翔んで埼玉のレビュー・感想・評価
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清々しいほどバカらしい
埼玉(関東)の皆様、聖地で観るべし
私は、出先の岡山で観た。
そこそこ映画館に人は入ってるのに誰も笑わない。頑張って笑いをこらえていたが、帰りには白い目で睨まれた。
私は、現在、東京と埼玉の県境に住む東京都民である。
埼玉県出身の友達も多く、「ダサいたま」ネタはよく友達のネタとしてよく聞いていた。
だからとても面白かった。田無とか西葛西とか腹を抱えて笑いたかった。
でも劇場が笑うことを許してくれなかった。
主題歌で少しの人が笑ったぐらいで、他は皆、黙っていた。
私も元々は地方出身なので、昔は春日部も熊谷も都会だと思ってた。
だから、笑わなかった岡山の人の気持ちもわかる。白い目で私を見てきた岡山の人の気持ちもわかる。
でも、春日部も熊谷もクレヨンしんちゃんと気温が高いぐらいで何もないことは、関東に引越してから知った。
埼玉にほぼ何もないことも、関東に引越しをしてから知った。
埼玉はさいたま市付近を除けば、地元と何にも変わりがない。
強いて言えば、東京という大都会に行きやすいぐらいで、地元とほぼ一緒である。
埼玉をはじめとした関東圏の皆様、絶対に関東以外の劇場で観ないでください。寂しい想いになります。とても辛かった。
笑いを共有する仲間が必要です。
見終わった後、もう一度「池袋」でリベンジするぞ、と心に誓った作品でした。
最後まで楽しめた
生まれは違うし、今は他県在住、でも埼玉県民(人?)歴20年強。
そんな自分の、心の中の埼玉愛を再認識。
熊谷から都内へ、しかも大事なイベントなのに車で移動するところがすでに埼玉(というか北関東?)あるあると感じたのは自分だけだろうか?
そこからして笑ってしまった。
作品中、浦和と大宮が言い争い与野が口を挟んで叱られる場面が個人的にツボ。
地元愛が強すぎて一致団結しにくい県なのかなぁ?
エンディングのはなわの歌までとても楽しめたが、この映画が埼玉県以外の人にどれだけ伝わるのか、疑問(不安)。
ま、楽しくて何より!
埼玉県民の腹筋が崩壊する
Gacktの使い方が完璧
本人プロデュースよりも完璧なのでは……?と思わせるほど、Gacktという特殊素材を生かしきっている。
芝居がかった口調、長髪、やけに上手いマントの扱い、多国語披露、存在感、違和感。いつもどこか現実から浮いていて、それは(例え芸能の世界でも)胡散臭いとも言い換えられるのだけど……この世界観ではそれがぴたりとハマっている。これ、めちゃめちゃ当たり役なのでは?Gacktの出演番組(格付けや大河など)を踏まえた演出にも恵まれて、スクリーンでの主役たり得ている。
CMやバラエティで見せていたコメディアンとしての才能がついに映画で開花したんじゃないかな?真剣なのに面白い、人を食ったようで泥臭い、ダサいんだけどかっこいい。私が思う彼の魅力が存分に発揮されていた。最初から最後までコメディなんだけど、「何もなくても誇りだけはある!」という台詞なんかかっこよすぎて、ああGacktの強引なかっこよさってこういう所だなあとしみじみ。
映画自体も随所にギャグが散りばめられてテンポが良い。このくらいの時間が適量で疲れすぎない。差別なんて外から見るとこんなに馬鹿らしいものなんだなあ、とも思える。良い作品でした。製作陣のセンス、信用できる!
まさかGACKTがこんなにハマるとは
冗長
不満2つ、プラス評価1つ。
一番の不満は、冗長なところ。
尺が埋まらなくて、無理やり現代パートやエピローグを隙間に詰めてみたという印象。
「連続ドラマの最終回で大幅に時間が余って要らないシーンつないで何とか放映時間を埋めてみました」的な感じ。
無駄を詰めて30分くらいにしたらよかったのに。
不満二つ目は世界観。
もっとナンセンスな世界にどっぷり浸りたかった。
不満1にもつながるが、現代パートがサンドイッチ的に挟まることで冗長になる上にストーリーも世界観もぶつ切りになってしまう。
原作通り「埼玉は未開の地」の世界観を全編で貫き通せば、首都圏以外の人も笑えたと思う。
プラスは、俳優さんが全力でナンセンスドラマを演じきっていたこと。
私の中のMVPは加藤諒さん。
全体として、はなわさんのエンディングテーマが一番笑った。
結局、不完全燃焼な後味だけが残った。残念です。
笑った笑った
くだらない映画という予告どおり くだらない映画ですごく面白くて笑えました。
埼玉県以外も細かいところ突いてきてほんと面白かった。
しらこばと のつぶらな瞳にやられました笑
後半の流山橋での芸能人の旗揚げ戦には、噴き出しながら笑ってしまった。
ゆうこりん&小島よしおさん
「弱い!、、もっと弱い!!」
市原悦子さん
「強い!強すぎる!」
このシーンが真面目に撮影されていたかと思うとほんと面白くて笑
埼玉と千葉で都庁に乗り込むシーンは不覚にも感動を覚えました笑←あとから自分に突っ込みいれましたが。
二階堂ふみさんマンガから出てきたみたいな少年感が出ていてすごく良かったし、あの役を自でいけるガクトさんは、さすがだなと思います。
終始面白かった!
漫画より良い!
もっと面白くできただろうが……
こんなもん映画でも何でもない、昭和の正月にかくし芸大会でやるやつ
コレもうポスターイメージからして映画ファンにケンカ売ってるやつだと思うんですよね。売られたケンカは買わないとね、まあ1800円払うのはもったいないから朝イチ割引1300円でしたけど。
まぁ観る前から判っていたことですけどコレは吐き気がするやつ。悔し涙出るやつ。シネコンの室温が下がって溜息が白くなるやつ。内容以前の話ですがまず全編にわたってとにかく映像が汚い。わざとなのかも知れませんがうっすら靄かかったみたいな粒子の粗い画で最初から最後までザッラザラ。高解像度がデフォルトの現代で一体何をしているのでしょうか。さらには録音も最悪。特に竹中直人がアコギ持って出てきた全く面白くもなんともないシーンの音には我が耳を疑いました。ガッシャガシャ訳解らんノイズがそのまま。細かい手間を端折ってセーノで同録するからそんなショボいことになるのではないでしょうか。歩掛りの安いインチキ商売で観客にゼニをせびるクソ根性がそんなところからも垣間見えて不愉快極まりないです。
お話はなんか埼玉県民が東京都民にバカにされてあーしたこーしたみたいなやつ。何か原作者も出てきました、最初に。もうさあそれが死ぬほどサブいんですよ。これホンマに面白い、ウケると思って作ってるのだとしたら大脳が1年中カーニバルやってるんでしょうね、おめでたい話です。ググってみたら原作は1982年の作品と。これでピンときました。東京に対する壮絶なまでの劣等感を誇らしげかつヤケクソに歌い上げたミス花子とじゃんぷあんどじゃんぷの名曲テクノ『好っきゃねん』が『河内のオッサンの唄』を凌ぐ大ヒットを飛ばしたのが1981年ですから、そもそも原作が世界観をパクッてるんじゃないのか?って話。誰も知らない話でしょうが2004年にミス花子自らセルフカバーした『好っきゃねんPART II』というCDシングルをリリースしているんですが世間的には壮絶にスベっています。私はもちろん買いましたが、実際メッチャメチャしょーもないねんもん。売れるわけあるか!というか本家がやってスベるネタをニセモノがやってオモロなるわけあるか!
なぜ『好っきゃねん』がアホみたいにヒットしたかゆうたらそりゃ関西人の抱える壮絶に滑稽なルサンチマンに見事なまでにシンクロしたから。03よりも06の方が数が多いとか大阪の方が淡路島に近いとか阪大の方が入りやすいとかのエクストリームにスケールアウトした自慢によって表現されたどうしようもないしどうでもええ劣等感が果たして埼玉や千葉や群馬にあるかって思うんですよ。ないやん、そんなん。だってちょっと電車に乗ったら池袋なり上野に着くねんもん。その程度の吹けば飛ぶような高低差の劣等感をこれでもかとデコッたところで「で?」以外の感想は大脳から漏れてきませんよ。あとは平成初期に日々コンパに明け暮れていたであろうアラフィフのクズジジイが会議室で綾鷹でも飲みながら作ったようなクソしょーもないシャレの絨毯爆撃。絨毯爆撃やねんからそこそこ当たりそうなもんやけど8割方埋まってた客席で私の2列後ろに座ってたおばあちゃん1人しか笑ってへんかったよ。ここは亀有やで?県境やで?ここでウケへんかったらどこ行ったかてウケるか!
そもそも越えたらシャレならん境界線を越えてみせて価値観の地平線を押し拡げてナンボがギャグの役割。そこに忖度を挟んだら全部台無し。それが一番端的に滲んでたのが伊勢谷友介のセリフ。だいたいこいつをキャスティングしてる段階でこんなん全部やっつけ仕事ちゃうんか?ってのは脇に置いて、いかに千葉が東京に忠誠を尽くしてきたかを暑苦しい演技でブチまけるどーでもええシーン。千葉県内に名称に"東京"と冠する施設をいっぱい作りましたよ、みたいなことを言う・・・ここで東京ディズニーランドに触れないってのは忖度やなくて何やねん!?もうここで蒼ざめたね、あーこいつらやっぱり全部やっつけ仕事やんと。こういうショボーい気遣いとデタラメなデフォルメでシャレの輪郭をぼやかすマスキングで誰にも文句言わせないようにする、そこは憎たらしいくらいに狡猾。
あと本作はクソ邦画のテンプレをキレイになぞっていて映像で一切何も語らず、全部登場人物がセリフで説明してしまう。これが熊谷から東京まで軽四で移動中の家族がラジオで聴いてる都市伝説(ってこんなデタラメな話のことを指す単語なんか?という疑問はさておき、なんかね、しつこいくらいに繰り返すんですわ、これは都市伝説やゆうて)という設定になってます。要は何でもかんでもセリフで言いやがって!っていう真っ当なクレームに先手打ったつもりなんでしょうね。だってラジオですもん、それが何か?みたいなドヤ顔がスクリーンの向こうに透けて見える。教養がなくてゼニだけがある成金がやることには頭痛しかしないですね。
それとこの脚本書いた人や監督は韓流実録映画の傑作『1987、ある闘いの真実』を観てますね。キム・ユンソク演じるパク所長と中尾彬演じる東京都知事のキャラがカブってる上に同じクセも持っているので。タブーに真正面から切り込んだ傑作からどーでもいいところだけパクるその厚顔無恥ぶりには魂の底から絶望しました。これが埼玉じゃなくてデトロイトだったらロボコップことマーフィ巡査に股間を撃ち抜かれているレベルでインモラルです。
という感じでホンマゲップのように呪詛しか出てこないクズ中のクズですが、それでも実は同じく電通さんがハシャギ倒しただけのクズ動画『ジャッジ!』よりは2億倍マシです。それはGACKTと京本政樹の演技があったから。成金バエが小銭の周りをブンブン飛び回る羽音の中でこの2人だけは自分の役割をちゃんと弁えて彼らにしか出来ない表現をスクリーンに焼き付けていました。彼らは間違いなくスターであり、来年の日本アカデミー賞主演男優賞と助演男優賞にノミネートすべき。それくらい素晴らしかった。あとはハエがたかってて何が映ってるかよう判りませんでした。
まあ眉を顰められることを承知で書きますが、この企画を『翔んで福島』というタイトルに翻案出来ない時点でこんなもん作る価値あれへん。世間にこれっぽちも波風立てずにゼニだけ集める、ホンマ成金の根性は腐っとるわ。こんなもんに1300円も払ったことに腹立って夜寝れませんでした。
まあまあ面白いけど、くだらない茶番劇。
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