「素晴らしい!」若おかみは小学生! 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい!
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絵柄で完全にナメてました。
おっこに降りかかる出会いと別れがこれでもかと詰め込まれ、劇中何度もうるうると。
両親を急な事故で亡くしてまだ1カ月の序盤のおっこが、極力それを「考えない」ようにしつつも、度々両親の夢を見てしまうのはまだ死を受け入れられていないから。それが終盤、真正面から受け止めざるを得なくなった時には、それまで溜め込んでいた涙が一気に噴き出したように号泣。しかしそれでも立ち直れたのは、おっこ自身の若おかみとしての経験あればこそ。無駄な部分のない、非常に良く出来た脚本でした。
マイナス0.5は、やはりあれだけの話を詰め込むには尺が足りなかったか、おっこ以外のキャラの描写がやや淡白に感じたこと。ただ、だからといって全部を深く書いたら何時間あっても足りないし、削れそうなエピソードもないし、仕方ありませんね。
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