今日も嫌がらせ弁当のレビュー・感想・評価
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やけに弁当が恋しくなる素敵な作品
実際にモデルになった親子がいるという点が、何よりも強みと言えるのではないだろうか。
シングルマザーの母親と反抗期の娘が弁当を通じて交流する様子をつづり、ブログから書籍化もされて人気を集めた同名エッセイを、篠原涼子と芳根京子の共演で映画化。八丈島を舞台に、生意気な態度で返事すらしない娘に対抗すべく、娘の嫌がるキャラ弁を高校3年間作り続ける様子が丁寧に描かれており、いつしか2人にとって大切な“会話”になっていたことが観る者に伝わってくる。今作を鑑賞すると、久しぶりに弁当が食べたいなあと感じる人も多いのではないだろうか。
感謝の二文字じゃ足りない。
楽しい!
やっぱ他所の家を覗いてみるのは楽しいね。
いろんな『愛』があるからだな。
共感出来たり無いものがみえたり。
キャラ弁って言い方がライト過ぎるのが受け付けないが、どんなお弁当でも親の愛が込められています。
また自分が親になれば有難みや苦労もたくさん感じるわけで。
幸せな時間だよ。どんな事も。
親離れ子離れなんて無理な事はせず、少しずついろんな話をしていればその時間がかけがえのないのに気づくものだし1番安くつく。
物やお金に頼らない親孝行をしましょう。
親はベビーシッターじゃありません。
それぞれの親子関係のありかた
キャラものは卒業という娘に、徹底したキャラ弁で対抗―。
本作は実話ベースの作品とのことですけれども。
娘の高校在学中の3年間も続いた…否、続けられたというのは、母・かおりと娘・双葉との母子の関係性が(外見とは裏腹に?)それだけで濃厚、濃密だったことの、実は裏返しだったのではないかと、評論子は思いました。
好一対だったのは、信介・健太郎の親子だったのではないかとも思います。
(形だけ同じにしても、ダメなんですねぇ)
翻(ひるがえ)って、本作は、前鑑賞作『35年目のラブレター』が素晴らしかった塚本連平監督の手になる作品として、改めて鑑賞したものでした。
正直、劇場公開時に初観したときには、そんなに印象に残った作品ではなかったのですけれども。
しかし、改めて鑑賞してみると、かおり・双葉の母子関係の温かさに、今更ながら、心が洗われるような感慨もあります。
作風としては、人と人との間の情愛(前鑑賞作では夫婦間の情愛、今作では母娘間の情愛)を描くことに長(た)けた監督さんということなのでしょうか。
本作の、そして前鑑賞作『35年目の…』塚本連平監督は。
次の作品を鑑賞することが楽しみになった監督さんにもなりました。
本作の佳作としての評価も、間違いのないところと思います。
<映画のことば>
お母さん、話をする代わりに作っていたんじゃないの、お弁当。
(追記)
元々のアルミの弁当箱から、最初に変わった白のプラスチック製のそれには、くっきりと「CONTINUE=継続」の黒文字が。
そこに、母・かおりの毅然とした決意を読み取ったのは、独り評論子だけではなかったことと思います。
(追記)
前記と少しく重複しますけれども。
男の子にキャラ弁は、ちょっと厳しかったかなぁ…とも、評論子は思いました。
「二番煎じ」は、うまくいかなかったということでしょうか。
お父さん・信介は、息子・健太郎君との間柄としては、いかにも信介と健太郎との間柄らしい関係を築けると良かったのだろうと思いました。
評論子は。
実は、評論子も二人の子供のお弁当を作っていた時期がありました。
息子は、持たされたお弁当を黙って食べていた(他に食べるものがないから?)のですけれども。
しかし、娘は大いに不満で、ある時から「自分で作る」と宣言し、さっそく翌朝から実行に着手しました。
しかし、すぐに頓挫。
その後も、何度も決意を新たにしては、頓挫することの繰り返しでした。
それでも娘は、頓挫するごとに「心機一転」、また弁当作りに勤(いそ)しみます。
そのこと自体は、親としては褒めてはやれるのですけれども。
ただ、決意を新たにする度(たび)に娘は弁当箱を買い直すので、家の中が女の子・女の子の弁当箱だらけになっていたことを、評論子は思い出しました。
(追記)
「パパ、バカだったよ。」
「バカって言う方がバカなんだよ。」
「いや、パパは、自分のことがバカだったと言ってるんだから…。」
「2回もバカって言った。」
健太郎君は、たぶん、こう言いたかったのだろうと、評論子は思いました。
人をバカ、バカ言うバカは、
己(おのれ)のバカに気がつかぬバカ。
それは、自分自身に対していう場合も含めて。
(追記)
「もう少しでエンドロールだから、我慢して付き合ってね」と、台詞で言われたことは、評論子の映画鑑賞生活の中で一度だけありましたけれども。
出演者が(しかも一度ならず二度まても)エンドロールを差し止めたという作品は、本作が初めてでした。
素敵なお母さん
愛しさとせつなさと母の強さと
最高のお母さん
熱中出来る事があると生活に張りが出る
涙腺決壊
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反抗的で口もきかない高校生の娘に対し、娘の嫌うキャラ弁を毎日作る母。
態度を改めるまでは毎日それにすると宣言した。
そのキャラ弁は、出来が素晴らしいため毎日クラスメイトの注目の的になる。
卒業が近づいた頃、娘は好きな幼馴染にキャラ弁を作りたくて母に教えを乞う。
母子久々に心が通じたが、実は男には彼女がいて失恋。さらに就職にも失敗。
母は励ますために「意味のない努力などない」的キャラ弁を作る。
それを見て娘がヒステリーを起こしてぶちまけ、また元の木阿弥状態に。
やがて母は脳梗塞で倒れて入院、娘は何とか就職が決まる。
卒業式の日に母は病院を抜け出して最後のキャラ弁を作る。娘は感動した。
そして島を旅立つ日、キャラ弁を人づてに母に贈る。感謝の手紙を添えて。
いてもたってもいられなくなった母は娘を見送りに行く。
港には間に合わないので船の通り道へ。遠く離れての見送りになった。
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いやー、泣いたわ。篠原涼子はハマり役やったと思う。
お茶目な感じだが一途で母性にあふれ、一生懸命に手の込んだ弁当を作る母。
親の心子知らずで、それをただただうっとうしがる娘。
こんなええ母おらんと思うで。しかも子供の教育費のために仕事を掛け持ってるし。
「最高に怖い母」の設定だったが、篠原だけに愛情や優しさの方が強く感じられた。
なのに娘は何がそんなに不満だったんだろう?そこだけは最後まで分からんかったわ。
でも芳根ちゃんもその不器用な役がハマってたわ。
てかもうとっくに20歳過ぎてるのに、高校生だけでなく中学時代の役も違和感なし。
舞台は八丈島。最後に芳根が島を出る時、今生の別れみたいな雰囲気やった。
何で?飛行機で1時間みたいやで?年1回くらいは帰省せんのか?(場)
そのへんがツッコみたくなった部分やな、まあ細かい点ではあるが。
八丈島人としてのアイデンティティは?
旧国営放送の朝のドラマ見たいな散文的な、テーマのはっきりしないお話。なんでも良いが、食は味と安全に在り。勿論、見た目じゃない。
しかし、Facebookが『友達?』とか勝手に配信してくるが、どうやって止めたら良いのだろう?こう言ったSNSに自分の顔を平気で載せられる人が羨ましい。僕は恥ずかしくてそんな事は出来ない。
まぁ、俳優なんてそのくらいの自己表現出来ないとなれないんだろうね。
配偶者が亡くなるケースで、シングルになることは非常に少ないはずだ。八丈島って信号無視する程、信号あるのか?設定が甘い。
地産地消と言われるんだから、結論は最初から分かっているし、高校卒業して『企業の為に働く』って考えは非常に危険。この母親の健康とかどうでも良いが『八丈島に残る術を考える』最低でも、そんな映画にしてもらいたいものだ。この映画じゃ、八丈島は東京でも田舎だ。若者は本当の東京へ出て行って戻って来ない。そして、
この後、成長した少年少女は島を離れて、代々木の廃ビルで『天気●子』に出会うのだ。安易な『家族の木綱』は続く。『家族って遠くにいて思うもの』まぁ、どうせみんな死んでしまうんだがら、それも間違いじゃ無い。家族と言えど、一期一会だと知る亊になるのが、早いか遅いかの違い。
結論 母親もお姉さんも八丈島を出て働くのが最良の解決方法じゃないかなぁ。
普通のようで普通でない
言葉以上に、人の想いや愛情、信念の強さが、信頼関係を育むことを実感する素晴らしい映画です。
会話が成立しない反抗期の娘に対して、キャラ弁で嫌がらせをするという序盤から、少しずつ通じ合い、信頼関係の深さを示し、家族の絆の強さを描くストーリー展開には、心が動かされます。
モルディブ旅行の際、飛行機の中で観た映画ですが、とても感動しました!
会話というものは、必ずしも、言葉を使うものではなく、
人を想う気持ちや愛情、信頼や信念により伝わるものがあると確信が深まります。
観る際は、ハンカチをご用意くださいね!
ストーリーはありがちだが見せ方が下手くそな映画
今更見ましたが面白くなかったです。
ストーリは日本の映画ってこんな感じって思えるような先が読める展開でしたが、見せ方や台詞が酷すぎて見ていてイライラするシーンもたくさんありました。
キャスティングは悪くないと思いますが、娘の姉妹が似てなさすぎて親子って言われると違和感があります。
読者の男の人の子供がお弁当をずいぶん前から食べていないシーンは本当にいらないと思います。
解決が早すぎて置いてけぼりでした。小さい子供はこんなもんだと言われれば確かにと思いますが、映画なんだからもう少しいいシーンにしてほし買ったと思います。
最後の高校卒業からの上京までのスピード感が速すぎてなんで親が入院してるのに子供は先に行ってしまうのか、なんだかんだお見送りはちゃんと行くものだと思っていたのに行かないのか?、と思ったら行くのか、
で最後の日本映画あるあるシーン
何でもかんでも映画あるあるを入れればいいってもんじゃないし、あれじゃ感動できない
「食いモンを粗末にすんじゃねェよ…」@サンジfromワンピース
母の愛情があるからこその嫌がらせ弁当
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