アイネクライネナハトムジークのレビュー・感想・評価
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伏線回収は鮮やかであるが、、、
ボクシングのヘビー級タイトルマッチの夜に様々な人たちの間で起きることを軸に話は構成されている。当初関係のなかった話が物語の中で繋がっていく。
伏線の張り巡らし、回収が随所に盛り込まれているが、
終始そればかりなのでうんざりする。
恋愛の話自体は非常にベタでリアリティや新しさがない。
親切って大事だね
三浦多部コンビが好きで観たのだが どのキャラにも自分と重なる部分がない 映画という幻想に引きずり困れることなく…となると終始あら探しになってしまう なんでこの映画ダメなのか?ばかり考えてしまう。 まず 演技 これは役者のせいというより それでokを出す監督と自分の感覚が違うのだと 最初の方の矢本の家での矢本の演技で思ってしまう。さらにそれぞれの家のインテリアもリアリティーがない モデルルーム感が消えない スーパーの買い物でのエキストラの横切り方 学校の合唱での老けすぎ高校生をエキストラに使う
…これ仙台で撮る意味あるのか? かと言え 強引に牛タンとか名所を映して観光タイアップはごめんだが…もっと美しい場所あったのでは…と思えば 後半にとってつけたようなサンド二人登場…
この監督はあまり気にしない人なのかな…
でも こういう背景部分は大きなスクリーンでは大事だと思うのだが…
それは 主役を際立たすには 脇役がもっと演技の上手い人が必要とするが 原田泰三やMEGUMIでは厳しい
良かったのは 貫地谷しほりだった 若い娘の役を魅力的に演じていたと思った
今回特に残念だったのは多部未華子 あれっ? 何か演技に飽きているのでは?のってない 最後 家で待ち出迎えるシーンもとってつけた感 リアリティーがない ハッピーエンドも この二人うまくいかないんではないか…と思ってしまった。あの部屋が寒いのだ…
さらに矢本の娘の恋人も唐突な登場… まあ 挙げればきりがない
三浦多部コンビに期待し過ぎてしまったのかな…と 座席を立つと ズボンのポケットから落ちたスマホを後ろのカップルの女の子が親切に拾ってくれた…あっ 出会い!?…違うか! でも うん 親切っていいよな もっと素直に映画見ようと思いましたマル そんな親切に⭐2つ
小さな夜
多部未華子ちゃん、出番少ない。
多部未華子ちゃんがもっと出て、もっと感動的なものを観たかったです。
人と人との間で織り成す不思議で大切な縁の綾、さりげない日常の大切さというのは分かるのですが、それはある程度の年齢になれば現実にいくつも経験するので。
多部未華子ちゃんと三浦春馬にズームして、その他の人の話しは主人公達が薄くならないような使い方にしてほしかったかなと思いました。
最高にいい!
完結に。
この作品めちゃくちゃ好きだ!!
大きなことは何も起こらないし日々の日常を
描いていて単調と思う人もいるだろう。
でも逆にそれが観ている人の日常に重なるような
映し方だから身近に感じられる。
「映画だからこんなことあるんだよ」みたいな
演出はない。
カッコいい三浦春馬さん演じる会社員・佐藤が
なよなよしたキャラクターで猫背。
そんな佐藤がめちゃくちゃハマっている。
本間紗季演じる多部未華子さんとの
エピソードが中心。と思っていたら
ふたりの周りの人たちの物語が濃いから
誰が主役というよりみんなが主役みたいだ。
あの人とこの人が実は繋がっていて
この子の親はあの人で……
みたいな人との繋がりがうまく映っていて
面白い。
「あの時あの場所で出会えたのが
君で良かった」
素敵で深い名言がたくさん。
タイミングが合わなければ他人のままだったふたり。
出会いってないようで常にあるもの。
そう思うと人生は楽しくて眩しい。
佐藤がなよなよしてはっきりプロポーズできなかったりして女性からしたらすこしイラっ?とするような場面もあったりするけどそこもうまく言えない男の気持ちが現れていて自分は好きだ。
好きなシーンは三浦春馬さん演じる佐藤と
恒松祐里さん演じる織田美緒がバッタリ薬局で会ってその流れでサーティワンアイスクリームを向かい合って食べるところ。格好もラフで本当にプライベートな感じられていい。
たからもの
出会い観
ひとと知り合うきっかけと
その繋がりが生むしあわせに
浸れます。
あの時、あそこで出会ったのが
彼女で本当に良かったと
あとから思えるかどうか。
巡りあうことは
難しいけど、
巡り会えたひとが
自分にとって
気のあう人なら
最高ですね。
群像劇を紡ぐストーリーで
作家伊坂幸太郎、歌斉藤和義、
監督今泉力哉、主演多部未華子という
私にとって、好きなものを詰めた
宝箱のような作品なので
楽しみにしてました。
基軸となる主人公二人による
10年ごしの恋ばなは、
出会いからプロポーズまで
じれったいけどたのしい。
すれ違いを打破する
バスシーンでの彼氏の無茶ぶりも
誰もが経験する恋愛時の
変行動を連想させて共感。
もう、
あんなことできないけど
何故かあの時はできた…や
そんなデジャブに襲われたり、
こんな体験羨ましいと思ったり。
シャンプーさんって…
そんなん手にかいてるの
みたら、つい呟いてしまう。
なんかよいです。
日常にちらばる
ちいさなしあわせの破片を
ステンドグラスのように
集めた感じがとても
心地よいです。
作中のエピソードもいいのですが
作品自体も、伊坂さんと斉藤さんの
歌と短編小説の交流から
生まれたようです。
出会いから生まれる
ストーリーの始まり。
おすすめ。
やっと観賞しました。
久しぶりのラブストーリー
良い^_^
今日が有給だったので、任侠学園ともう一本この映画を観ました。伊坂幸太郎さんの原作で観たのは‥ゴールデンスランバー、オー ファーザーくらいで、小説も読んだ記憶も無いなあ(笑)
肝心の映画というと面白かったです。
もともと群像劇が好きなのもあるのですが。
ほとんど予備知識なしで観ていたので、まったくわからなかったのが、なんでみんなガラケー使ってんだろうて首をひねっていたらそういうことか…と。
途中わからなかったのが、主人公がヒロインにプロポーズして断られたところ。しかも断った挙句、ヒロインは置き手紙一つで実家に帰っていきます。
そういうことがあるのに主人公は電話ひとつしないんですね。10年も付き合って…?
もう一ついうとプロポーズ失敗する意味もわかりません。(これはどの話でもそうですが)
結婚の事とかって普段の会話のなかとかで出ませんかね。自分もそんな感じだったので、その辺の感覚がよくわかりませんでした。
任侠学園と比べようもないのですが、高校生役の3人は当たりだと思います。あまり良く知らない、なんかで見た子達かな〜て感じがいいです。これから出てくるんかなーて思えるのがいいです。
任侠学園の生徒役が葵わかなと桜井日奈子だったので、もういいだろうと。
ぐらいです、僕が思ったのは。
あと、カップルで観に行くのがいいと思います。
逆に夫婦で行くと少し考えさせられるかもしれません。
なかなかよくまとまってる
大好きな伊坂幸太郎の
アイネクライネナハムジトーク
小説だと伏線ありすぎてゴチャゴチャしてたけど、映画はスッキリ無駄を省いてなかなか良かった
小説より映画が良くなる珍しいパターン
物語 4点
配役 3.7点
演出 4点
映像 3.6点
音楽 3.7点
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じわーっとあたたかい涙が出る映画
多くの人の「人生を決める分岐点」である結婚にからめて、その「出会い」の形をいくつか紡いで作られた、暖かい編み物のような映画だと思いました。
原作の伊坂さん、脚本の鈴木さん、そして今泉監督って、きっと優しい人なんだろうと、勝手に思い込んでしまいました。
結婚している人も、しそうになった人も、失敗した人も、これからの人も、みんな映画の中と似たような経験を大なり小なりしているので、心が動かされるのだと思います。
そんなみんなの「小さな夜」の物語。人は大切な人やその人と関わる中での思い出(歴史とも言い換えられる)で生きていけるものだと常々思っています。
幸せな思いを確認する作業とともに。
自分は、映画の中でそんな「幸せの確認作業」を何度も行なっていますが、この映画での確認作業がは本当に心地よく、心動かされるものでした。
登場人物のキャラクターも、それを演じる役者さんの演技も、物語の綴り方も、すべてが「暖かく、優しく、思いやりに溢れて」いました。
さらに、斉藤和義さんの音楽、それを狂言回しとして具現化したストリートミュージシャンも映画に味わいを与え、見ている間に、自然に、何度も涙が静かに頬を伝いました。
殺伐とした今の世の中でも、こういうこともきっとある…そんな風に小さな希望を与えてくれる素晴らしい映画だと思います。
きっかけは小さなこと。
いや、そんなにうまくいかないでしょー!とか、職場に家庭や恋愛持ち込みすぎでしょ!とかツッコミたくなる場面もたくさんあるけど。。なんでもいいから勇気をもらうきっかけにしよう、としみじみ思わせてくれました。小さな偶然やハプニング、人の出会いがあって、人生は変わっていく。
三浦春馬&多部未華子もいいけど、矢本悠馬&森絵梨佳、貫地谷しほり&ボクサーの彼のカップルもすごくいい。彼らがどんな風に愛を育んだのか、どんな問題があったのか、多くは語られないけどそれを感じさせてくれるような上手さがあったなあ。
遅い青春映画
絵里佳様…絵里佳様…
人類史上最高の美貌、森絵里佳様を大画面で拝むために見にいった。
役柄とはいえ、絵里佳様が結婚してくれたのに態度のでかい矢本悠馬が許せず、彼が殴られればいいのにと頭の中で拳を握った。
絵里佳様はやはり美しい。一児の母とは思えない。この世の造形美の頂点だ。
今まで「ラブラブエイリアン」や「全員、片想い」でサバサバ系美人の役ばかりだったが、今回は「お母さん」。自然にできていたと思います。
細淵夏菜ちゃんはほんとうに森絵里佳みたいなかわいらしい子。成長した恒松祐里はちょっと違う系統の美人になっちゃったけど。
多部未華子さん、ご結婚、おめでとうございます。
10年もつきあってあのぐだぐだなプロポーズじゃ即答できないのも当たり前ですよね〜。三浦春馬君、姿勢悪いし。
話ができすぎのようではあるが、地方都市に行けば、「実は知り合い」ということはさほど珍しくない。そういう意味で仙台のロケーションなのか。
男性作家ってマラソンとか自分の趣味を時々作品に持ってくることがある。伊坂幸太郎は読んだことないけれど、ボクシング好きそうですね。ただ、そういう趣味に走った話って入り込めない人にとってはちょっと引いてしまうことが…。そこに登場人物がみんな絡むのだから違和感が。
もう一つ取り上げられているのは父娘関係。ただ、原田泰造の娘が幼いときにボクサーのファンになって別居中の娘と試合を見にいくのはちょっと不自然。男の子ならまだわかるけど。同様に恒松祐里。最も父親を嫌悪するお年頃に友達と一緒とはいえ父親と東京に一緒に行くというのはありえない。原作にあるとすれば伊坂幸太郎の願望でしかないし、それが成立すると思っているのなら父性嫌悪に対する造詣が浅い。息子がいるならどんな理由があるにせよ息子と行く。そうでないなら息子は登場させずに姉妹にすればよかったのに。
ここまでいろいろ絡ませたわりには萩原利久の登場は唐突。10年経過する前になんにも伏線がない。年齢差あるけれど、藤原季節を恒松祐里の相手にすればコンパクトになったのでは。ちょっとできすぎだけれど、八木優希と絡ませるくらいならそのほうが。
あと謎だったのはなぜ八木優希が仙台にいるのかということ。八木優希の母親は実家が東京。おそらく原田泰造と離婚後東京にいるはず。そして原田泰造も東京にいるよう。なぜ高校生ひとり仙台に。なにか見落としただろうか。
落とし物を拾うエピソードは感慨深い。実は学生時代に私の親友が私の妻の友達に熱を上げ、出会いを画策するために彼女の前で親友がハンカチを落とすというわざとらしい小芝居を本気で計画したことがあった。
原田泰造のもと奥さんの話はしみじみするところだが、その親友の馬鹿馬鹿しい計画を思い出して吹き出しそうになった。
と、まあ、小説原作らしくしかけの込み入った話ですが、私にとっては絵里佳様の美貌がすべての映画でした。
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