イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたりのレビュー・感想・評価
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Look up, the sky lies open. 「フェリシティ・ジョーンズに外れなし」
「フェリシティ・ジョーンズに外れなし」。
自分の中でまた新たな定義が生まれそうです。いや、ホントにフェリシティって作品選びが上手いのか、観た作品はどれもこれも面白いんですよ!また男前でカッコいいんですよね。あの気球の上の蓋を開けてくるって言った時、内側から行く方法あるのかなっと思ったらまさかの外回り。あんなんメッチャ恐いに決まっとるやん!それでも行くのがフェリシティ。いや、アメリアと役名で呼ぶべきか。しかも気球のてっぺんで立つとか!観ててドキドキでした。良い子は絶対真似しちゃダメなヤツですね。
しかし、生身で飛行機の高度まで行ってしまうってよくよく考えるとスゴい話ですよね。個人的に生身で行った事がある一番高い高度は富士山の頂上の3,700mなので、それすら比べ物にならないぐらいの高度。もはや想像も付きません。勿論、本作は実話をベースにした物語なのですが、実話ではジェームズ・グレーシャーとヘンリー・コックスウェルという方で高度一万メートル前後まで気球で行ってるみたいです。よくやるよなぁ。正に命懸け。当時の人のチャレンジ精神には感服するばかりです。
エディ・レッドメインはフェリシティとの相性抜群ですよね。オタクっぽい科学者とか大得意な役柄なのではないでしょうか?「イエスタディ」のヒメーシュ・パテルも出てましたね。「イエスタディ」好きだったので今後の活躍に期待です。
amazonで観れる事に気付いてなくって劇場で観たのですが、空の美しさとスリリングな展開に物凄く引き込まれた作品でした。
高度1万メートルの空の旅
高度1万メートルの臨場感を限界まで極めた劇場体験型アドベンチャー。迫力満点の映像は観ているだけで心拍数があがりました。高所恐怖症の方には酷な映像。物語的には不満も残りますがそれを補って余るほどの壮大な空中映像と素晴らしい景色が魅力的な一本。
2020-39
自宅観賞、まわりに無限の誘惑が…
これほどの高画質で映画(のようなもの)を自宅で独り占めにできる時代に感動するとともに、自由に観賞できるということは、まわりに無限の誘惑があるということで、よっぽど作品に吸引力がなければ、全然集中して見ることができないということが分かってしまった。
迫力ある大空や、名優の名演など、見どころは感じたけれど、とにかく気が散って…自分の未熟さが故に作品を正当に評価できない。
こんな至らない自分を常に作品へと仕向けてくれる映画館という空間が、あらためて愛おしくなってしまいました。広大な青空に自分も漂う出来たかもしれないなぁー…。
とはいえ、作品自体にも自分を誘う何かがあっても良かったんじゃあないのかなぁー…なんて─。
快作! またこの二人がやってくれた!
11 かあ〜、面白かったあ〜!
俺の中での傑作がまたひとつ。
1862年のロンドンで、天気を理解したい科学者が、女性気球乗りの協力のもとで、気球で7000mを超える高さに挑む話。
実在した科学者と、実在した女性気球乗りを組み合わせた「史実に基づく創作」らしい。(事実は、bloodtrail さんのレビューに詳しくあります)
主演の二人は、「博士と彼女のセオリー」の二人。
----観た当時の俺のレビュー----
素直に、いい科学者が、長く生きて、よかった。本当に祝福を送りたい。ストーリーも科学好きの俺には、めちゃくちゃ面白かった。
----ここまで------------------
今見るとずいぶんあっさりしたレビューだが、すごく気にいってたのは事実。
そして今回は、それを上回る爽快で、ドキドキする話ができました。これを作っただけで、俺はAmazonスタジオを尊敬するよ。
「見上げて。空は解放されている」
「傍観者に、世界は変えられない」
ドキドキすると言えば、自分のレビューの中では「ザ・ウォール」がダントツだが、あの映画はホントにそれだけの映画。こっちは、同じような緊張感が、何回もある上に、科学者の性(さが)まで描いてた。
blood trail さんのレビューに詳しいですが、気球乗りが女性という部分は創作とのこと。その創作がまた、現代の今まさに向かっている "男女同権時代" を示しているようで、またシビれる。主なアクションシーンはすべて女性。そしてその操縦技術は、亡き夫に学んだもの、というところまで含めて、いい感じ。(最もそれを感じたシーンは、ネタバレなので、最後に区切って書いときました)
事実に基づくが創作ってものをうまく使った例なのでは。ぜひ、この映画が、「エンタメ部分ももちろんあるけど、気球しかない時代に、1万メートル上空のことが知りたい、と実際に昇った科学者がいたことは、事実なんだよな」と語り継がれる映画になるといいな。
------- ここからネタバレ -------
先ほど、「 "男女同権時代" を示しているようで」と書いたが、自分がそれを最も感じたのは、気球上部の修理を終えた主人公(女性)が、落下して宙吊りになり、必死で気球に戻るあのシーンです。主人公(女性)は、あらん限りの声で主人公(男性)を呼ぶが、彼は気絶していて気づかない。主人公(女性)は、自分だけの力で気球にたどり着く。…主人公(男性)は、事が終わってから気づき、主人公(女性)の手のケガを見て、優しく労わる。
どうですか、このシーン。かって見ていたシーンと男女がすっかり入れ替わってますよね。自分は、女性がこういうことをすべきだと思っているわけではなく、どっちが主になっても、こういうシーンには感動するな、と思ったわけです。今までこういうシーンを観てなかったのは、観る側も作る側も、そういうもんだと知らず知らずのうちに思い込んでいたのだろうなと。
それを気づかせてくれてありがとう、この映画。
この映画では、主人公(男性)が、「科学者」という、特定領域ではすごいけれど、日常生活では勇気や行動力に欠ける、という姿にイメージされがちな職業だったので(自分はそんなイメージは持ってないが思わないけれど)、描きやすかったと思うが、いずれにしろ、こんな風に描写できる映画が出てきたってことに、時代の流れを、いい意味で感じる。素晴らしいことだと思う。
------- ここまで、ネタバレ -------
2020/3/11 追記
・見上げてごらん。空は解放されている。
・傍観者に世界は変えられない。選んで生きる者が変えるのだ。
さわやかパニック映画
ロマンとロマンスを期待してたら、予想以上のパニック映画。お尻スースーするし、寒いし痛いしヒリヒリさせられるのは不本意。だけど、役者さんの爽やかさとスッキリしたストーリー展開はさすが!
スリル満点で面白かった!
綺麗な空と気球の映像美。
それとは真逆な気球に起こる様々なトラブル。
そのトラブルがどれもハンパ無い!
事実を踏まえた作品との事だけど全のトラブルが本当だったら凄い。
自分は到底乗り越えられないです(汗)
気象学者と気球の女性パイロットが様々なトラブルを乗り越えながら気象を調査するんだけど測定機器も服装もかなりの軽装備。当時この装備で高度10000メートルを目指すのが凄い。
黄色い蝶や白い雪がロマンチック。
高所恐怖症だけど、あそこまで高いと恐怖心も無くなりました(笑)
女性達の綺麗なドレスも良くて見応えがありました。
衣装代にはかなりつぎ込んでいる作品の印象( ´∀`)
やや強引
事実を描いた作品の大抵は面白い。つまらないのは監督の手腕及び脚本の悪さのせいだと思ってる。今作品も事実をもとに描かれた作品なのだが、いかんせん今では考えると、それはあり得んやろと突っ込みどころ満載なのだが、それを補って余るほど、ストーリー展開は滑らかで退屈しなかった。
ハラハラ
堅物で理論に忠実な気象学者グレーシャーと、自由奔放でパワフルな気球操縦士アメリアが、反発し合いながらも自然の驚異に対峙し助けあっていく。
チャレンジし困難を乗り超え希望を掴み取っていくストーリーに挑みつづける大切さをあらためて感じました。
アクション満載というわけではなく、わりと淡々と進んでいく流れでゆったりと昨日を楽しむことができました。
そして、時々ででくハラハラシーンにはドキドキ。
派手な映画ではないけれど、空の場面は大きなスクリーンで楽しんでほしいなと思います。
【感想ブログ】 https://toomilog.com/intothesky
高高度の映像に目が眩む
高高度を飛ぶ気球のゴンドラから眺める景色は目を見張るほどの美しさ。しかし高いところが苦手な人にとっては生きた心地がしないのではなかろうか。特に嵐に見舞われたり、危機回避のため主人公が気球のてっぺんに登るシーンなどは、フィクションだと分かっていても生きた心地がしないし、目がクラクラする。
credits at the end of the film
I became fascinated by the beautiful music l didn’t know who sings.
In the lobby l saw it with my phone and caught who she is.
Sigrid !
フェリシティジョーンズ最高!
もし…この映画にフェリシティジョーンズが出演していなかったらと想像すると、良い作品だけどヒットはしなかったと思います。そのくらい彼女の演技が素晴らしく、そして非常に合っていると思います。また観たいくらいです。
事実<空想
事実を基に脚色された内容ということで、ジェームスという人物像と、彼が成し遂げたこと以外は事実と異なるようです。
とはいえ、話の構成はよくできていて、気球での危機的状況と、搭乗する二人の回想が交互に展開され、観ていて飽きることはありませんでした。
ただ、この作品のメッセージ性に関しては、自分にはやや薄っぺらく感じるものがありました。
今作が完全に伝記物として作られていたのなら、なにかしら心に響くものもあったかもしれません。が、今作は、あまりにも焦点が架空の存在であるアメリアに向きすぎており、ジェームスの成した偉業がついでのように見えました。それが、世相を加味した感じに自分には思えて、感動よりも、興の冷める思いのほうが強かったです。
搭乗者が事実どおりの男同士で、二人の友情、みたいな感じだったら、もっと素直に感動できたかもしれません。
はるか上空に2人で挑んだ決死の冒険
女性探検家と若き科学者が、気球で向かうのは人類未踏の1万メートルの高高度。
はるか上空で次々と襲い掛かるトラブル。
映画ゼログラビティで感じた足のつかない恐怖心が、今度は重力付きでやってきました。
俺みたいな高所恐怖症は、ずっと手に嫌な汗を握りしめてました。あぁ、足の裏に地面を感じることの幸せよ😅💦
何事にも切り開いた先任はいるんだなー、と。
ひたすら空の世界。落ちたら確実に死ぬのにそこに科学と冒険を求めるなんて…すごい。かなりエンタメ感が強いから事実ベースというよりは娯楽作としてみたほうが断然楽しめるかも。空に生身の人間が臨む映像には引き込まれる。しかし、あの時代から強い女性はいたんだなー。
予想をはるかに越えた冒険譚
地に足が着いていないスリル
予想を上回り手に汗握る。
イギリスのコスチュームプレイが
両手を挙げて大好物なので
この作品もその例に漏れず。
冒頭少年が会場まで走るシーン
通りを歩く人々に溜め息が洩れる。
その科学的意義云々を追及するより
魅力的な冒険時代劇として堪能した。
ラストシーンがなぜか
もう一度観たい気にさせる。
雪が舞ってる。空が待ってる。
天気の予測など無理だと周りからバカにされながらも、気象予測の可能性を信じて疑わない気象学者のジェームズと、気球の事故で夫を結果的に亡くしたトラウマをもつ、芸人兼気球操縦士のアメリアの冒険劇。
真面目に気象観測をやりたいジェームズだが、出発式を見守る客を楽しませる為にパフォーマンスする芸人のアメリアとはどうにもウマが合わない。しかし、予測不能な空の旅路で起こる数々のピンチが二人の心を通わせていく…といった話。
乱雲を超えた後に広がる青空や、高度5000m(だったかな?)を舞う蝶々の群れ、緩やかに舞う雪等々、物語を彩る絶景も見ごたえ満点。それに加え、吹き荒れる嵐や極寒の世界、薄まる空気やクライマックスのビューンと、想像以上にスリリングな展開が続き、本当に体感30分くらいに感じられた映画だった。尤も、実際にこの気球の旅自体も1時間ちょっとくらいの短さだったらしいのだけど。
解説にもあるように、7割が狭い気球の中でのシーンだけれども、織り込まれる回想シーンや、ここに至るまでの二人の背景の物語もしっかりして規模の小ささを感じなかったし、何より美しい絶景に加え、主人公の二人が美男美女なもんだからいつまでも観ていられる。
おまけに、心に刺さるような名言がちょいちょい出てくるのもグッドでした☆
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