アンダー・ザ・シルバーレイクのレビュー・感想・評価
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大脳新皮質稼働拒否
もう、何でそうなる、誰が何のために、どうしてそんな手段で?と、止めどない5W2H大会のニ時間。謎を一個解くたびに謎が増えていく、無責任な謎分裂ストリー。
建築資材は何処からどうやって運んだ?とか、工事した人の口封じは?とか、アカン、そんなこと考える映画じゃないと自分に言い聞かせるのが大変。もう最後は詮索するのヤメタ!
退屈はしないけど、ガッカリは有る。展開は早くて局面局面は楽しいけど、因果関係はデタラメで訳分からん。煙に巻かれた感のあるラストに、ちょっと待てーー!と、質問タイムを要求したくなる、なんとも不思議な映画だった。
フィアンセとの関係と、彼の職業だけは知りたかった!
陰謀説好きのあなたに!
ふらりと迷い込むと昇天
理解できない…
知り合った美女の真っ赤な口紅が鮮やかで、笑顔が可愛らしすぎて釘付け...
業界敗者の妄想?ヘンテコワールド
観る人が観ればわかる・・・のか?
エピソードや映像、暗号やオマージュだらけなんだろうけど、きっと気づききれてないなーと若干もどかしい思いをしながら観た。
謎解きは面白いんだけど起こる事件や展開は地味なので退屈に感じたところもあった。
監督の前作でも感じたけど、映像や色使いが可愛くてポップで観てて楽しい。
受けた印象としては、LA、ハリウッドに代表される今のショービズ界の光と影、という感じなのかなぁ。
ポップカルチャーが作品の力だけじゃないところで回ってる、っていう側面は間違いなくあるだろう。でもそれじゃつまんねーしそれだけじゃないよね、って信じたい人々の方が多い(私含め)中で、本作はそうやって回ってると言い張る側(金もあるしなんか次元違ってうさんくさいw)と、それを否定する側(こっちはこっちでうさんくさいw)の闘いだったような印象。
ハリウッドのチャラさと胡散臭さといったらなかった。笑
今は売れてる監督が撮った作品ではあるんだけど彼のそれまでの苦労や経験を感じさせる生々しい主人公像。
主人公、アンドリュー・ガーフィールドなのに爽やかさゼロ。冴えないオタク感と負け犬感。
果たして起こった不思議な出来事たちは彼の妄想だったのだろうか?観客すらも煙に巻こうとする流れなんだけど、ラストは奮闘空しくLAドリームに搾取され沈んでゆく若者がまた一人・・・
ホームレスを見下すシーンに感じた違和感が、ああやってつながるとは。
めちゃめちゃ楽しかった!って感じではないんだけど、仕込まれたネタを探すためにもう一度観たくなりました。
モダンカルト作だった
ヲタクとはこういうもんだw
昨晩、遠くに帰る相方が急にらしくないええこと言ったから、
「映画だとこの後、不遇の事故にあって亡くなったりするんだよなー」
と、妙にそわそわ。
胸騒ぎの午後に、本作を観てはっとする。
まさに私の胸騒ぎの映画だった!!
リンチだし、アクセル・フォーリーだし、そして急に訪れるカタルシス。
映画のオマージュなんか拾えなくていい。
この胸騒ぎに共感できるヲタクなら必見w
言っておく。
人は物語の主人公じゃない。
※ラ・ラ・ランドより、「マルホランド・ドライブ」「ツイン・ピークス」どう考えたって「ビバリーヒルズ・コップ」でしょw???
おしゃれで意味不明
狂った世界の世渡り術
予備知識もほぼなく、イットフォーローズの監督の映画かーってどんなホラーかなーって感じで座席に座り、一応上映時間調べようって調べたら2時間20分!?大丈夫?!
って始まって観てたらこれ大好物系のやつでした。
クズ系イケメン女好きが世界と自分とのズレを、間違っている(いた)のは自分か、世界か、を勝手に問うていく自分勝手探偵ムービーだった。
インヒアレントヴァイスに近いノリ。
ホラー演出力は前作でもう証明済なわけだけども、直球ホラーでない本作でも光る。
何かが上から落ちてくる恐怖、暗闇から造形だけで恐ろしい何かが見える恐怖、冴える冴える。
主人公のイケメンクズがなぜこの事件にこんなに真剣に取り組んだのか、最後にヒロインにも何故?と言われるくらい意味不明といえば不明なんだけど、明日ファックしようって言ってたのになんでいなくなったの?ってそれだけだったのもとてもいい。
隣の熟女とファックし終って自分の部屋を隣の部屋から眺めてたら家賃の取り立てにきた人が誰もいなくて困っているのを微笑しながら眺めているラストシーンも最高だったな。
総じて、この主人公も終わってるし、かといってこの世界も終わってるっていう話だった。
金持ちは若者の搾取しか考えていない、その若者も先のことは考えない、利便さと快楽がすぐに手に入る代わりに思考までも手放してしまえる現代、ってことなんだろうか。
レトロ文脈のカルチャーたちが何かを示唆しているのだろうかね。
我々は緩やかに穏やかに死ぬことを目的に生きているのだろうか。
わからないけどファックはファックっていうカラッとしてるのもとても肌に合う良い映画でした。
あー、見て良かった!
デヴィッド・ロバート・ミッチェル、バカじゃないの?
デヴィッド・ロバート・ミッチェルの頭の中を覗き見。大真面目にふざけた「こうだったらいいのに」「実はこうなのでは?」が詰め込まれていて、この人バカじゃないの?と思った(褒めてます)。ヒッチコックやリンチの域には達してないけど、それもまた可愛らしい
音楽がとにかく良かった。死ぬほど大袈裟で数多の情念渦巻くハリウッド感が演出されていた。『イット・フォローズ』のエレクトロサウンドも良かったし、ミッチェル監督には音楽への拘りを感じる。とりあえずカート・コバーンに怒られろ!バックストリート・ボーイズはまあええわ。あれは笑った
冗談はさておき…事の真相が明かされる場面ではそれまでと違い『ホーリー・マウンテン』みたいな絵面になるのも良かったけど、あまりにも台詞で説明し過ぎじゃないか?ラストでも「下じゃなく上を見て」という他作品の言葉を借りて主人公の成長を示唆したりと、ミッチェル監督の真面目さが見て取れる
リンチならそうはしないよなと思った。謎は謎のままがいい(当然本作でも謎のままの描写はあるが、核心部はそうでない)。そういう意味で本作はカルト作品にはなり得ないね。まあなろうともしてないか
まあまあだった
長くてうとうとしてしまったのだけど楽しい場面がたくさんあった。特にソングライターのピアノが楽しかった。どうしても思い出せない知っている曲があって後からピクシーズだと分かった。
ストーリーを説明するだけの映画でなく、豊かな表現がたくさんあるのだが、それが単にやってみただけ、そうしたかっただけ、という印象が強い。物語にからみついて影響してこそだと思うので、そこは残念だった。思わせぶりなだけで空っぽだった。
結局、謎はセレブの変な集団自殺だったのだが、それもつまらなかった。主人公が家賃を全く稼ごうとしないのもどうかと思う。催促された時しか気にしていないようですらあった。車で死んだ富豪の娘は誰に殺されたのだろう。
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