「原作”I Kill Giants”の読者もいます。」バーバラと心の巨人 Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
原作”I Kill Giants”の読者もいます。
The die never lie.
Tribute to my spirits guide.
この作品は、主人公のバーバラ(マディソン・ウルフ)が思春期真っ盛りの中にもかか
わらず、その彼女の奇行によって周りの友人や家族、そして学校のカウンセラー(ゾー
イ・サルダナ)を巻き込みながら成長していく過程をデンマーク出身の監督アンダース
・ウォルターが描いている。
Coveleski
Weapons of great renown have to have a name.
Coveleski was a baseball player.
A rookie for Philadelphia Phillies 100 years ago.
100年前の野球選手の名前があがったり、秘密基地、巨人を倒すなどのテーマがどう
してもこれって男の子の話ではないのかと物語のはじめ考えていた。それと姉のカレン
を演じた(イモージェン・プーツ)がバーバラの母親と勘違いをする失礼なことをして
しまっていた。失礼しました、ミズ.プーツ。
Thurisaz. The Thorn. The Hammer.
Take the force of my enemy and send it back to him
a thousand thousand times.
いくら思春期の自己愛に満ちたネットスラングが飛んでもおかしくない時、一般に精神
的不安定な時で病気ではないという方もいや病態があるとされる方もいる中、友人を傷
つけたり、漠然としたものに対して敏感に畏怖の念を感じたりする経験のない方は、運
のいい方なのか?ここに登場するバーバラは巨人退治を本気で使命と思い、それに伴う
奇行や普段から着の身着のままの体でしかも頭にはウサギ耳のカチューシャを学校まで
着けているありさま。
All things that live this world
die.
This is why you must find joy in the living,
while the time is yours.
And not fear the end.
To deny this is to deny life. But..........
to embrace it.
Can you embrace it ?
この物語の本当のテーマを知った時に感動がわく演出をされているのは、間違いのない
ことで、多くの視聴者からは、受け入れられている。批評家からのコメントとして、ニ
ューヨークタイムスの女性記者は「主人公のように、この映画は、少女の闇や怒り、恐
怖や痛みに決して迷いなく取り組んでいる。」また、ニューヨークのタブロイド紙 The
Village Voiceの女性記者は「主人公を演じたマディソン・ウルフは才能があり、彼女の
パフォーマンスにおいては、同時に強靭で柔らかい演技をしている。」
劇中とエンドロールに流れる曲Rasmus Walterの "Something So Strong"
悲しいけど優しい曲Broken Twin の "Glimpse of a Time"
元々の原作は、2008~2009年に全米で刊行され話題となり、外務省主催・第5回国際漫
画賞では最優秀賞受賞を獲得(2012年) 作画/ケンニイムラ 原作/ジョーケリー の
アメコミ。
いい感じの感動作と言ってもよいかもしれない。ただ個人的には途中のシナリオの展開
についていけない部分や唐突すぎるような意味が入ってこないところも散見した。
bloodtrailさん、労働4号さん、ありがとうございました。お二人が、映画ファンであることが、改めてわかりました。私のようなものが載せた、たった数行のセリフに関心を持っていただき、すみませんでした。また何かあれば、ご指導ください。
労働4号さん、ありがとう御座います!
Naakiさん、矢張りDieだそうです。深かったですね。間違えていたのは私の方です。目に見えていたモノに騙されて、Diceと思い込んだのだと思います。勘違いしたままで終わらず、良かったです。ありがとう御座いました!
ご返事有難う御座います。
あの場面で、Die never lie. 「死は必ず訪れる」とか「死からは逃れられない」の方が深い!と思ったんです。「死」には勝てないから、彼女は「心の中の巨人」を創造し、それを倒せる武器を創り出したのですから。
「サイコロにウソは無いわよ」より深いし、その後の物語の全てを象徴していると、感心したのですが。やはり、Diceですかね。。。引っ掛けてますよね、絶対。