騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
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面白い、おすすめ!大泉洋すごい
たまたまネトフリのおすすめに出てきて、何気なしに再生したら面白くてそのまま最後まで食いついて見てしまった。
何も知らずに見たから、あとで調べたらついこの前に見た『罪の声』と原作者が同じで驚いた。塩田武士のすごさを実感した。(この後別作品ちゃんと読んだ)
出版業界の話で、割と興味があった業界かつ分かりやすく描かれていて、頭を悩ませる必要がなかったのが良かった。
役者も大泉洋をはじめとしてみんなよかった。松岡茉優改めて演技上手いなあと思ったし、大泉洋はキャラがハマりすぎてて関心した。
この映画に対する感想として、予告の「大どんでん返し」「騙しているのは誰か」的な文言がよくないという意見を見た。確かにそれは尤もだと思う。私は前情報なしに見たからこそよかったのだなと思う。事前にそういうこと知らない方が面白く見れる。どんでん返しがないと思ってるからこそあの展開が面白いのであって、あのような予告も考えものだなあと感じた。
兎に角簡単に見れて面白くて引き込まれる作品。すごくおすすめ!友達にも勧めやすいし多分万人受けすると思う。本当に見るべき!!
45点
面白いを追求する
松岡茉優良かった
コミカル風味の騙し合い劇
予告編から出版社を舞台にしたもっと辛辣な騙し合い劇だと想像していたが、大泉洋の持ち味を活かしたコミカル風味の完成度の高い非常に面白い騙し合い劇だった。
本作の舞台は老舗の出版社・薫風社。主人公はカルチャー雑誌トリニティ編集長になったばかりの・速水(大泉洋)。社長が急死し、次期社長の座を巡って社内権力闘争が始まり、東松専務(佐藤浩市)は業績回復を目指していく。売り上げの少ないトリニティは廃刊の危機に陥る。速水は部下達とともにトリニティの存続をかけ、売り上げ増大を図るため大胆な策を仕掛けていく・・・。
芸達者な曲者揃いの男性俳優陣と大泉洋との虚々実々の騙し合いは、意外性十分であり、見応えがある。コミカルな味付けで人間臭さがあるので、悪い気分にはならない。
速水の考える策は、従来のトリニティの常識を覆す意外なものであるが、着眼点がしっかりしている。速水は読者視点で売れるものを最優先している。ものづくりでは、老舗になればなるほど、作る側の価値観が重視され、買う側が求めているものが反映し難くなるという背景をしっかり踏まえている。
速水役の大泉洋が硬軟のバランスが絶妙である。人当たりがよく、切羽詰まったところがなく、どこまで真面目なのか真剣なのか読めない。不敵な笑みも得体が知れない。
一方、速水の部下・高野恵役の松岡茉優は、良い小説を発掘することに一心不乱に取り組む姿が印象的で、恵の本に対する強い愛情を表現している。
柔の大泉洋、剛の松岡茉優。二人の対照的な演技が本作の面白さのベースになっている。
終盤、虚々実々の騙し合いの果てに、恵が到達した発想は、グローバル化、ペーパーレス化という時流とは異なる固有の発想である。時流に乗ることに拘らず、オンリーワンの発想が重要であることを示唆している。本作は、単なる騙し合い劇ではなく、変化する時代に対応する企業の在り方も問いかけている。なかなか味わい深い作品である。
楽しめました
苦手なんだけど上手いんだよなぁ
よくわからない業界だけど、いわゆる本を出版する出版社は、もういらないのかもしれないと思った。
大泉洋さんが出演しているものはだいたい面白いから見てみた。
全体的に言うと、騙し絵の牙というより、騙し絵の映画という感じだった。
映画自体がなんとなく本当っぽいけど、全部嘘みたいな印象だった。
予告編で言っていた台詞も言っていないし、『コンフィデンスマンJP』みたいな詐欺的なストーリーなのかな?と思っていたけど、そうでもなかった。
結構有名な俳優がたくさん出演していて、見せ場もそれぞれあったので、最後まで飽きずに見られたけど、内容的にはちょっとひどかった。
一見、前に大泉さんが出演していた『ノーサイドゲーム』みたいな感じで、大泉さんも演技もそんな感じなんだけど、これも騙し絵で、一言で言うなら、泥試合ゲームだった。
しょぼい会社の人が、しょぼい派閥争いを繰り返して、それに勝利してハッピーに生き残る人がいるわけでもなく、泥試合を繰り返しているうちに皆ダメになっていった。
乗っている船が泥船なんだから、皆で協力して助かる道を探さなければならないのに、しょぼい戦いばかり繰りかえしていては、助かるものも助からない。
松岡さんが最後に勝ったような気もしなくもないけど、あれも一時的なもので、結局はダメになるんだろうな?と思った。
よくわからない業界だけど、いわゆる本を出版する出版社は、もういらないのかもしれないと思った。
もちろん出版社だけではなく、出版関係の人もいらなくなり、大量の失業者が出て、社会問題になるかもしれないけど、出版するというより、全部Webでいいような気がしなくもない。
この映画見てわかったけど、出版社って雑誌で食べているらしい。
もちろん雑誌もWebでいいと思うけど、どうしても出版したいなら、雑誌だけでいいと思った。
完全にテキストだけなら、個人がユーチューブみたいにアップしていって、そのうちの人気のある人だけが、お金をとって読ませればいいと思う。
どうしても紙で読みたいなら、プリントアウトという手もあるし、少々お金はかかるけと思うけど注文印刷か、そういう人向けの少量生産でいい。
個人的には出版物の中でも、特に小説はいらないような気がする。
昔はよく小説を読んでいたけど、まったく役にたったような気がしない。
想像力もつかなかったし、字や慣用句を覚えたか、というとそうでもない。
世の中のことや人生、人の心がわかるようになったか、いうとそんなこともない。
役に立つ立たないは関係ないかもしれないけど、面白いから読むということだけなら、漫画だけでいいような気がしないでもない。
この映画は、内容的には泥試合ゲームだったけど、いろいろ考えさせられるところがあって、そういう意味では面白い映画だった。
屋上でコーヒーを投げつけるシーン。楽しいからこそ、一所懸命なんです。
出版不況の最中、新任の週刊誌編集長と、その自由奔放さに振り回される若手編集者を描く物語。
中々面白い作品でした。出版不況の中で突飛なアイデアで話題を作っていく編集長の奔放さ。「面白ければいいじゃない」「この雑誌で遊ぼうよ」。仕事を真面目に捕らえすぎている私としては、とても羨ましく、魅力的な言葉でした。
やはり自分が、「面白い」、「楽しい」と感じながら仕事をしないと、元気が出ませんよね。
ただの自由奔放な話ではなく、社内の権力闘争もしっかりと描かれていて好感。ラストに向けた展開は、やや無理も感じたことはマイナスでしたが、それでも驚かされるものでした。
変に説教じみたところもなく、無理なく楽しめる作品でした。
謳い文句は観客に向けてではない
2021年劇場鑑賞7本目 良作 63点
キャストが豪華でキービジュアルがアイドルのポスターみたいですね (笑)
キャスティングが、過去作やその人のイメージ通りの配役で、騙し合いを謳い文句の割にそこでの驚きや予想を裏切る様な仕組みはなく、あぁ演じるべき人がいつも通り演じてるなぁで意外性がなかった
また大泉洋の手腕が別に斬新さがないというか、なんかすげぇことして雑誌復活に奮起してるようだけど、特段素人でも思いつくような普通のことしかしてない
この映画は騙し合いがテーマで、3つの大きなポイントが氷魚くんとリリーさんと最後松岡茉優と木村佳乃さんの所だと思いますが、どれも騙すって何???となります
観客を騙すのではなく、大泉洋と松岡茉優を劇中で騙すというなら100歩譲ってわかるけど、予告で騙し合いバトル!(役者通しが小規模ながら騙し合ってるからいいのか?)と謳うなら観客が度肝抜かれ仰天するものだと思い腰を抜かしたので、世間での評価も香ばしい結果になったのだと思われます
予告詐欺。期待外れ。
大どんでん返しを期待したが、なにが大どんでん返しなのかわからない。最後の最後まで期待していたが結局誰が勝ったのか幸せになったのかよく分からないで終わった。本当に期待はずれでした。
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