状況にひたすら抗う少年ゼインの逞しさ。
本当の難民少年を主役に抜擢したとあって、試写室の席でふんぞり返って本作を観ている自分が恥ずかしくなるぐらい、バイタリティ溢れる彼の演技(と言っていいのか分からないが)に圧倒される。
ついでに言えば、中盤に登場する赤ん坊ヨナス君も名演技(まぁ演技してないと思うが)。

難民が貧困によって人身売買や強制結婚を強いられる問題は今もなお続く。
強制結婚を扱ったドキュメンタリー映画に『ソニータ』があるが、本作はフィクションではあるものの、ゼインの妹サヘルに待ち受ける悲惨な実態をも浮き彫りにする。
「愛もなしに、なぜ造った」は、ケネス・ブラナー版『フランケンシュタイン』のキャッチコピーだが、本作終盤でゼインが法廷で発する言葉がまさにそれ。

安全に生きられる場が刑務所の中という皮肉。
そして辛い辛いことばかり起こった末に待つ、ラストが救い。

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regency

4.0格差社会なんてレベルじゃない

2020年3月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

様々な困難に直面しそれでも前を向いて生きるゼイン。彼の表情を見ているだけで泣けてしまう。中東舞台の作品なんて食指が伸びづらいけど、これは万人に観てもらいたい傑作です。
新自由主義下の格差社会なんてレベルじゃない半地下なんて幸せすぎるよと思えてしまう。
レバノン版「万引家族」と評している人もいるようだが、レバノン版「誰も知らない」がしっくりくるかも。

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トシくん

4.5ラストシーンで涙する

2020年2月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ゼイン君のフレッシュな演技に圧倒されました。

また1人素敵な役者さんに出会えて本当に嬉しかったです。

ずっと涙を堪えていたのに、ゼイン君のラストシーンの無邪気なぎこちない笑顔を観た時に目から涙が流れていくのを止めることが出来なかった!

この世で1番不幸せなのは産んでくれた両親から愛されないことなのかもしれないのかな
と思いました。

映画って本当に素晴らしいエンターテインメント☺︎

私の趣味は映画鑑賞ですって最近は事あるごとに言ってます🤗

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?

4.0誰も笑わない

2020年2月22日
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鑑賞方法:映画館

このレビューはもう少し落ち着いてから書いた方が本当は良いのだと思う。
とにかく時間内ずっと辛い。
なんでこんな辛いものを観に来てしまったんだろうと終始後悔した。

監督以外全員素人のキャスト陣、
もはや演技ではない。
主役の子が、ただただ無事で居てくれて本当に良かった。
あの黒人の赤ちゃんが無事で居てくれて本当に良かった。

あんなに容姿が良い子が、大人の慰み者にならないわけがない。
たぶん本当は。
現実のほうがきっともっと目を背けたくなる。

移民問題が表面化してきたこの時代に、
この作品はあまりにリアルでした。

誰も笑わない映画でした。
ただのひとりも。

最後の最後にゼインがやっと手にした人間証明書。
やっと見せてくれた笑顔に癒された。

もう二度と観たくない。
でもこれは、まだマシな世界なんだきっと…。

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茉恭(まゆき)

3.5産んだ罪

2020年2月22日
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ミルクの粉とオムツ

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kkhh

4.0どん底比べ

2020年2月12日
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鑑賞方法:映画館
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filmpelonpa

4.5二本立て一本目。 これは重い。ネグレクト、口減らしの為の少女強制婚...

2020年1月25日
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鑑賞方法:映画館

二本立て一本目。
これは重い。ネグレクト、口減らしの為の少女強制婚、子供の人身売買、不法移民。何やってんだ!レバノン政府。ゴーンの財産引っ剥がし、これらの対策に当てよ。そうすりゃ日本もちょっとは納得できるはず。
とにかく見るべし。この負のループ、決して主人公の親だけが悪いのではないことが分かるはず。
日本に生まれたこと、日本人であることにほっとせずにはいられない衝撃の作品。エンディング、一縷の希望はあるのか、ないのか。

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はむひろみ

4.5無責任に子供を産む罪を問う

2020年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ゼインは「誰も知らない」の柳楽優弥に似ている。しっかり者で面倒見が良くて、兄弟を愛している。

でもそれはゼインが両親から与えられるべきもの。それを渇望している暇も無く、かいがいしく妹らの面倒をみる彼の姿に胸が締め付けられた。

家にいたら罵られ、休む暇も無く働かされる。しかしいざ両親の元を逃げ出し、行きずりで知り合った心優しき移民の女性ラヒルの元に身を寄せたところで、無為の時間が彼を襲う。

知的好奇心を満たすものも無く、外界からの刺激を遮断され、ひたすらラヒルの赤ん坊のヨナスをあやす時間。
人はどうしたって何かを考えてしまう動物だから、何もできない時間というのはそれだけで辛い。本来なら好奇心いっぱいに目にする物すべてを吸収したい年頃のゼインにとっては、特に残酷だ。
そんなゼインが帰ってこれなくなったラヒルの代わりに、必死にヨナスを養おうとする姿は涙なくして見られない。

しかしこの映画は、ゼインの悲しみに寄り添うものではなく、子供を労働力としかみなさず宗教上などの問題で避妊せず、愛しもしないのに子供を産む大人たちを告発するものだ。

お金や扶養の問題ではない。愛されたい、ただそれだけが得られない子供のなんて多いことか。
本来なら、多くの人が「生まれてこなければよかった」から「生まれてきてよかった」と言える社会にしなけれはいけないのに。

出生届を出されていないため法的に存在しないゼイン。不法移民ゆえに法的に存在しないラヒル。違法だからといって、彼らは悪人だろうか。法律至上主義の人たちにとっては、法を守れない彼らはいなくてもいい(死んでもいい)存在なのだろうか。
法律が弱者を守れないのであれば、それを変えていくのも今を生きる者達の責任なのではないか。

ゼインは本物の難民。彼が幼いながらも「酷い国」「亡命したい」などと口にする場面には重みがあった。
彼の目に希望や笑顔が宿る日を、願わずにいられない。

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REX