コーヒーが冷めないうちにのレビュー・感想・評価
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泣ける、泣けないの話は、ひとまず置いておいて。
随分前に本屋でタイトルが気に入って購入し、原作(川口俊和著)を読みました。
人は過去には戻れないし、亡くなった人は還らないけれど、生きている人の心は変えることができる。その今の、瞬間瞬間の未来が過去になる。
という、穏やかで優しい、力強いメッセージ性がある作品だと思います。
時間軸を主とした作品は「時をかける少女」や「君の名は」など、昔からとても人気がありますが、この映画(というかこの原作?)は予告で観せるほんわかな雰囲気とは間逆の、独特な感性を感じました。
私は、過去にも未来にも、行きたくはありませんが…(^_^;)
良い時間だった。
面白かった。ありきたりだろうなって思ってたけど設定はそうであってもしっかりと感動することができた。出てくる話全てが淀みがなく美しいものであった。めんどくさいルールにもやはり意味があるのだなと。思ったよりコーヒーがぬるいことや戻れなくなった母親が実体化した幽霊になって喫茶店に存在したまま、という現実的な部分とオカルトが融合してる奇妙さも良い。凄く綺麗な作品。
たくさん泣けます
試写会で見てきました。
他映画の予告で何度か見ていて面白そうだな〜とは思っていたのですが、それ以上情報は集めず期待せず行きました。
レビューを見ると辛口な評価が多く泣けないなどの意見を多く目にしましたが、私はとても素敵な話だったと思います。過去に戻ることで未来を変えられる人、過去に戻ることで相手の思いを知れる人、過去に戻ることで自分に向き合える人。最後の話はまた特別な話だと思います。
好きな人、素敵な家族、大切な人と見て欲しい作品だと思いました。
(惹句) 4回泣ける→(結果) 1回号泣
街なかにひっそりとたたずむ古めかしい喫茶店フニクリフニクラ。
そこにはひとつの都市伝説があった。
それは、ある席に座ると、望んだ時に戻れるというもの。
しかし、それにはいくつかのルールがあって・・・
というところから始まる物語で、そのルールの説明から映画が始まります。
って、こういう出だしの映画は基本的には受けつけないので、合わないかも・・・という不安が持ち上がりました。
ま、「設定」ですから、いくつかの制約があるのは当然なのですが、それを端から「ルール」といってしまう・・・って、ゲームかスポーツか。
どちらも苦手なので、ルールありき、というのが苦手なわけ。
人生、生きていくにはいくつもの制約があるのだから、もうそれで充分じゃないの、っても思う。
そんなことを考えていると、この映画は愉しめない。
それは、わかっている。
さらに、「4回泣けます」という惹句もあざとく、泣くことを強要してほしくない。
4回泣けたかどうかの答え合わせの試験みたいでイヤだ。
で、その4回=4エピソード。
1.波瑠と林遣都の恋人同士
2.薬師丸ひろ子と松重豊の夫婦
3.吉田羊と松本若菜の姉妹
4.・・・(秘密)
と、バラエティに富んでいる。
いやぁ、泣かされた、泣かされました、薬師丸ひろ子と松重豊の夫婦のエピソード。
このエピソードだけで十分。
満腹。
なお、4のエピソード、情況がすこぶるわかりづらいのだけれど、腑に落ちなかったらエンドロールの最後まで観てください。
ちゃんと「答え合わせ」がされてますから。
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