クレイジー・フォー・マウンテン
劇場公開日:2018年7月21日
解説
世界の名峰に挑む登山家やアスリートたちの姿を追ったオーストラリア製ドキュメンタリー。エベレスト(ネパール)、モンブラン(フランス)、デナリ(アメリカ)、メルー(北インド)など、世界5大陸の難関峰に挑む登山家や、ロープを付けずに垂直の岩壁を登頂する天才クライマーのアレックス・オノルドらの姿をはじめ、グランドキャニオンでマウンテンバイクに乗りながらのスカイダイビング、時速360キロに達するといわれるウィングスーツでの山頂からの滑空やパラグライダーなど、山を舞台とした危険と隣り合わせのエクストリームスポーツをこなすアスリートたちの勇姿を記録。ナレーションを名優ウィレム・デフォーが担当している。
2017年製作/74分/G/オーストラリア
原題:Mountain
配給:アンプラグド
スタッフ・キャスト
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2020年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
こんな景色は自分の力では絶対に観れないので、映画になって本当に感謝です。山の神々に人々は狂わされてしまうのかと思うぐらい驚愕する挑戦者ばかりでしたが、個人的に一番驚いたのが山で綱渡りをする人です。命知らずと言われそうですが、命より大切なものを見つけてしまった運の良い人なのですね。ドーパミンが出まくりです。
エベレストでの大行列は商業主義の象徴で、シェルパの犠牲の元に成り立つしくみです。数年前に沢山のシェルパが雪崩で亡くなった事故がありましたが、シェルパが居ないと登れないなんて本当に登山家と言えるのかと思ってしまいました。そういった疑問にも目を向ける事ができる作品です。ああ、劇場で鑑賞したかった!
2019年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
様々なエクストリームスポーツを素晴らしく美しい映像で表現したアースティスティックなドキュメンタリー映画。
どのように撮影した?、良く撮れたな というのが正直な感想である。
非日常の世界を命を懸けて堪能するちょっとイカレタ人達の素晴らしい姿に嫉妬心を超越して頭を垂れる。
<2018年8月14日 酷暑日に映画館で鑑賞>
2018年11月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
中学生の時、ガストン・レビュファの「星と嵐」を読んだ。山に登りたくなった。入った高校には登山部があった。ラッキー!部員がいなかった。ギャグか?帰宅部にした。以来、山とは縁が無く今に至る。
兎にも角にも、山の美しさに尽きる。山に魅せられた人びとと、その歴史。リスクが減り冒険では無くなってしまった現状への嘆き。リスクドランカー達への軽蔑。最後は「地質学への招待」。モンブランでさえ、海中で堆積し、地殻がネジれ、うねり、剪断された挙句の造形物なのだ、ってことを見せてくれます。美し過ぎる!
音楽も古典だけでなく、トネッティのオリジナルが1/3。交響曲使用はラストパートの地球の歴史の所だけと言う使い分けが良かった!
問題はですね、画に意識集中してるから、ぜーんぜん字幕が目に入らないこと。更にデフォーの語りが、聞き取りにくいこと。何を話してたのか、理解してません!
しかし、エベレストに行列なして頂上を目指す画には愕然。登山シーンには仰天。だって、おかしい。あの風景の、そんな所に、人が居るのは絶対無理だろ?!
登山部なくて良かったよ。
追記
忘れないうちに、デフォーの語りをザックリ要約。
頂には「沈黙の音」がある。人々は何に魅入られるのか、命の危険を冒し登山と言う冒険に挑む。人は時間を費やしてリスクを低減させ、今やエベレストでさえ冒険では無くなった。一方、より高いリスクを求める人々がいる。彼らは「もっとエサをくれ」と言っているネズミで、スポーツ関連のスポンサーとネットが助長する。山は地球の歴史。人類誕生以前から、そこにあり、おそらく人類が滅亡した後も、そこにあり続ける。人々の祈りも畏敬も、山は必要とせず、ただ、そこにあり続け、人は山に「***」し続けて行く。
画に完全に心奪われてたので、最後聞き逃した。。。
2018年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
容易に人を寄せ付けない峻厳な山々を見ていると本当に神々しく、何か神様が宿っているようにも感じてしまいます。垂直に切り立った岩肌の登攀場面など、どうやってこのような撮影が出来たのだろうと思われるようなアングルの連続にオーケストラの音楽が素晴らしくマッチしていたように思います。映画と言うより、ドキュメンタリーと呼ぶべきものだったかも知れませんが、山好きには堪らない作品でした。