コーヒーが冷めないうちにのレビュー・感想・評価
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おもしろかった
その店のある席に座ると、出されたコーヒーが冷めるまでの時間、好きな過去に戻れるという喫茶店の話。
おもしろい設定でした。
ほんわかするのが大切な小説だったんだなと思う。ライトノベル的に、ハマった話だったんだね。もし、それがあっていたら、この映画では見事にできていたと思う。
小品。俺は、キライじゃない。
有村さん(架純)、相変わらず絶好調だし!
そして、伊藤さん(健太郎)も。
すごい映画って感じは、全くしないけどね。
時間がある時に配信で観るのに、ちょうどいい映画。
たったコーヒー一杯だけの時間でも、人間は、変わる。
コーヒーじゃなくて、こっちが冷めたよ。
設定がちょっと雑なのと
(なぜ?がたくさん。なぜ喫茶店だけ?なぜコーヒーが冷めるまで?てか冷めるって何度や?等々)
感動させて泣かせようとしてくるのがかえって興醒めた。
暖かいメッセージ「例え現実は変わらなくても心が変わればその後の人生が全く別物になる」にホロリ
塚原あゆ子監督による2018年製作(116分/G)日本映画。
配給:東宝、劇場公開日:2018年9月21日。
多分、まずベストセラーとなった川口俊和による原作(元々はワークショップ用の戯曲だとか)が、とても良いのだろう。かなり楽しんで見ることができた。
最初にコーヒーが冷めない時間だけ過去に戻って帰って来たのは、波瑠。彼女と、大事なことを言えずに米国へ行ってしまった彼女の想い人林遣都のケンカ口調も含むやり取りが、なかなかに微笑ましくて、この映画に乗れた。
記憶障害に堕ちってしまった薬師丸ひろ子と、その夫松重豊の在り方にもジーンときたし、東京に出てきてしまった吉田羊と老舗旅館を継いだ妹松本若菜のエピソードも、自分の身近に起きている問題でもあり身につまされた。
長時間無表情で幽霊という石田ゆり子の設定もおかしかったが、彼女が主人公有村架純の母親というのも驚かされた。そして、主人公が過去に行くことで明かされる、幽霊となってしまった理由。過去へ戻れるというSF的設定を借りながらの、恋人になる前の愛、夫婦愛、姉妹愛、更に親子愛を描いていて、とても暖かい気持ちを感じることができた。
有村架純とハンサムな美大生伊藤健太郎の初初しい恋心も良かったし、喫茶店の中が中心で動きの少ない中、飽きさせなかった塚原あゆ子演出(初映画監督)にも好感を覚えた。
そして、何より「現実は変わらなくても心が変われば、その後の人生が全く別物になる。」というメッセージが込められていた。
原作は37言語で翻訳されたとか。海外でも受ける理由は良く分かった気もした。
監督塚原あゆ子、原作川口俊和、脚本奥寺佐渡子、企画プロデュース平野隆、プロデューサー岡田有正 、進藤淳一、共同プロデューサー大脇拓郎、ラインプロデューサー坂本忠久、撮影笠松則通、照明渡邊孝一、録音武進、美術五辻圭、衣装宮本まさ江、編集宮島竜治、音楽
横山克、主題歌YUKI、記録森本順子、VFXスーパーバイザー松野忠雄、俳優担当奥田由美、助監督佐野友秀、制作担当樫崎秀明、時田数有村架純、新谷亮介伊藤健太郎、清川二美子波瑠、賀田多五郎林遣都、時田流深水元基、平井久美松本若菜、高竹佳代薬師丸ひろ子
平井八絵子吉田羊、房木康徳松重豊、夏服の女石田ゆり子。
喫茶店「フニクリフニクラ」は、 ある席に座ると望み通りの時間に戻れる不思議な店である。それぞれがその席が空くのをずっと待っている。 人々の優しい気持ちに触れることができる 116分間だった。
動画配信で映画「コーヒーが冷めないうちに」を見た。
2018年製作/116分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2018年9月21日
有村架純25才
石田ゆり子
深水元基
伊藤健太郎21才
波瑠
林遣都
吉田羊
松本若菜
薬師丸ひろ子
松重豊
喫茶店「フニクリフニクラ」は、
ある席に座ると望み通りの時間に戻れる不思議な店である。
二美子(波瑠)は米国に行った五郎(林遣都)に
言いたいことを伝えきれずにいた。
佳代(薬師丸ひろ子)は
夫(松重豊)に渡そうとして渡せなかったものがある。
平井さん(吉田羊)は妹(松本若菜)に謝りたかった。
数(有村架純)はもう一度母親に会いたかった。
それぞれがその席が空くのをずっと待っている。
人々の優しい気持ちに触れることができる
116分間だった。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
同じ型にやられてしまう
ファンタジー作品 変化とは常に環境や物質ではなく人間の心であることを言っている。
昔ながらの型を使い、ファンタジーを掛け合わせて、その場所に集う客という限定されたものにだけ奇跡の資格が与えられる。
もしそのような喫茶店があれば絶えず客でいっぱいになるだろう。
お店が4代も続いている理由がわかる。
冒頭登場したフミコとゴロウの喧嘩別れの時にいた客が各々のシュートショート物語を作る。
このありきたりの型は、もしかすると今でも鉄板として通用することに「してやられた感」を感じる。
そもそも茶店の客はすべて誰もが知る俳優陣。
彼らを中心とした物語が描かれないはずがないことは、誰にでもわかる。
しかし、医師から認知症を告げられたフサギが夫への手紙を書きながらそれを渡せずに認知症を患ってしまったストーリーは涙なくしては見られなかった。
この誰にでもある心残りは、物質的喪失や環境的変更ではなく、言うべき時にそれを言えなかったことに対する心残りだと作品は伝えているが、本当にそうかもしれないと思った。
「現実は変えられない」
これは普遍的法則だ。同時にタイムマシンなど未来永劫発明されないことの証明だろう。
その代わり新しい概念が生まれた。それがパラレルワールドだ。人間の発想に行き詰まることはない。
このフサギ夫婦の物語を見ながら、当然ユーレイの正体と関係が最後のエピソードだというのと、時折挿入されるトキタカズの幼少時代の映像でその謎の答えがわかってしまうが、作品はそれを想定内としている。
最後にまだ生まれていない娘未来が登場し、母カズにコーヒーを淹れるというのはなかなかいいプロットだった。
茶店オーナーの「考えられることはすべて試した」と言うセリフ、妊娠という新しい現実が、夫の閃きを生み、未来が未来からやってきてコーヒーを淹れるという大どんでん返しだ。
カズの母が読んでいた小説「ねじの回転」「モモ」というのも、この作品の題材に関係している。
わからないのが茶店の名前「フニクリフニクラ」
これは日本では「鬼のパンツ」で知られていて「鬼のパンツはいいパンツ、強いぞ、強いぞ」というあれ。
これとこの作品とどのように関係していたのかがわからなかった。
でも心温まる作品だった。
久しぶりに涙がでました…
早起きをしたので、朝ゆっくり準備をしながら見られそうな映画かなと思い、
あらすじも予告も何も見ずにタイトルだけで選びました。
ある珈琲店のある席に座るといきたい日時にタイムスリップできる。
タイムスリップ先で起こった出来事は引き継ぐことができない…
なんのためのタイムスリップなんだろう、と見ていたけど
見進めるとだんだんとわかってきた気がした。
自分と向き合う為、もう一度体験することで気付く事が出来るのだろうかと。
色々な人がいて色々な思いで過去に戻ってやり直す…
戻っても何かが変わる事はないが自分のこれからを変える事はできる。
なんだか少し考えさせられるような映画だなと思いました。
主人公の過去が明らかになってからの展開にも、
メイクをしているタイミングで泣かせられましたよ。
これチョイスするのはミスったなと思いました(笑)
見終わる頃にはなんだか清々しく、心地よい気持ちになりました。
こんな気持ちで出勤できると思わなかった…
久しぶりにいい映画見れたなと思えるストーリーでした◎
今を精いっぱい生きることの大切さ。
<映画のことば>
起きてしまったことは、変えられない。
<映画のことば>
「どんな名前にする?」
「未来と書いて、ミキ。あの子が、そう言った。」
YouTubeなどでも盛んに情報発信をしている精神科のドクターの常套句ではありませんが、「過去(と他人)は変えられない。」―。
そのことは、人が生きていくうえで、いかんともし難いことだと思います。評論子も。
しかしその反面、それでも、もしもやり直せるのなら、過去に戻ってやり直したいという悔悟・悔恨の念の一つや二つは心の奥底には抱えているのが、この世に生きている人間というものではないでしょうか。
(もちろん、評論子も含めての話です。)
そういう心理にスポットを当てたということから、本作の「面白さ」というものが出てきていると思いました。評論子は。
(あくまでも本作は、タイムスリップ系のSF系ファンタジー、すなわちフィクションであるという押さえの上で。)
結局のところ、本作が言わんとすることは「人が生きているのは過去でもなく、未来でもないのだから、今を精いっぱい生きろ」ということでしょうか。
換言すれば、日常に意識するとしないとを問わず、心の奥底には誰もが秘めているであろうペーソスを、日常のどこにでもありそうな「とある喫茶店」というリアルな舞台の上で、上手く映像化しているという点では、本作は成功していると思います。
本作は、全体で4話構成になっていて、それで、予告編では「4回泣けます」ということになっているようではありますけれども。
パートを分けてしまったこともあり、どのパートも深掘りが足りなくて、残念ながら、一回も泣けなかったことが惜しまれます。
それでも、こういう「ファンタジーもの」が、必ずしも嫌いではない評論子としては、そこそこの良作という受け止めではあったと思います。
(追記)
有村架純のキャラが随分と立っているなぁ…とも思いました。
無論、彼女が主演のなのですから、当たり前といえば、当たり前のことなのては、あるのですけれども。
ターコイズブルーのエプロン姿の質素とも言える彼女の姿が、舞台の喫茶店の雰囲気によくマッチしていたとも思います。
(追記)
素敵でしたねぇ。高竹佳代(薬師丸ひろ子)と房木康徳(松重豊)のご夫婦は。
こういうふうに二人で幾星霜を重ねていくことができたら、どんなに素敵でしょうか。
<映画のことば>
「あなたは私の前で看護師でいる必要はないし、私はあなたの前で患者でいたくない。最後まで夫婦でいたい。」
(追記)
「コーヒーが冷めないうちに」というフレーズは、もちろん本作の題名でもありますし、作中でも主役の数が幾度となく言うセリフなのではありますけれども。
そうすると、ホットコーヒーが苦手で、お店では略々(ほぼほぼ)アイスコーヒーを注文し、家でもわざわざ冷めてから飲んでいる評論子は、この先もずっと映画の世界を漂い、なかなか現実世界には戻れないのかも知れません。
まったくをもって、困ったことだとも思いました。
人はみな、過去に後悔を抱えて生きていくのか
過去に行くことができるが、その後を変えることは出来ないというルール。
それでも、過去に戻って相手の心を知りたいと人は望み、そして知る事で救われる心がある。
(現実は、知って後悔するパターンも勿論あると思うが)
最後は、余命系のありがち設定ではあるが、では現実に自分が後数ヶ月の命と言われたらと考えると、共感して涙する。
後悔のないよう日々過ごせればどれだけ良いかと思いつつ、それが出来ないのが人生なのか。
吉田羊さんが可愛いが、ファイナルアンサー
つまり、実存主義的な舞台演劇。
葛飾区の舞台演劇で、このストーリーにリスペクトされた劇を鑑賞した。ストーリーはオリジナルだったが過去は変えられぬとも、未来は変わると言う話だった。
さて、
オムニバスとして、どの様にメインキャラクターが繋がるかだけだと思う。
歳をとらないで、ボケ~としながら生きるのも良いと思うが。
『コーヒーが冷めない内に』と謂うが、僕はコーヒーはアイスコーヒーとして飲む事が好きだ。つまり、常温で置いて於けば、冷める事はない。つまり、人によっては過去に囚われて生きる事も出来るって事だと思う。
まぁ、温暖化になり、コーヒーが冷めないくらい、周りの気温が高くなり、過去に囚われて生きる。そんなんでは何も残らないって誰だってわかるものね。
千葉県市原市、小湊鉄道『牛久』の菜の花畑だと思う。母親の命日が、2000年の8月31日。僕はこの時期まで八幡宿にある工場勤務だった。縁もユカリも無い所だが、この小湊鉄道って凄い思い出がある。
出来事の詳細は言えないが、隣の工場で爆破事故があった。その煙突のような金属片がこの「牛久」近辺まで飛んだのだ。時期は1991年6月なので、菜の花となかったろうが、僕は、その金属片が飛んでく音を聞いている。
「牛久まで飛んだんよ」ってみんな騒いでいたので、ヘェ~と思っていたら、小湊鉄道にも、牛久と言う地がある事をその時知った。それにしても遠くまで飛んだモノだ!
何故か、ほのぼのします。
タイムワープから枝分かれした珍種?!
よく思いついたものだと感心します。
ぬるめの《コーヒーが冷めるまで》の、ほんの10分間かそこら。
過去のある時間に戻って、
《誰かに会い、聞けなかった真意を問いただす》
それを尋ねて、生き方を変えたり、
未来を軌道修正する物語。
細かいルールがあり、
「コーヒーが冷めないうちに」
それが叶えられる時、案外大きく人生の舵を切る。
①ニューヨーク転勤を告げる幼なじみの林遣都。
呼び出された波瑠は、その真意を計りかねて喧嘩別れしてしまう。
林遣都が本当は言いたかったこと・・・それを聞き出したい波瑠、
ニューヨークに行く決心をする話し。
そんなSTORY。
②若年性アルツハイマーの妻(薬師丸ひろ子)が、
目の前の夫(松重豊)ではない過去の夫に渡したかった手紙とは?
③喫茶「フニクリフニクラ」の側のスナック店主(吉田羊)は
妹(松本若葉)を避け続けているうちに妹は事故死してしまう。
自分の生き方を見つめ直す話し。
④そして一番大事なストーリー。
それは「フニクリフニクラ」で働く数(かず)の風変わりな
《世にも奇妙な物語り》
ラストの未来ちゃんのトリックは幾らなんでも反則では?
未来は変えられないルールと言いながら、未来からの使者・・・
でも気持ちよく騙されるから、良いとしようかな。
「バックトウザヒューチャー」の真似にしてはチープ。
お母さんの幽霊が20年も「フニクリフニクラ」の
1つの席に座っているとか。
トイレに立った隙に依頼人が座る・・・とか!!
ユーモラス、このゆるさが魅力なのかも!
一杯のコーヒーで蘇る家族への想い
コーヒーが冷めないまでの時間、過去に戻る事ができると言う小さな喫茶店でのお話ですね。後悔する気持ちを改めたいと願うそれぞれの人を描いた優しい映画だと思います。ただ4回泣けたかと言うとそれは無かったです。エピソード的には、松重豊さんと薬師丸ひろ子さんの夫婦のシーンと、吉田羊さんと松本若菜さんの姉妹のシーンはジーンとなりました。夫婦愛と姉妹愛が伝わり感動でした。あと娘と再会した時の石田ゆり子さんも素敵でした。主人公の有村架純ちゃん演じた数の後悔が母親の石田ゆり子さんの愛情で包まれる場面も良かった。でもエンディングに向けて今度は未来の子が出て来たりして、やはり設定にちょっと無理があったのでは。でも優しいファンタジー映画で、これはこれで良いのかなと思ったのでした。
チョットぬるめのコーヒー‼️
タイムスリップが出来る喫茶店を舞台にした群像劇‼️まずタイムスリップのルールが5つくらいあって、これが面倒くさい‼️過去は変えれないとか、コーヒーを入れてもらって冷めたらダメとか、コーヒーを飲み干さないといけないとか‼️魅せ方があまりうまくないので観客が混乱するし、映画のテンポを削いでるような気がします‼️あげくはアラームタイマーまで登場する始末‼️そしてそれぞれのエピソードが面白かったし、感動的だった‼️波瑠さん、薬師丸ひろ子さん、吉田羊さん‼️ただ肝心の有村架純さんのメインエピソードがイマイチ‼️母の石田ゆり子、娘の有村架純さん、彼氏役の伊藤健太郎のキャスティングの違和感‼️母の前で娘が泣きじゃくるシーンも、なんか白けてしまう‼️前述のタイムスリップのルールも全く活かされてない‼️これは演出力不足かな⁉️メインエピソード以外が感動的だっただけに残念です‼️
タイムリープの設定が良かった。 "後悔"ということへの概念が更新さ...
タイムリープの設定が良かった。
"後悔"ということへの概念が更新された感じ。
前半に無表情だった女優が後半とんでもない名演技で伏線回収。
虫の声、水の音が印象深い。
喫茶店の内装も凝っていた。BGMも良かった。
複数の感動的なエピソードが詰まっていて涙腺が緩みっぱなしだった。
タイムトラベル系ファンタジー
涙腺最弱の私、本作のお涙頂戴にまんまとハマる…恋人、そして個人的ピークの『夫婦』と『姉妹』の話から、最後は物語の芯である親子で締める。よく出来た脚本ではないだろうか。
【泣ける】加点でスコアも上がり気味だ。
渡せなかった手紙
何を観ようか悩んでいて、そういえば観ていないことを思い出した。
オムニバス形式で流れていく作品。タイムトラベル系ではちょっと捻くれた設定。
バイプレイヤーズが凄すぎて、若干主人公の話が霞んでしまう気がする。
認知症の奥様と看護師の旦那様の話で泣きました。
温かい飲み物を片手に観たい作品。
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