コーヒーが冷めないうちにのレビュー・感想・評価
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みき(未来)、飲んで戻ってくる・・イェイ
映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)から。
「未来は訪れてませんから、それはお客様次第かと」
「起こってしまった事は変わらなくても人の心は変わります、
ですから意味がないわけじゃない」
「たったコーヒーいっぱい分の時間でも心は変わる」など
「心は変わる」がキーワードになっていた作品。
しかし、私が選んだのは、エンドロールで流れる映像。(汗)
過去に戻って母親と話したい、という願いを叶えた仕組みが、
メイキングとして解説されているからだ。
未来から戻ってきる日を、店舗の壁の張り紙に
「約束の日 2019年4月13日 AM8:00」と書かれていたし、
数年後、キーパーソンとなる娘に「順番を確認するワンシーン」
「お母さん、入れる」「みき、行く」「えっと、みき、入れる」
「お母さん、行く」「みき、飲んで戻ってくる・・イェイ」
ゆっくり文字にしてみると、
・(数年後に)お母さんが娘にコーヒーを入れる
結果、娘が現在へタイムスリップ。
・次に現在で、娘がお母さんにコーヒーを入れる
結果、お母さんが過去へタイムスリップ。
・その間に、娘はコーヒーが冷めないうちに飲む
結果、娘は未来へタイムスリップして戻る。
・お母さんは、過去でコーヒーが冷めないうちに飲む
結果、お母さんは過去からタイムスリップして戻ってくる。
なるほどなぁ・・そういう仕組みかぁ。
P.S
原作は、川口俊和著(サンマーク出版 刊)
「コーヒーが冷めないうちに」「この嘘がばれないうちに」
もう1作品の原作が気になる・・(汗)
感動の量が中途半端で惜しい。
『コーヒーが冷めないうちに』鑑賞。
*主演*
有村架純
*感想*
なるほどね~そういうシステムなんだ。。
過去に戻れるけど、どんな事をしても現実は変わらないのか。過去に戻れるんだったら、宝くじの当選番号が知りたい。まぁ~そんなことはどうでもいいんですが、タイムトラベル系の映画でしたが、まぁまぁ良かったです。
幼馴染みの話、夫婦の話、姉妹の話がありましたが、個人的に松重豊さんと薬師丸ひろ子さんの話がとても感動しましたし、良かったです。
最初の幼馴染みの話は、「・・・で?」という感じで、微妙でしたが、幼馴染みの彼がアメリカに行っちゃう前に波瑠さんが自分が思ってることが伝えられないもどかしさを表現されてる印象だけで、特に感動はしなかったです。
3つ目の吉田羊さんの姉妹の話は、確執の話でしたが、惜しかった!感動をもっと盛って欲しかったな~(^-^;
幼馴染み→姉妹→夫婦の順番だったら良かった!
最後は数(有村架純)を主軸にした話。
母親とのストーリーですが、なんか新谷(伊藤健太郎)とのラブストーリーになってるような気がするけど、数とその母親の関係が描かれて、少しだけ感動しましたし、ほっこりしました。てゆうか、新谷が優しすぎる!イチャイチャするな~!(笑)
ちなみにタイムスリップする過程ですが、喫茶店に特定の席があって、そこに座ってコーヒーを淹れてくれると、そのコーヒーの湯気が天井に当たり、水滴になって、雨となり、客が気絶して水の中にダイブして過去にタイムスリップするというのが流れ。
でも、喫茶店のルールがちょっと解りにくいし、面倒くさいw
総じて、ファンタジーもので、感動の量が中途半端でしたが、まぁまぁ良かったです。映像は美しかったけど、後半が微妙でした。最後のエンドロールはちょっと無理があったな~(^-^;
喫茶店のコーヒーが飲みたくなりました。(笑)
ほっこり
うーん、もったいない
お話しは非常に良かった。
でも、なんだろう。「ほら、俳優豪華でしょ?」「ほら、ここ泣けるでしょ?」と、なんというか押しつけがましい感じが作品から広告から透けて見える。ポスターなんてマイナスの効果しか無さそうなレベル。
せっかくお話しと俳優陣の演技が良いのに、過剰な演出で鼻につく一方。非現実な状況に観客を感情移入させる工夫や、実写化によって増す設定の不自然さの解消などには気を使えていない。
レビューにネタバレは含まれてないけど、映画を観る前にこれ読むのはオススメしないので「ネタバレあり」設定にしておきます。
ライトに泣きたいときに見る映画
過去に戻れる喫茶店フニクリフニクラ。
ある席にあるタイミングで座り、強く思えば、タイムスリップができる。
でも、タイムスリップができるのは、いれてもらったコーヒーが冷め切るまで。
冷めないうちに飲み干さないと元の世界に戻れなくなってしまう……。
有村架純はかわいく、伊藤健太郎は普通っぽさがとても良い。
特に伊藤健太郎とのキスシーンは胸キュンだし、
水の中の演出はなるほどと思わせる。
端々に感じる、こーゆーのがすきでしょう?泣けるでしょう?ほら今泣けるシーンだよ。涙誘うでしょ?
というゴリゴリ押してこられる感じ。
ごめんなさいわたしには合わなかったです。
そもそも原作がそこまで深くなくライトに涙を誘う感じの作風なので、これもこれで忠実な再現と呼べるかも知れない。
劇中の音楽の違和感と、 不必要ない出演者総まとめコメント(そんなこといちいち語らせずに感じさせて欲しかった)、
エンディングのトロイメライは絶対この曲じゃないよね?と思ってしまった(YUKIは大好きです)。
脚本家と監督に期待を寄せていたこともあってか、残念な気持ちが拭えない。
戻りたい過去
コーヒーは冷めても物語は温かい
量産型SFタイムマシン映画への挑戦
よくあるSFタイムマシン作品のなかの「タイムマシン」を、「コーヒーを飲む」という行為に置き換える。
それだけでこうも異なった味わいに変わるのか、と私はまず驚きました。
しかし、過去に戻れても起きた出来事を変えることはできない、未来を変えることはできない、という原則を強調して打ち出しておきながら、作品内で見事に崩壊しているのは残念だった。
肝心のストーリーも「過去に戻れたら的な量産型タイムマシン映画」に近しいものがあり、さらには設定に矛盾が生じている部分もあり、ご都合主義的な展開も多い。
娘が時間遡行をして過去世界に干渉している場面も感動ではなく、矛盾と疑問を感じていた。
「過去が変われば未来が変わる」の原則を無視した「時間を超えても未来は変わらない」の原則が自己崩壊したストーリーです。
有村架純のアンニュイな表情には色香を感じます。髪は束ねずに流したほうが私は好きですね。
優しきタイムバックスリップファンタジー
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