アンダー・ザ・シルバーレイクのレビュー・感想・評価
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ミステリーというかサスペンスというか、リンチ風
アンドリュー・ガーフィールド演じるハリウッドの高級マンションに住む自堕落なアラサー青年が、一目惚れした同じマンションの女の子を捜す話。なんだけど、ベースはテレビゲームやコミックやロックなどのサブカルで、説明のつかないシュールなシーンが多く、思ったよりふざけた感じ。
半袖Tシャツ姿のオーラのないアンドリュー・ガーフィールドもいい。
こんな映画を待っていた!
すごく気になっていた「アンダー・ザ・シルバーレイク」を観た。
冒頭からヒッチコックへのオマージュが満載なのだが、裏窓に引き続き主人公が外に出たらいきなり「めまい効果」でちょっと嬉しかった。
惹句が「ネオノワール・サスペンス」というのだが、ノワールの意味は犯罪系ではなく、とことん虚無・退廃系で平たく言えばアート系。ここしばらくこんな作品にお目にかかったことがなく、若い頃に見た映画ってこうだったよなあ〜という懐かしさが込み上げてきて・・ベルトリッチやヴィスコンティやゴダールとか。(一番近いのがフェリーニの「甘い生活」)わけがわからんけど決して「つまらない」と言うことが許されない・・久々にそんな映画に浸る幸福を感じた。と言っても失踪した彼女を探して身近な所に潜む暗号を解き明かしていく・・と言うミステリー部分がしっかりしているのでひと時も飽きさせないサービス精神満載の140分!
途中から主人公の妄想というか夢の中へ引きずり込まれているのは間違いない。何故ならお屋敷や他人の家へ忍び込む時に、必ずいい具合に「踏み台」が用意されているのだから!(笑)
感染に気をつけて!
久しぶりに取り扱い注意の病原体に花園神社の近くで遭遇しました。
いつ生まれたのか誰も自覚がない80年代に
六本木の某映画館に行くと感染すると言われたあの恐ろしいウイルス〔代表的なウイルス→言いたい事はわからないでもないが伝え方が自由すぎてよくわからないでもこれを面白いと言っておけば僕も私もシネフィルだ出血熱〕〔自称シネフィルに空気感染免疫不全疾患〕などがまた猛威を振るう前兆かもしれない。
謎のitの正体を追い掛ける作品なのか?
リンチ風、チャイナタウンにロングなグッドバイなど伝え方が自由過ぎて危ない危ない。
パルナサスや沈黙など意識高い系作品が好きな?ガーフィールド、DRMには定期的に警戒を続けていくスタンスが重要です。
家に帰ったら必ず手洗い、うがいをしましょう。
どんな作品をコップに入れてうがいをすれば良いかって?
ワクチンもばら撒いてます、、ho-ho-ho
陰謀論好きには魅力的な映画?私には、「マグノリア」以来の難問作品
正直な話、私にはこう言う映画は全く理解不能です。
こう言う作品をオタク映画と呼ぶのかは知らないけれど、完全に理解不能でした。
確かに、私達が日頃目にするメディアの情報にも隠された裏のメッセージが存在していると言うのは理解出来るし、少なからずこの世の中には、その手の隠されたメッセージを解読する事に快感を覚える陰謀論者が大勢いるのも確かな事だ。
しかし、私が思うに陰謀論者とは結局暇を持て余した、退屈なセレブ達が嵌りそうな事ではないのだろうか?と言うのは少々乱暴かな?
日々の生活に追われて厳しい生活を余儀なく送る大方の一般庶民には、こんな陰謀論に嵌っている暇など無い。或いはある種の精神疾患でもない限り、こんな事を真剣に考えて謎解きに乗り出すバカな野郎がいるなら、観てみたいものだ。
本作の主人公サムをもしも、アンディー・ガーフィールドが演じていなかったら、観る事も無かった作品だと思う。
彼の近作「ブレス」と本作とのギャップが余りにも大き過ぎるのだが、確かにアンディーの魅力で本作は見終える事が可能となったと思う。
延々と続く幻覚にも似た世界感を飽きさせる事無く魅せられたのは彼の存在をおいて他には無いだろう。
もしもあなたがこの世界を共有出来る理解者なら、本作は充分に楽しめるものだと思う。
何だか、「華麗なるギャツビー」に描かれているような人種だろうと思うのだが違うのだろうか?
自分には難しかった
知識があった方が楽しめる。
賛否両論だけど、映画や音楽、ポップカルチャーの知識がある人の方が楽しめたのでは?
ソングライターのくだりはとてもワクワクした。
あのピアノアレンジだけサントラで欲しい。
劇中のバンドも、なかなかダサかっこいい音楽だった。
個人的にはいろんな映画の要素が入ってるのも「あ、あれね!」とニヤリとできるところだし、勉強になった。
もっと詳細を知りたくてパンフレット買ったら、「ホーボーサイン」の一覧まで付いてて、なかなか読み応えのあるパンフレットだった。
ちょっとスピリチュアル要素が入っていたり、ホラーだったりバイオレンスだったり、ご都合主義の力技だったりしたけど、興味が尽きることなく楽しめた。
フクロウのキスがシュールで怖かった。全裸であのウォーキング...。
そして、フツーはニンテンドーパワーマガジンは家に常備してない。
最近多い?オタク頑張れムービー(エロとグロ有り)
おもろかったー!
LAに実在する街を舞台に、
アンドリューガーフィールド扮するニート&オタクが、
一目惚れした女の子が失踪する所から、ストーリーが始まる。
最近流行りの(?)オタク頑張れムービー。
で、ストーリーは主人公が「彼女の真相は、この街にまつわる都市伝説や、陰謀論が関係あるのではないか!?」と言う結論に辿り着き捜索開始。バカバカしいけど満更でもない感じで話が進みます。
シルバーレイクは、元々、まだ食えない駆け出しの俳優、女優さんや、アーティスト、クリエーター達がルームシェアしたり、パーティーしたりしていたハッピーな街だったそうな。(今は地価の高騰でオシャレ新興住宅地に)なので、
劇中そんな街に居そうな変な人がいっぱい出てきて、頻繁にパーティーをしています。(超楽しそう。)
後、ハリウッドスターが葬られている墓地で自作映画の上映会とか。(これは実際やってるらしい)
結構、そんなハッピーな人達の生活シーンみたいなを見るだけでも楽しい作品。
話の核心である都市伝説や陰謀論を同人誌やゼルダの伝説の地図などを用いて説いていく所も、怖いけど笑っちゃうし、見ているうちに映像に映る全てが記号なのでは?と勘ぐってくる。
後、日本映画では中々観れないグロ描写、エロ描写があるのもテンションが上がる。主演のアンドリューガーフィールドは、#ソーシャルネットワーク 「沈黙」、「ハクソーリッジ 」でお馴染み。
ナヨっとして、頼りない感じを演じさせたら右に出るものなし!
犬殺しには気をつけろ
冒頭から不穏な空気が漂う、ロスの華やかさと影のコントラストの異様さをスクリーンに映し続けながらストーリーは進んでいく。
特徴的な主人公の死んだ目とあまり手を動かさない走り方。特徴的なアメリカの“ヲタク”要素を盛り込みながら、しかしステレオタイプに陥らないギリギリの線で、この謎解きディティクティヴサスペンスが繰広げられていく。
正直、画角に映る全てが何かの暗号やフリの様相を呈していて、鑑賞して大変疲れるのだが、それも又好事家にとっては面白いのだろう。そこの所はアメリカ人だから日本みたいに引っ込み思案ではなく、グイグイ積極的に事件にも女にも切り込んでいく姿は映画とは言え、“らしい”と納得させられる。
陰謀論、妄想癖、強引な辻褄合せ、世界観、そしてこんな筈じゃなかった人生に対しての責任転嫁みたいな、まぁ中二病爆発といったプロットであり、そして、『月刊ムー』張りの、オチはエジプトのファラオ的、地下での死ぬまでの生活が行なわれていたというオチは、頭がどうかしている帰着かもしれないが、しかしその真相を突き止めたときの主人公の顔がオープニングと違い、目が生き生きとしていたのはその成長を表現している、テーマのシッカリした内容であったと思う冒険譚であった。
ソングライターの家に行き、この世のヒット曲を全て創り出した老人の頭を、ニルヴァーナのカート・コバーンのギターで凹ます表現はグロいがしかしそれ程の世界観の逆転を表現するというオーバーリアクションjとしてまた、“ヲタク”の心情としてはベストなのではないかと思う。
多分、今作品、もしかして、続きというか、シリーズ化できることも狙っているのかもしれない。ラスト前で、今までずっと覗いていただけの上半身裸の中年女性を抱くことで、人生の酸いも甘いも体験した男は、その推理力も相俟ってロサンジェルスで探偵を生業にして、非日常的な世界で起こる事件を得意の“ヲタク”力で解決していく、コナン的なプロットで考えられているのでは?という、これもまた妄想癖の一種かw 誰かから◆◆のマークを落書きされそうだなw
ジャンル分けできない
パンドラの箱、開けちゃってんだよね
よく分からない、という前提で観た為か案外楽しめた。
一本の細い線でかろうじて繋がった小さなエピソードが羅列されているような映画。
あっちこっちに話が進み、予測不能で展開が読めないので観ていて全く飽きなかった。
犬殺し、サラと富豪の失踪、ヒット曲に隠された暗号、サブリミナル効果、キーワードだけでだいぶワクワクする出来事を紐解いていく過程が謎解きアドベンチャーのようで楽しい。
それぞれのパートに少しずつ散ったヒントをサムと一緒に拾い集めて、やっと辿り着いた場所の仄かな残酷さと恐ろしさになんだか切なくなる。
老人ソングライターのパートが好き。
どこかで聞いたことのあるメロディが次々と出てきて、段々と不快な気持ちになってくる。特に思い入れのある曲でないけれど。
サムが下すあの締め方もショッキングで好き。
現代の社会への風刺がかなりストレートに痛烈に効いている。飛躍して都市伝説みたいになっていて。
個人的に陰謀説な話はそんなに好きじゃないけど、意識しないでも操られているのは真実かも、と思った。
逃れられないから今生きることを楽しむことしか出来ない。
細かく解釈するのは苦手だけど、観たまんまで受け取っても問題なさげな作品だと思う。
登場人物のファッションやビジュアルを含め、映像がとても綺麗でお気に入りのショットがたくさんある。
前髪上げた途端にアンドリュー・ガーフィールド感が増すところが好き。イエスと花嫁の曲も好き。
傑作!バカを釣るためのメシウマ映画。
めちゃくちゃな映画だった。よく分からん。、、、が、そこが良い!と言わないと負けた気がする笑。
一級品の映像と音楽の中で、めちゃくちゃな映画を観せられる。すると、本当に頭がクラクラしてくる。その快楽は味わえた。
劇中に「ヒッチコック」という名前が書かれた石板(あれは墓石なのか?)が出てくるので、ヒッチコックへのオマージュがあるっぽい。
、、、という、極めて説明が難しい映画。観て感じろ!と言うしかない笑。
しかし、何もかも謎の空っぽの映画かというとそうでもなくて、映画監督の作家性はちゃんとあった。
映画、音楽、芸術、ゲームとか、所謂サブカルは虚構に過ぎないのに、そんなもんに群がって、解釈を一生懸命やって、一喜一憂して、お前ら現実の世界では何もしてねーじゃんwwwバカじゃねーの笑?という、メッセージ性は明確に受け取れた。
解釈の難しい映画をあえて提示し、「ほらわかんないでしょ?笑。」と言っておきながら、「実はこんな下らないオチでした!!!お前らの人生の貴重な時間を無駄にできてメシウマーwww」というサマは中々痛快だった。
この映画を真面目に解釈しようとした時点で、映画監督の術中にハマっているというwww。正にアリ地獄のような映画だ。
こういうのを「メタ映画」というけれど、この映画は、極めてストレートなメタ映画だと言える。
この映画を撮った監督は、売れない時代が長かったから、観客とか業界関係者に対する憎しみが積もってるんだろうな。
この映画のしてやられた!感が半端なく気持ち良い。正にダーク版LaLaLand。映画の構造としては、スターシップトゥルーパーズだわ笑。
サブカルが巨大産業になっている現代社会において、中々的確な点を突いていて、これは快作!だった。個人的には。見事にぶち壊してくれた。自分のようなサブカル被れを批判しているのは明確だけど、ここまでしてくれたら、逆に気持ちイイわ。
使徒
どおにも無軌道な作品というか…さっぱり分からん。
色々伝えたい事はあるんだろうが、それを読み解いてやるほど俺は親切な客ではない。
社会的に底辺な男が主人公。
その彼を肯定していくような形で話しは進む。
次のステージとでも言うのだろうか?
今、目の前にある常識は植え付けられたもので真理ではない。みたいな事なのだろうか?
世界をコントロールしている存在みたいなものが居て、選ばれた民なのか特別な人なのか、それらの人には啓示があって導かれたりするようなのだが、その存在は出てはこない。
そんな宇宙の摂理みたいなものに傾倒していく、ただの青年を好演していたのは流石とも思うのだが…いかんせん、この作品を良しとするには、俺は俗世間に揉まれすぎてるようだ。
詰まるところ…勝手にやってろと思う。
崇高な志があるのだろうが、どおにも大きなお世話で…イかれた大人達の自己満足のようで、気持ち悪いったらありゃしない。
俺には無駄な時間でした。
ただ、
ちょっと音楽と照明がレトロな雰囲気で…音楽は耳障りではあったのだけど、照明の感じは、現代でありながらも時間軸がズレてるような感じもあり楽しかった。
後はイマジネーションが欠落していく程の情報量が蔓延している事を知った。
放置された土管の奥に冒険が待ってない事が周知の事実である事に寂しさは感じる。
その廃れていく妄想力へのエールとか、暴かれていく世界への反抗とも思えば、まあ、悪くはない。
世界は支配者による暗号に満ちている🔷🔷
犬は?
ぶっとび こじらせ 冒険活劇
うだつの上がらないにいちゃんが現実逃避のように陰謀論に飲み込まれていった結果たどり着いた答えは そもそも陰謀があろうがなかろうが、俺の生き方は俺が決めるしかないのだ という境地だった…
というお話と無理やり要約できなくもないが、何しろたどり着くまでの道中のくらっくらするような展開のつるべ打ちがこの映画の最大の魅力
パズルのピースは着実に集まっているぞ! というテンションで話はキチンと前進していくんだけど、いつまでたってもパズルが完成した時の絵柄の予想がつかない というのも、発生する事一つ一つが次に起こる事態に飲み込まれるように煙に巻かれて終わるので
え? さっき君殺されそうだったけどその件はどーした
といった具合にもやーんとしたものが見終わっても残る 別に話運びが雑 とかではなく それがなんだかもやーんと心地いいというか 忘れられない映画だった
しかしアンドリューガーフィールドはこういう役やらせたら今ナンバーワンだな 見ててもイライラしてこないギリギリのラインのふにゃふにゃぶりが光っていた
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