若おかみは小学生!のレビュー・感想・評価
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丁寧に仕上げられた作品
解りやすいストーリー展開に馴染みやすいキャラデザインで、サスガ文科省選定の看板は伊達ではないと言う印象でした。声優も毎度のことタレントや俳優、お笑い系まで充ててイササカ不安もありましたが特に問題なしで、その点はかの作品に比べれば遥かにマシに仕上がっています。TVシリーズ未見でも全く問題ありません。 当初は『花咲くいろは』をイメージしていましたが全く違う毛色で、コチラはチョイファンタジーで対象年齢を下げた風な仕上がりです。 一人の少女が不幸に見舞われて家業を営む親戚に引き取られ、そこで家業を手伝いつつ立派に成長を遂げる、まァ正直ワリと有りがちな解りやすい設定ですが、その有りがちながらもシッカリ丁寧に創り上げられています。出っ歯の幽霊がまさしく昭和の少年キャラまんまですが、70歳のお婆ちゃん(昭和30年代)の幼馴染であれば違和感はありませんでしたw マイナスではありませんが、オッコが最初からワリと精神的に自立している印象でした。事故で突然両親に死なれては小学生にとって想像を絶する辛さでしょうが、それがキチンと整理できる強い心を持っていたのでしょう。ですが作中そのトラウマを発動してしまう部分は、そうであってもまだ幼い子供部分をちゃんと表現しています。結局ソレはオチに繋がる前振りとも言えたわけですが‥‥ 個性あるお客さんとの絡みも面白く、周囲のキャラもそれぞれが表情豊かで作品の味付けにシッカリ貢献していました。特にピンフリの助演ぶりは秀逸です。 敢えて欠点といえば、上記のとおりオッコが既に立派に成長するベースが整っていたため、大騒動レベルの波瀾万丈は最初から期待できません。そもそもコレは対象が小中生位なので基本的にお利口さんキャラなのでソレは突っ込むべき所ではありませんが、チョッとなにか手に余る失敗か何かがあればな、と云う期待はありました。 とは言え、観終わって穏やかな気分になる、ご家族にお薦めできるハートフルなホノボノアニメ映画だったと思います。 EDのレイアウトイメージのスケッチ? まさに宮崎駿氏のソレを彷彿させていて、サッコンはポストの座が度々話題になりますが、寧ろこの作品が一番近そうな見た目の印象でしたw
中身が濃い作品です
小学生の娘のお供で鑑賞しましたが、思わぬ収穫でした。 ①ストーリー展開のテンポが良い ②絵と動きが綺麗 ③大人でも泣ける 個人的にはこの作品を90分に収めるのは勿体ない気もしますが、対象が子供だから仕方ないかな? とにかく「日本のアニメはジブリだけじゃ無いんだな」と認識させてくれる良い映画でしたよ。
肩の力を抜いて鑑賞してください。
本作は、大変な衝撃作という訳ではありません。 また、何十年に一度というような歴史的名作という訳でもありません。 おっこというひとりの少女の、若おかみとしての成長や、人間としての成長を描いた作品です。 この映画はまさに王道を行き、エンディングまであっという間に物語が進みます。 初見の観客は、不意に訪れるクライマックスに驚き、落涙することでしょう。 爽やかに駆け抜ける本映画の余韻を楽しんで下さい。
TV版が視聴済みだった人がまた見ても問題なし!
TV版で見たぞコレ、と言う話もあります。
が、これは総集編ではありません。
平行世界で別の切り口で纏められていました。
TV版も良かったけど、両親影薄かったな。
とか大事故にあったわりには立ち直り早いなというのが引っかかっていた人に直球を投げてきたのが良かったです。
すごすぎて、レビュー書きたくなりました
映画好きなのですが、知らないひとに向けてレビュー書くという興味はなかったのですが、 この映画が好きすぎて、でも、あまりにもすいているので、レビューしたくなってしまいました。 どの年代のひとが、誰と見てもいい映画ってそんなにないと思うのですが、これはそれです!
原作ファンも楽しめる!
原作がもともと好きだったので観に行きました!原作では描かれていないエピソードとかも合ってとても面白かった反面、原作に忠実なので、原作ファンも楽しめると思います!短い時間の中でいろいろなところからおっこの成長を感じられて、自分も強く生きようと思える素敵な映画でした。
とてもハートフルな素晴らしい映画
レビューがとても良くて観た映画。 ぜひ世界中の方に観てほしい本当に素敵な素晴らしい映画でした。 心の琴線に触れて、涙が溢れてしまいました。 泣きすぎるのを我慢。 映像もとても綺麗で 京都の大好きな旅館美山荘が出てきたり、おなじみの花水木が出てきたり。。 丁寧に丁寧に作り込まれた映画で本当に素晴らしかったです。 おっこが本当に健気で強くて、優しくて。 そして、本当に爽やかで。 彼女の生き方をみていると、なんだかがんばらなくちゃ、 前を見て生きていかなくちゃと思い、すごくすごく。。 大好きなご両親を突然失って、とても悲しいはずなのに 笑顔で生きていて、、とても心に響くものがありました。 そして、彼女をとりまく登場人物もみんなみんなとても温かい。 ストーリーの始まりからエンディングまで とにかく素晴らしい作りでした。 色彩もとても豊か。素晴らしいアニメーション。 そして、藤原さくらさんの「また明日」の曲もとても良くて、エンドロールまで本当に心に染み渡ります。 医食同源と所作のこと、日本人が大切にしていること、美山荘さんが思い浮かび、訪れたくなりました。 花の湯温泉のお湯は誰も拒まない すべてを受け入れて癒してくれる きっと観た人みんなを癒してくれるそんな映画です。 ぜひ劇場で。
若おかみは小学生は初めて見たけれど面白いくて最後に感動と少し悲しく...
若おかみは小学生は初めて見たけれど面白いくて最後に感動と少し悲しくなる 内容の映画だなと思って見てきましたそれに家族の大切を教えてもらる内容で良かったです
映画単独で楽しめて、涙しました
油断した。 観終わったら滂沱の涙。 染みたわぁ。 傑作! これ、作りは丁寧だわ、脚本も演出も素晴らしいわ。、作画も背景もすごすぎるわ。 児童文学シリーズがベースなので、ちょっと嫌味を言う人はいても、根本的に悪い人のいない世界。 おそらく子供が観ることを前提に、意図的に「悪意」「因果」「憎悪」を存在させない配慮をしている。 そういう憎しみの連鎖や感情の発露は、大人向け作品でやればいい。 テレビシリーズとはスタッフが異なってました。 映画は『茄子 アンダルシアの夏』高坂希太郎監督と、脚本が『ガルパン』吉田玲子さんですよ。 背景には男鹿さんら、ジブリ映画でよく見た名の強者がずらり。 制作はテレビと同じマッドハウス、同じ原作を元にした作品だけど、中身はテレビとは別物。 古い喩えで恐縮ですが、テレビと映画の『銀河鉄道999』の差を観るが如く。 テレビ未見でも、この映画単体で、問題なく楽しめます。
親子だけでなく、大人こそ観て欲しい良作
TVアニメ版も孫と一緒に観ていたが、劇場版は絵が格段と美しく、映画館で鑑賞するのに相応しい作品でした。子供たちが笑う場面と親が微笑む場面が異なることに、世代の感性の違いを感じたものの、作品全体の感想としては「素晴らしい」の一言。両親の事故死を乗り越えて成長していくオッコの姿に素直に感動するし、ウリ坊他周囲の人々の支えに嬉しくなる。「世の中、こんな綺麗ごとで済まされていないよ」という声も挙がるだろうが、作品が描く理想の世界へ我々も近づくように努力すべきだということに気が付かせてくれる。今の時代だからこそ、観るべき作品だと思う。素敵な涙が流れました。
完全にナーメテーター。大人にこそ勧めたい傑作。
まったく内容を知らずに観たらびっくり。非常に現代的なテーマと、ちょっとギョッとするよう突っ込んだ展開もある傑作アニメーションでした。 タイトルと絵面で観ないのは勿体ない。 大切な人との別離を受け入れていくこと、というメインテーマとは別に、同時期公開の「プーと大人になった僕」と対になる作品でもあると思います。 プーが社会で自分を見失った主人公が家族に回帰する話とすると、本作は家族を失った主人公が社会に出て、他者との繋がりから、家族の死に折り合いをつけ、自分を取り戻していく話でした。 きれいごと言えばそうですが、仕事、及び他者との関わりが自分を救うこともあると思うんですよね。 そういう意味で凄く「大人」な作品でした。劇場でも親子連れの親の方の嗚咽が目立ちました。
大人も楽しめる感動作
少年・家庭向けの文科省選定作品とあるが、大人でも十分楽しめる感動作。逆に大人の方が若女将おっこの強さと凄さを感じ取れるのではないか。登場するキャラクターも一切無駄がなく洗練されていてウリ坊、美陽、鈴鬼のキーホルダーが欲しい(笑) この作品の世界観が大好きですし、春の屋は世界にも誇れる最高の温泉宿。是非お勧めします。 2018-184
日本アニメってすげえ
絵柄から避けていたが熱烈絶賛が多く気になり鑑賞、感涙!なんなんだこの完成度!トラウマ級の事故シーンをこの絵柄でしてしまうとは、その意欲にはまずやられた!そしてそのシーンが必要なのも納得。受け入れるということ、その過程がしっかり描かれている。 驚愕! 2回目鑑賞 2018年10月14日日曜日 ジワジワと噂になっているのか、日曜夕方の回ということもあって親子連れ多数。 そんな中私の列は知らんおっさん通しで四人並ぶという(笑) そして号泣するという(笑) 周りでもすすり泣く声が多数。 脚本も演出も見事で一つ間違えばトラウマになりそうな表現にもキチンと向き合い、リアリティに仕上げているからこそ心を揺さぶられるんだろう。 メガネのディテールの細かさはそこまでしなくてもいいだろうと思うけどもそのこだわりがまた話に奥行きを感じさせる。 ここまでこだわる作品ならと思わせる。 兎にも角にも小さなお子さんを持つ親御さんなら絶対見てほしいし、映画ファンならアニメファンなら絶対見なきゃだし、何が何でも多くの人に見てほしい作品。
「こんなに面白いとは」
85本目。 フランスのアヌシー国際映画祭に出品作品と言う事で、期待して行ったのですが、期待以上の面白さでした。 小学生が若おかみとして、頑張る姿が見事に描かれていました。 涙ぐみました。
予告では触れてない真のテーマ
これは「PTSD克服」がテーマなんです!!
主人公のおっこちゃんは、トラックの横転事故により両親を亡くすのですが、すぐに“イマジナリーフレンド”の両親が出てきます。おっこ自身も「な〜んだ生きてたんだね!」と言ってしまうのです。(現実逃避なのか、ガチでそう思ってるのかは不明)
また、映画のおっこちゃんは何度か過呼吸になります。事故の事をフラッシュバックしてしまいます。
そして最後、イマジナリーフレンドであるはずの両親が「ごめんな、そばにいてやれなくて。おまえが生きている事が嬉しいんだよ。(要約)」と今生の別れを言って消えてしまいます。
おっこは取り乱してしまうものの、「消えてしまった訳ではない。天に昇っても、そこであたしを見てるんだ!」と立ち直ります。
これはフィクションなので極端かも知れませんが、「親の死を受け入れて立ちなおる」ことを真正面から描いてます。絶対避けられない身内の死、ボクもおっこちゃんのように向き合えるようになりたいです。
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