劇場公開日 2019年7月20日

存在のない子供たちのレビュー・感想・評価

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全104件中、1~20件目を表示

5.0少年の強い瞳

ローチさん
2019年8月29日
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鑑賞方法:映画館

主人公の少年の瞳が観客を射抜く。この映画を観ているあなたは、世界の残酷さについて何を知っているのかと終始問いかけてくる。貧困の中で生まれた少年は、絶望的な環境に自分を産んだ罪で両親を告訴する。子は親を選べない、誰も産んでほしいと頼むことはできない。生を受けることは素晴らしいことだと余人は言うかも知れないが、この過酷さを前に同じことを言えるのか。
主人公を演じる少年は、シリア難民だそうだ。10歳のころから家族のために働いていたところを監督にスカウトされ出演することになったそうだが、この少年の全身から発する、本物の過酷さを知るオーラがこの映画を支えている。少年は絶望的な状況でも生きることを諦めない。その瞳にはなんとしても生き抜くんだという強い決意が宿っている。
近年、レバノンから傑作映画がいくつか生まれているが、これはその中の最高峰の一本だ。

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ローチ

4.0ゼインの瞳が貧困層の深い絶望を映す

AuVisさん
2019年7月30日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

まるで地獄を見続けて、並みの怒りや悲しみをはるかに超越したかのような、主演の少年ゼイン・アル・ラフィーアの冷めたまなざしに目を奪われ、圧倒される。ナディーン・ラバキー監督が原告側弁護士役を演じた以外は、主要なキャラクターのほぼ全員に、役と同じような境遇の素人を探してきて演じさせたという。いや、カメラの前で存在させたと言うべきか。劇映画でありながら、彼らの訴えや涙は本物なのだ。

レバノン映画と言えば、「判決、ふたつの希望」もまた、裁判が進むにつれ社会の深刻な事情が明らかになっていく構成だった。レバノンの映画人は、国の特殊な事情の中にある人類普遍の問題を、法廷映画のスタイルで世に訴える術を獲得したようだ。そういえばラバキー監督が主演も兼ねた「キャラメル」で恋人役を務めたアデル・カラムは、「判決…」の主演の1人だったし、国の映画界のつながりの中で互いに影響を与え合っているのかもしれない。

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AuVis

4.0ひたすら重い。

☆N☆さん
2019年9月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ひたすら重い。

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☆N☆

4.0ここ何年かで一番衝撃受けた作品。 子供たちの瞳が忘れられない・・・...

stompさん
2019年9月13日
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鑑賞方法:映画館

ここ何年かで一番衝撃受けた作品。
子供たちの瞳が忘れられない・・・。
考えても解決しない事が多くて劇場後にしても引きずりまくり….今も引きずってる。

でも、見るべき映画だと思った。今のところ今年のBest1,2の位置👍。

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stomp

5.0笑顔に泣けた

myuwmyuwさん
2019年9月12日
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鑑賞方法:映画館

ただただゼイン君に幸多かれ!と願いました。
世界中のゼイン君を助けて!そんな気持ちになりました。

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myuwmyuw

4.0平和ボケした日本人

あささん
2019年9月11日
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生まれてこないほうが良いのではないのか?
何とも言えない、切なさ、悲しみ、、、

日本にいるとこのような世界は想像もつかない。

兄妹愛、血の繋がらない兄弟愛、親子愛

日本人として日本に生まれただけでも恵まれていると改めて思う。
世界中のこのような子ども達が早く救われて欲しい。

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あさ

5.0フィクションであって欲しいと思ってしまう…

naeさん
2019年9月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

実際に自分の目で、現実の日常を見ているかと錯覚する程に、子どもたち、大人たち、演技とは思えない自然さで、リアルでした。
ゼインの演技がまた素晴らしいし、ヨナスもあの幼い年齢で、あのような自然な動きが出来るのか…あれが本当の日常なのだと言われたら納得出来そうな気もします。
妹を守りたい姿、ヨナスと共に過ごす姿、本当に素敵なゼインに何度も胸を打たれました。
重い、辛い内容でした。
でも、何も出来ないモヤモヤが残る。
でも、観て、感じて、考える。
それは同じ人間として、最低限の出来る事だと思うので、忘れない。
私には、この映画の内容はどこか遠い国での事、昔の話し、と感じましたが、
豊かな日本には、重く、辛いという意味では同じようにイジメや自殺、虐待の問題があるのかな。と思います。
なぜ、みんな幸せに生きられないのだろう…
みんな幸せに生きたいだけなのに。。
そんな気持ちが残っています。

ゼインの賢い勇気ある行動で、笑顔が続いて行く事を…願ってやみません。。

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nae

5.0存在とは

2019年9月9日
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映画が終わり、役者たちのバックグラウンドを知り、監督を知り、より美味しい映画。
文句無し。

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なかやん

5.0解説よ、移民ではない難民だよ!!

ku-chanさん
2019年9月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

いや参った。これも泣ける。ベイルートというより、世界各地が抱えている課題が山積みされている。レバノンという国はモスリムとキリスト教が共存しているが、パレスチナ人やシリアからの難民が多く、世界で難民受け入れに寛大な国の一つだ。ドキュメンタリー映画「セメントの記憶」が公開になったと思うが、これはシリア移民(難民もいるかも)を扱った作品。

それに、eiga.comの解説を批判して申し訳ないが、移民問題を抉り出したとあるが、ザーンの家族も、エチオピアの女性も難民なのであり、移民ではない。それに、貧しさゆえに親からまともな愛情が受けられないとあるが、これも疑問だ。

この映画の最後の方で、シリア難民の少年、主人公ザーンがテレビ局に電話をし、自分の親から受けた虐待の話をしてそれがオンエアーされるシーンがある。彼の言葉を私が置き換えると、殴られ、蹴られ、罵られ、一言も優しい言葉や褒められたことのない子供が悪に染まらずどう育っていけるのだろう。いつも敷物のように踏みつけられて育てられる子供にどういう生き方が望めるんだろう?このように育ってしまった子供は一生心の中に傷を負い、また、反面教師にならず自分の子供を虐待するような実例をたくさん読んだり聞いたりするが、ザーンのたくましく強い心からは、この不幸を良い方向に変えていけるような気がするが。もちろん、彼のこれまで歩んできた生き方が証明しているが、最後の、出生証明?(身分証明)の写真を撮るとき、『こっちが、僕からみた右だ』と写真を撮る人の言い方が悪いから自分がちゃんと動けないといいたいような口ぶりで、そこにまたたくましさを発見した。これだけ、踏んだり蹴ったりされた生活の中で処世術は十分に身につけているけど、なおかつ最後の証明写真を撮るところまで、自己主張をするので彼はたくましい。
彼の最高の笑いが、彼の明るい未来を象徴していると思った。

不思議だったこと、

12歳ぐらいのザーンは赤ん坊と二人で、物を売って食べ物を求めて彷徨うが、誰も彼らに声を掛ける人がいないのは変だ。レバノンのシリア難民地区で、声かけしたりして少しでも助け合いの気持ちを撮してももよかったと思う。
Nadine Labaki 監督もザーンの弁護士役で登場している。

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ku-chan

2.5フィクションとリアル

2019年9月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

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いぱねま

5.0こんな現実もあるんだなぁ…

apeironさん
2019年9月8日
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仕事も恋愛もうまくいかない。
何のために生きているか分からない。
実家に帰ったら親に「わたしはあんたの親じゃない。」と言われて人生に疲れ切っていた時、この映画を知って見たいと思い、やっと見れた。

主人公の置かれている状況は悲惨。
出生届も出されていない、親には金稼ぎの道具にしか思われていない、大事に思っていた妹はニワトリと引き換えに11歳で嫁に出されてしまう。
そんな状況にありながら、妹を思いやったり、ひょんなことから出会った血の繋がりのない赤ちゃんを自分の弟のように思い守ろうと走り回ったりする主人公。
希望がない中で、自分が生きるのに精一杯な世の中で、生きるために誰かのために行動できる主人公は尊い。

血も涙もないような両親に育てられ、何であんなに良い子に育ったのだろうか。
血の通った心を持ったからこそ、親の行動が許せなかったのだろうし、自分と同じ境遇の人をこれ以上増やしたくないと思ったのだろう。

全体を通して希望もないし、重い現実を淡々と描いていた。
主人公がこの先どんな人生を辿っていくのか、わからないが強く生きて欲しい。

自分も強く生きていこうと思える映画でした。

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apeiron

3.5「良薬、口に苦し」な切ない良作。

2019年9月7日
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泣ける

悲しい

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マツマル

4.0それでも生きる

everglazeさん
2019年9月6日
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everglaze

4.0圧倒される

2019年9月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

冒頭、ゼインが妹の汚れた下着を洗っていて、その理由がわかった時、唖然としました。こんな現実があるなんて。
ドキュメンタリー風ではあるけれど、映像がきれいで、心奪われる作品です。ゼインの表情が忘れられません。

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マリエル

5.0子役がみんな愛らしい

れいさん
2019年9月4日
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ゼインに声をかけて一緒にご飯を食べたいと思いながらも、見守るしかなかった。

とっても心根の優しい子供が、ほぼ毎日への字口で暮らしている。それだけで見てるほうは悲しい。
たまに見られる笑顔は、なにより貴重だった。

ゼインはこの先幸福に暮らして欲しい。
きっと愛情豊かな父親になれるでしょう。

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れい

5.0何も言えることがない。

2019年9月4日
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鑑賞方法:映画館

何も言えることがない。ただただ☆は5。

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天秤座ルネッサンス

5.0貧困の中で生きる現実に戦慄!

2019年9月3日
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鑑賞方法:映画館

最低辺の貧困の中で生きるってこういうことかと、絶望的な思いが体を突き抜けた。
虐待が普通の日常の中で、親からの一番の優しい言葉が「ここから出て行け」だったとは。「育てられないなら子供を作るな」と叫びたいほどの絶望感を私は知らない。ただ、その中でも生き抜く力強さは感動もの。

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こばりん

4.0子供の不遇は世界の不幸そのもの

2019年8月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

貧困層に生まれた子供たちもまた貧困スパイラル。非力な子供たちに容赦なく降りかかる不幸に社会問題を垣間見る。子供、特に女の子の人権が恐ろしく低い中東では11歳の娘でも容赦なく売られてしまうことに絶望。
現実に実際起こっている事で、日本で生まれたことがどれほど恵まれているのだと思い知らされる。

救いは主役の少年が決して折れない諦めないこと。
ラストで写真を撮る笑顔に心から幸せを願わずにいられない。

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ジョナサン

4.5ゼインに感服

NUSさん
2019年8月31日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

知的

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NUS

4.5なぜ、国はできたの?

2019年8月29日
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ひとりよりもふたり、
2人よりも5人、
5人よりも10人、100人・・・

助け合いながら生きる方が、
よりよい生き方ができる。
そんな理由で群れができたのでは?

幸せとはいわないけど、
不幸を遠ざける事はできる。
そんな理由で村や国ができたのかもしれない。

強い者が弱い者を助けるだけではない。
弱い者が(ゼインは強い)強い者を助ける時もいっぱいある。

ルールはひとつ。
全員で生きる、全員でより良い暮らしをする。

助け合いをしないならコミュニティなんて要らない。
自己責任に終始するなら国なんて要らない。

つまづいた者がいれば立ち止まって待つ。
弱っている者がいればみんなで協力する。
待つ、協力する為に法律はあるはず、
不公平にならないように。

そんな勉強よりも何百万年も前からあったであろう習慣、
スポーツや芸術よりも何千年も前からあったであろう古い文化、
そんな大事な事を周りの大人より、
感じ取ってるゼインは、
立ち止まります、
走ります、
協力します。

ゼインにとっては、妹も他人のあかちゃんも関係ありません。

そんなゼインをルールや法律が通せんぼします。
だったらその法律を僕も使う・・・・。

赤ちゃんヨナスの実際の(映画ではなくプライベート)両親は国外追放されてヨナスと遠く離れて暮らしているらしい。
国って何?法律って何?
ルールは誰の為?

絶望しているのは周りの大人や観客で、
その周りの大人や観客の絶望を燃料にして、
ゼインの笑顔と希望が世界中のゼインに拡散しますように!

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蛇足軒瞬平太
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