「現実に抗いたい」アンダー・ザ・シルバーレイク nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
現実に抗いたい
様々な映画や音楽の引用やオマージュなどは自分には難解でしたが、ストーリーや印象的な映像に色々と解釈を考えさせられる作品でした。
映画や音楽の元ネタの知識があれば、もっと楽しめたのかと思います。
挫折感や無力感に苛まれる現実に抗いたい若者の物語としては、奇妙な謎解きやグロテスクな悪夢、シニカルなユーモアなどが絡み合い、楽しめました。
いかにもなサスペンス効果音は妙な滑稽さもあり、作品全体がサスペンス映画のパロディというか、ブラックコメディかもとも感じました。
アンドリュー・ガーフィールドの演技も、クズで滑稽ながら夢破れた若者の憂いも滲ませ、良かったと思います。
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