劇場公開日 2019年8月23日

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ドッグマンのレビュー・感想・評価

全59件中、41~59件目を表示

3.5DOGMANというタイトルがいい

2019年8月29日
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鑑賞方法:映画館

主人公マルチェロフォンテ(役名、演者名が同様)は犬のトリマー屋さん。
悪友のシモーネにはタカられたり、犯罪行為には及ぶものの、コミュニティのみなを愛し愛され、また犬を愛する描写からビジネスではなく犬への愛情を感じさせてくれる、善人であり普通の人間。

しかしこの作品は主人公マルチェロという人物を通じて人と犬、飼い主とペット、主従関係をメタっている。
狭いコミュニティを犬小屋のように見立てて、実在する殺人事件をシニカルに描いている。
実社会の不条理を、シモーネの圧倒的な暴力や閉鎖的で小さいコミュニティなどの舞台装置で見事に構築するマッテオガローネ監督の手腕は素晴らしい。

そしてマルチェロ役の演者マルチェロの演技。
喜び、怒り、怯え、悲しみ、そしてラストシーンで見せる空虚な表情に惹き込まれること間違いなし。

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くくぼぼ

3.0予想と違う感じ。ラストが微妙

2019年8月29日
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予告編を見て孤独な男の復讐ドラマを期待していました。予想外の展開も多々あり最後まで飽きないで見れました。
しかし主人公の行動には最初から最後まで全く共感できないまま延々とろくでなしの悪党と絡み後半まで続き終わり方もスッキリしない。
可愛がってる娘や犬の復讐劇にしたらもっと楽しめるのにと期待していた自分が恥ずかしいけど残念なエンディングでした。
イタリアの貧民街の悲惨な空気感は伝わります。

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Yoji

5.0心して鑑賞されたし

2019年8月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

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momo8

3.5不条理を通り越して条理となる

2019年8月27日
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158.爽快感の全くないラストシーンが現実世界を侵食する

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movie

4.0世界中のどこにでもある話…

2019年8月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

特に郊外の街でよく見かけるつらい光景。
シモーネは悪い奴ですが、マルチェロも弱い…
各人を責めたいのは山々ですが、
こういった人は、どの街にも確実に一定数は存在します。
これが社会ってやつです。
まさに社会を浮き彫りにした作品だと思います。

「ゴモラ」ほどの社会派クライム映画って事でもないとは思いましたが、
富田克也監督の「サウダーヂ」を思い起こしました。
あ~つらい。

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赤囲碁

3.5犬はどっちだ?

2019年8月25日
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鑑賞方法:映画館

何故マルチェロのような人は良いが小心者の人間がシモーヌのような与太者と親しくなったのか?何故あそこまで奴を守ろうとしたのか?マルチェロはシモーヌを調教出来ないが故に守りたかったのか?それともシモーヌは飼い犬に手を咬まれたのか?

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もーさん

4.0タイトルなし

2019年8月25日
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鑑賞方法:映画館

友達は選ぼう

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うんこたれぞう

4.0犬のように暴力に隷属する男が…

2019年8月24日
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鑑賞方法:映画館

傑作「ゴモラ」のマッテオ・ガローネ監督作ということで、プライオリティMAXで臨んだ。

イタリアの海辺のさびれた小さな町。犬のトリミングサロン「ドッグマン」を営む主人公のマルチェロは、犬と娘を愛する心優しき男だが、暴力的な友人シモーネに従属し、不条理な行動をとり続ける。

暴力に支配されたマルチェロの「ありえない行動」に悶々としながらもグイグイ引き込まれた。凄い緊張感だった。果たして彼は変わることができるのか、このまま従属し続けるのかと…

クライマックスの「抵抗」に胸を撫で下ろしつつも、すっきりしない鈍い余韻が残った。

現代社会の不条理をミニマムな空間に詰め込んだような今作。映像も秀逸で紛れもない傑作だ。

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エロくそチキン

4.0adidasのジャージが大嫌い⁉️

2019年8月24日
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グレシャムの法則

3.5

2019年8月24日
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鑑賞方法:映画館

117本目。
彼が生き抜く為の術なのかな。
敵を作らないってのが。
でもまあ主役の人が上手いんだろうね。
ハマリ過ぎ。

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ひで

4.5タイトルの意味

2019年8月23日
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ワンコ

3.5首輪

2019年8月23日
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悲しい

イタリアの田舎町で犬のトリミングサロンを営む男と町の暴君との関係性を描いた話。

娘とは頻繁に会っているけれど嫁娘と離れ、独り暮らしのワンちゃん大好き主人公マルチェロ。
気に入らないことや思い通りにいかないことがあると暴れて奪ったり従わせたりとルール無用の町の嫌われ者シモーネ。

警察に通報して捕まえて貰ったところで直ぐに戻って来るしその後の方が面倒と町の住人達が駆除の相談までする始末。

一方的とも言える友人関係を続けざるを得ない上に、それでも彼を助け様とする主人公が、彼に、周囲に、追い詰められて行く様子が哀れというか不憫というか…。

展開としては二択ぐらいしかないところの一方をそのまま進んで行く感じで意外性は殆どなかった。
しかしながら、ちょこちょこと垣間見える主人公の汚さや人間臭さが無様で、心底主人公を擁護、同情する気持ちになれず哀しい感じもする。

暗く沈む感じではないけれどスッキリせず何ともやり切れない、良い意味でモヤモヤが残る作品だった

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Bacchus

3.5あまりに悲しすぎる…伊映画の伝統か─

2019年8月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ドッグとドッグマンがつくりだす絵や雰囲気が抜群の作品。彼を中心にすべてが構築されているような印象を受けるくらい、主人公がハマっていた。
内容は、こちらの気持ちまでが卑屈になってしまうくらいに不条理なもので、あまりのブラックに所々で笑ってしまう、決して楽しいものではないけれど─。
悲しみの触手が犬に及ぶことがないのが唯一の救いで、それ以外はやるせない。バカ!アホ!と言うのは簡単、実際にハマってしまうと抜け出すのは難しいかもなー、などと他人事のように眺め、そういう見方ができる自分にホッとしたりして、今のところはまだ大丈夫なのかなぁ…と不安になってしまうくらい、あまりにも悲しすぎる映画だった。これもイタリア映画の伝統なのかもしれない。

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SH

2.0犬好きは観ない方がいいとのレビューがあったが、まさにその通り、チワ...

2019年8月23日
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鑑賞方法:映画館

犬好きは観ない方がいいとのレビューがあったが、まさにその通り、チワワを冷凍庫にぶちこむ馬鹿が居て不快感マックス。主人公のマルチェッロもまた考え方が稚拙で全く持って馬鹿としか言いようがない。なんじゃ、あのラストシーンは?

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ちゆう

4.5犬が主役ではないし陽気なイタリア人も出てこない

2019年8月9日
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鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

難しい

ゴモラは本しか読んでないが愛と銃弾で観た
ナポリ スカンピア地区を彷彿とさせる寂れた街が舞台
イタリア人の男といえば洒落たモテ男のイメージしかないが主役は真逆
役名と同じこの小男をずっとみる映画
ジャイアンみたいな男シモーネ
町の厄介者
コカイン
レーサーレプリカ
犬に人間喰わせるオチを想像していたので気が気じゃなかった
ラストシーンの長い溜め
決して美しいシーンは無いのに時折魅入られるカットがあった
コカイン多数
大小色んな犬
冷凍犬蘇生
ビクトリアシークレットのショーみたいなストリップクラブ
イタリアらしさはフットサルくらい
パスタは犬に食わせていいの?
イタリアの刑務所暮らしがどんなもんかちょっと見てみたかったので残念

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消されるので公開しない

4.0タイトルなし

2019年7月30日
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鑑賞方法:試写会

イタリアの寂れ廃れた街
ここでトリミングサロンを営む男
マルチェッロ・フォンテ(本名も役名も同じ)
暴力的で巨体の友人シモーネに支配され
すべてを失う
.
犬好きで娘を大切に思う愛情をもち
人に慕われる愛嬌もある
でも
暴力を振るわれ理不尽なことを言われても
その立場に身を置くことを拒まずにいる
シモーネを友人と思っているのか
それとも
牙を剥く猛犬をしつけるのと同じような
…🤔
.
衝撃的な最後
彼の表情・視線
街の景色
関わりたくない触れたくない
そんな世界を覗いてしまった気がする
.
不条理とは
何よりもまず高度の滑稽である
うまく調和しないことを意味する
通常の予測を外れた行動または思想であり非論理的
.
全てこの映画で描かれていること

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lily

4.0のび太とジャイアンにしか見えなかった…。

2019年7月29日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

怖い

これを観ようと思っている人は要注意。

犬好きな人は絶対見ちゃいけない。

観たら絶対後悔すると思う。

犬にとってはストレスに感じたんじゃないかと思う部分が結構 あったので…。

そもそもの話。

この映画で、何を感じ取ったらいいのかよく分からなかったといのが、正直な感想。

どんな印象かというと、『リアルドラえもん』。

主人公はいじめられっ子ののび太で、近所に住むヤク中の男は、見た目も行動もジャイアンそのもの。

俺のものは俺のもの。

お前のものも俺のもの。

そんな言葉を言っていそうな雰囲気。

ヤクのため、金のためなら、どんな暴力事件をも起こす、町中から嫌われている男。

ジャイアンのお母さんみたいな、肝っ玉母さんがいるのに、ヤクにハマりまくっているから、もう性根の腐った男。

犬を愛する心優しい男が、どうしてここまで彼をかばっているのかよく分からない…。

一体二人に何があったのか?

彼を友達だと思う、主人公の頑なな意思は一体何か?

いろんな疑問が浮かぶけれど、答えは全く最後まで分からないまま終わるから、なんだか消化不良でした。

ただ、かなり過激な映像がバンバン流れるので、全く飽きはこなかった…。

むしろ、この先どうなるのか、ひたすら心が不安になっていく映画でした。

でも、最終的に、何も救われない。

心の底から、何も感じ取れない、寂しさとモヤモヤだけの残る映画だったことは確か。

唯一の救いは、主人公が犬を愛する優しい男だってこと。

犬たちが彼を慕う姿が唯一の観ていて、心が温かくなれました。

たまにはこういうマニアックな映画も良いかも…。

自分が猫好きでよかったと、犬好きだったらちょっと耐えられなかったかも…。

そんな気持ちになった映画でした。

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ガーコ

3.0そのままかよ~?

2019年4月16日
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Naaki

5.0ドラえもんがいない街で爆発する虚しい怒り

2019年3月8日
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鑑賞方法:VOD

廃墟のような小さな街でペットショップを営むマルチェロは別れた妻と暮らす娘に会うことが唯一の楽しみの優しくて気弱な男。その人あたりの良さで一定の信頼を得ている彼の悩みの種は友人のシモーネ。毎日どこかで騒動を起こす厄介な乱暴者のシモーネに突然呼び出されてはコカインを買いに行かされたり、空き巣の手伝いをさせられたりの日々にうんざりしていた頃、シモーネからまたある相談を持ちかけられる。必死で抵抗するマルチェロだったが仕方なく引き受けてしまい、それをきっかけに彼の人生は一気に暗転する。

要するにドラえもんのいない『ドラえもん』。”お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの”を貫くシモーネに支配され、どこでもドアがない絶望的な街の中で追い込まれていくマルチェロの姿がものすごくイタイ。遂に怒りを爆発させるマルチェロの魂の叫びすらも屍のような街に吸い込まれる、その乾いた陰惨さが実にラテンな不快感に満ちていて印象的でした。

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よね