空母いぶきのレビュー・感想・評価
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力を持つと言う事は必要な時に、ひるむことなく、それを使うことだ
映画「空母いぶき」(若松節朗監督)から。
空母「いぶき」の艦長に抜擢された主人公が発する、
組織のトップとしての心構えが、散りばめられていた。
「脅しに負けて屈するか、それとも戦う姿勢をとるか、
試されているのは我々の覚悟だ」
「これは我々が超えられなければならないハードルです」
「我々がやるのは敵討ちではない。このアジアの海での
軍事侵略がいかに傲慢で無謀で愚かなことか、
力でしかわからないのなら力で知らしめる。
防衛出動とはその力のことだ」
「戦わなければ守れないものがある」「迷ったら撃て」
究極の選択をしなければならない時、この考えがあるから、
彼は冷静に判断して指示を出せるのだな、と思った台詞が
「力を持つと言う事は必要な時に、
ひるむことなく、それを使うことだ」というもの。
力を持っても、それを使うが出来なければ、なんの意味も無い。
それは主人公だけでなく、総理大臣であれ、同じこと。
その力を活用して出来る最良の選択をすることこそ、
トップに求められる資質であると教えられた。
原案程度にしておきなよ
原作「空母いぶき」は間違い。原案程度にしておくべきだった。と思う程に原作を無視している。
原作には出て来ない、中井貴一のコンビニ。いぶきに取材で乗っている本田翼と小倉久寛の記者。コンビニのシーンはあまりに陳腐。そして、原作に無い本田翼にある意味需要なポジションをやらせる。それだったら、最初からオリジナル作品で作れば良いのに。本田翼が燃えさかる海自の船を映してレポをするんだが、それを観て世界中の人が驚愕・・・・・今みたいに世界中で紛争が絶えない状況で、海自の船が燃えているのを観て、人々が驚愕するだろうか?しかも、戦闘状態にあるいぶきから、燃える艦の映像を送った記者を軟禁するでも無く、衛星電話を返して報道の自由を与える。ファンタジーやね。
ファンタジーを作りたければ、同じ作者のジパングだったら現代から太平洋戦争時にタイムスリップした話だからそっちを選べば良かったのに。
防衛からの戦闘。だが次第に違和感。
原作を読まずに観賞しました。
開始12分から敵艦のミサイル攻撃に緊張が高まり、戦争をしない日本がどのような技術と戦術で相手を抑えていくのか、ドキドキしながら観賞しました。
以外と早い段階から交戦していく日本。こんなに好戦的でいいのかな?と疑問に。いくら島を占拠されてるからといっても自国の武力だけであんなにも戦闘を進めていくのだろうか?海外からの武力支援を待つのではないだろうか?島が占拠されて、それを急がなければいけない理由がイマイチ伝わってきませんでした。
また、敵側の戦力の大きさ。連合国とはいえ、あれほどまでの軍事力を、本来防衛しかしない日本に投入してくるだろうか?
コンビニの下りもいるのでしょうか?(原作に出てくるのなら、すみません)
クリスマス設定もいりません。ダイハードの二番煎じにしか感じられませんでした。
唯一救われたのが、佐々木蔵之介がかっこいい!渋い!
彼の言葉に考えされられる、良い役でした。
蔵之介さんに「めしを食おう!」と言われたらドキドキしちゃいますね!
大変よく頑張りました。
邦画には珍しいジャンル。
CG感すごいけどまぁ許容範囲。
人間ドラマがクサイ。
コンビニはいらない気が。
キャストもなんか合ってない。
でも脚本は良かった。
佐藤信介あたりが監督だったら面白かったかも。
10年前から指摘されているような日本映画の悪さをそのまま受け継いでる感じ
原作漫画があることは知っていました。※未読
軍艦関連や航空機は好きなので、ずっと気になっていまた。
正直ボロカスに言わせてもらっているかもしれませんが、
原作はまだ未読ですので、あくまでも原作に対する批判ではありません。
(でも原作もこんな感じなのかな?今度読んでみようと思っています)
一言で言うと、完全にコマーシャル負けしている映画
CMめっちゃ良さそうだったのに、たまにあるよね…
それに若干?かなり?日本政府のプロパガンダ色が強い印象も受けた。
特に憲法改正が議論されている今現在ならなおさら。
映画のテーマとしては悪くないと思う、というよりむしろ良い。
今の時代(情勢)にこういったテーマの映画が世に出ることは
結構切り込んでいるとも言える。
ただそれはテーマだけ。
他の方もどなたか言われていましたが、まず全体的にのんびりし過ぎている。
一刻を争うような状況の時に何分尺使うの?ってくらい。
ミサイル来ているのになにその余裕感。
日本の哨戒機が韓国軍にロックオンされた映像見たことないのかな?
監督さんは、
「もし現実にこうなったら」
というイメージが足らなさ過ぎるのではないかと疑わざるを得ない。
上の余裕感でもそうだけど、余裕=冷静は違う。
怒鳴るだけが緊迫感を出す方法ではないと思う。
終始そんな感じで全く映画の世界に入れなかった・・・
特に嫌だったの抜粋させてもらうと
中盤~終盤にかけて隊員が撃たれるシーン。
「バン!」
→隊員表情アップ「驚くような顔」
→「・・・」
→「・・・」
→「・・・」
→倒れる
→みな茫然
→「・・・」
みたいな、
いやいや、20年前のアニメで仲間がやられた時にしか見たことないなそんなシーン
ってのを久しぶりに見た気がした。
我慢していた糸が切れたように、そこから一気に興覚め。
あとは原作がそうなのかどうかはわかりませんが、
これだけ緊迫していて、どう行動しても賛否別れるような事態なのに、
みなさんセリフ少なすぎじゃね?特に大臣のみなさま。
この映画?というか原作の良いところって、
ただ単に攻め込まれて迎撃して日本を守りました!っていうわけにはいかないところ。
そこには「自衛隊」という他国の軍隊とは一線を画す独自のジレンマがあるはず。
「自衛官に死傷者多数出ているのに、
撃ち落とすかどうかで撃ち落とさないってなんだよ!ふざけんなよ!」
「ミサイル撃たれてるんだけら撃ち返せよ!」
と日本国民のジレンマを揺さぶるいいテーマなのに
圧倒的にそこに対する議論や、やり取りのセリフが少なすぎる。
そのせいで自衛隊は人柱であらねばならぬ、的な感じで終わっている。
もっと政府陣の議論を増やしてやるだけでもだいぶ印象変わったはずだ。
シンゴジラを見習ってほしい。
そーゆーものを全てすっ飛ばしたもんだから全体的に軽い映画になってしまった。
後は、
敵機1機撃墜しただけであれだけ重いシーンにしているのに、
自衛官に死者が出たシーンでは
「死んだのは誰だ!?」
「分かりません」
で終わる、だいぶ軽い印象のシーンになってしまっている。
個人的に良かった点は、
市原隼人さんのパイロット役は似合っていてはまり役だと思ったくらい。
今年最も楽しみにしている映画「fukushima 50」が
同じ監督さんだと思うと不安で仕方ない。
ここ重要!テストでるよ!みたいな押し付け注目シーンの演出はやめてほしいと切に願う。
原作ファンの人たちの評価は高くないけど、原作を未読の自分にはとても...
原作ファンの人たちの評価は高くないけど、原作を未読の自分にはとても面白い映画でした。厳しい戦況に立たされながらも日本の自衛隊の本来の存在意義を全うしようと信念を貫く姿に純粋に感動しました。良い演技をする俳優さんを贅沢に使って見応えあります。
ちなみにどうでも良い補足ですが、空自の司令官として登場した戸次さんは、同じ飛行機つながりでおっさんずラブの整備士役がオーバーラップして、キャラクターの落差にちょっとくすっとしてしまいました。
歯がゆい戦闘
海外のドンパチ戦争映画と違って、戦争にならないための戦闘。
しかし、歯がゆい。自衛隊ってこんなものなのかね。
リアル?
そのわりに、あれだけの敵部隊相手に、自衛隊はあんな少数で挑むというのは、、ありえるのでしょうか。
戦闘中なのに、緊張感なさすぎというか、わりとゆったりしているのも気になりました。
超保守的考えはこの映画には不要と思われる。
国籍不明の武装勢力を最西南端の初島を占拠されたとの情報を得て、空母いぶきが確認に迎う話。
原作コミック未読。
序盤、海域の権限がどのくらいなのかは定かで無い為、日本が初島へ迎うルートにて、どのくらい自衛の許可があるのかが分かりづらい。
更にインドネシア辺りに「東亜連邦」という架空国家連邦を設定で作ってしまっているものだから、敵が東亜連邦なのか?それ以外なのか?で迷う日本側の対応も話として面白味は薄い。
正体不明ながら先制攻撃されてますので、「強気でまずは初島へ行けば?」と思うのだが、行けない所も日本らしいっちゃ日本らしいのですがね、、、。
無言で挑んでくる戦闘機に相手側の脱出の事を考えてやったり、相手側への慈悲の志が凄いのなんの。
逆に自分側の護衛艦しらゆきがやられて目の前にて炎上しててもシラっとして記者に対応する隊員には唖然としましたが、、、。
何か起きる度に自衛隊員の命の事をかなり尊厳、超保守を口にするので、それも要らない。自ら武器を持っているのだからいちいち口には出さないで頂きたい。そんなに覚悟が無いものかね?🤔(新波演じる佐々木蔵之介は特に。)
緊迫感の無い母艦いぶきに船乗する記者2人も要らなかったなぁ。
だんだん観ているウチに目的(初島行き)を見失い、訳わからない方向へ進んで行き、いつの間にか初島問題が解決した映画。本土の平和ボケも魅せたいらしいがパッとしない。
頭に残るのは「戦闘シーンは面白かったな。」と。
「自衛隊は戦争を避ける為にある」(新波発言)
はぁ?避ける事なんか出来ないよ。そんなんだったら自衛隊は要らないよ。(戦争を防ぐなら分かりますがね。また、避けるだけ避けようとして後々の自衛隊の活躍の場が無くなった場合の事は考えた事あるのか?新波は😓)
自衛権(防ぐ為に戦う権利)という考えを問う映画であるのであれば、超保守的考えは極力含まなくても良かったのでは無いか?テンポを悪くしている。
(超戦闘的考えが出てこないのだから。)
そう思わせてくれる作品でした。
専守防衛ってこんなに大変
国防に関心あるなら一度観といていいんじゃない?ってのが正直な感想。
これを起点に国防や、ひいては憲法に対する議論が少しでも湧き上がるならいいことじゃないかと。
原作知らずに観ましたが、敵勢力の東亜連邦は、「あ、中国のことね」って勝手に脳内変換して観てました。報道されないだけで今もばんばん尖閣には中国船が入ってきてるわけで、これが見て見ぬふりしているうちに起きそうな現実だと、TV報道しか観ていない情報弱者でもなければ分かっていますので。
途中で第3勢力として中国が出てきたときはあれ~?となりましたが、こうでもしないとまともに公開もできないのが日本の言論の自由のなさってことなんでしょう。
冒頭から、日本の防衛体制、法整備、有事の国民への情報共有の在り方まで、様々なクエスチョンを投げかけ続ける展開が続きます。
特に専守防衛という綺麗ごとを守るのがいかに綱渡りで異常なことか、この映画を観たらわかる気がしました。「撃たれてから撃ち返す」というだけでも無理があるのに、あえてミサイルを捨て主砲を打ち込みにいく、など。劇中では自衛官の訓練の成果や機転でそれを成し遂げてくれて、描写も緊迫感がありそれなりに楽しく観れるのですが。
現在の日本の自衛隊は有事にこんなことしないといけないんだとしたら世界一の練度と度胸と装備が求められるし、現実そう上手くいくはずもないわけで。
海外の人が見たらどうなんだろう。日本の軍事関係は総理大臣まで含めて言うことが幼ないと鼻で笑われるんじゃないかと思うところはいくつもありますね。
個人的には西島英俊演じる司令官の冷徹な指揮と、「やれと言われればやります」で軽妙にウルトラCをやってのける自衛官たちでもった映画でしたが、現実にこれやらしちゃダメでしょって思いを強くしました。
意外にも 号泣してしまった
空母とは、戦闘機を載せて海上に出て行き 甲板を滑走路にして 原理としては 世界中の海に軍備を持っていける船の事。
なので 国際紛争を解決する手段としては永久に 国権の発動たる戦争と威嚇または武力の行使を放棄してる我が国は、空母は持ってない。と思ってたんだけど
空母っぽいやつは あるらしい。
あくまで ぽいやつみたいだけど。
映画の話にします。
もう びっくりするくらい面白かった‼️
原作知らないから らしいけど。
某国。
例えばイスラム国みたいなやつが 日本近海に来てこんな戦闘仕掛けて来たら?
原作では中国だと言うんだけど私はこれで十分楽しめた。
だいたい この相手が国連の常任理事国のひとつ中国だったら、どーなるの?結末にも影響するし。
その方が非現実的な気がして、このよくわからない国って事でOKだった。
自衛隊員一人一人の言うセリフがもうめっちゃカッコよくてそれを 揃いも揃って すごい男前たちが言うからウルウルくる。
まあ めっちゃ綺麗ごとではありますがね。
ほんとに日本という国が ここまで誇らしければいいんだけどなあ。
総理役の佐藤浩一の失言の話が 実は 無理に歪曲した物だったようだが そういう記事をひとつ書かないと気がすまないヤツがいるっていうのは なんだかなあと思う。
まして よく確認せずに広める側にはなりたくないものだと思う。
ストーリー展開としてもなかなか面白く構成されていて
記者を2名同乗させてしまっている事、コンビニを国内の様子の象徴として表している事、
いろいろな意見があるようだが 私にとっては悪くなかった。
ミリタリーオタクでもないし 自衛隊にも詳しくないのでそのあたり甘い見方なのかもしれないけれど、
9条を抱え 自衛隊を宙ぶらりんのままにしている今の日本の状況をよく表していると思えた。
我々は戦争をする力はある。だが絶対にしない。
そう 佐々木蔵之介が言うんだけど
実際 我が国に
ほんとにする力があるという点は信じていいのかなあ。
そういう軍備費の事 自衛隊の事 すべて含めてタブー視されているせいで 国民に開示されない情報が多すぎる。
そう言った意味でも 自衛隊の正当性は与えてあげたいものだと思う。
ただそれが逆に アメリカ側に利用される事になるのは困るが。
何年か前
さかんに中国漁船が尖閣諸島に不法侵入してきていた時期があった。
それを海上保安庁が船長を一人拿捕して沖縄に連れて行ったのを 内閣からの指示で裁判所が釈放したという事件があった。
民主党政権の頃の事だった。
は〜?三権分立はどうなった?
って思った記憶がある。
そういえば 最近 そう言うのはないな〜。香港で忙しいのかな。
とここまでが 見てすぐの感想。
いろんな方のレビューを見て あら、私ずいぶん能天気な見方をしたものよと思い書き足すことに。
原作は未読で 映画だけの話になります。
そもそも 日本近海にイスラム国みたいなのが ぽっこり現れたら。
いや怖いですよ。これは。
そんな事になったら 日本はどういう判断をするんだろうかと、心配になる。間違っても新政権中じゃありませんようにと祈るばかりだ。
しかも 多分 国連軍が一斉に助けに来てくれるとか
絶対ないよなあ。この結末は よく考えたら ないわー残念だけどね。
戦争という 合法的殺人を
日本の自衛隊は 軍隊(まあ そうですよ)にもかかわらず、ものすごく躊躇うし、一人撃墜しただけで知り合いが死んだかのようなお通夜の表情になるっていうのが
ある意味 リアルなのでしょうか?
一人も死んでないって 強く言ってるけれど
確か カンボジアでお亡くなりになってる自衛隊員いますよね。
空母の活躍が描かれてないという意見についても
そもそも空母って戦艦じゃないから 海の上の戦闘機の滑走路な訳で。
戦闘機が発着して 空中戦してるのが空母の活躍そのものなんじゃないかなあって思うんだけれど。
市原隼人って ただ待機して椅子に座ってるだけでもワクワクするくらいカッコいいし。
あー。
これは おんなこども用の映画なのかもしれない。
だからもうおばさんの私は ずっと面白かった。
だから原作ファンやミリタリーオタク とまでいかずとも軍事ファンなどは不満なのかもしれない。
かわぐちかいじさんは 広島出身の方のようで
広島と言えば、海軍の聖地 江田島がある。
私の父は海軍兵学校最後の生徒だった。
終戦間際の大量合格者の一人だった訳だけれど、海兵だった事が終生 心の拠り所だった人だった。
太平洋戦争が非常に惨憺たるものだった事は知っているつもりだが、私のそばで一番戦争について話す人物であった父は戦争の悲惨さを味わってはいなかった。
物心ついてまもなく終戦になった母ももちろん実感としての戦争は知らない。
戦死した夫を持つ叔母もいない。
でも年老いた美術教師がシベリア抑留からの帰国者だったし 片手のない人や 背中や肩などに破片が入ったままだと言ってさわってみろと言われ子ども心に 別にさわりたくないですと(今ならセクハラ)思った事あったし
東京に来てからは 土地柄だが
東京大空襲と関東大震災の話がごっちゃになって記憶しているお年寄りが 時々 子どもの通う小学校に戦争体験のお話をしに来ていたと言っていた。
戦争というものが如何にどうしようもなく悲惨だというのも聞いて知っているつもりだが
どうしても軍艦系の話になると贔屓目で見てしまう。
日本海海戦 という映画を 目を輝かせて説明する父の横顔が今も思い出される。
福井晴敏氏の終戦のローレライ
あれはもう すごいSFに近い話なんだけど あの映画化よりは ずいぶんと楽しんだ。
あー
原作ファンは映画化されたら 絶対 満足しないのだ!
だって 脳内再現の上を行く実写化って無理でしょ。
(そう思うとロードオブザリングの3つ目 あれは凄かったわ。脳内丸ごと再現されてたから、それ目にしただけでずっと涙が流れて止まらなかった。)
きょうも ロシアは日本の漁船を拿捕したそうだ。
10年くらい前かな 、
北方領土で蟹漁をしてた二十歳の日本人若者を
ロシア兵はなんのためらいもなく射殺した。
そういう国に 見せてみたい、
いや 彼らには 絶対 響かない。
この映画のラスト
こういった場面を拡散して 心打たれるのは
ぬるま湯のような幸福を享受している人たちだけだよ。
こういった展開で涙を流した私は
もちろん平和ボケという幸せな生活をしています。
原作無視にも程がある
空母の名前と役名を変えれば、誰が見ても原作を思い出さない別物です。こんなにひどい原作レイプをかつて見たことはありません。なぜ、原作が必要だったのでしょうか?完全オリジナルとして脚本しても…原作者はパクられたと気づかないと思いますよ?ここまでひどい内容だと。せめて、ほんとにせめて、原案レベルで辞めてほしかった。かわぐちかいじがなぜこの映画を許可したのか、かわぐちかいじ自体がおかしくなってしまったのか?ジパング、太陽の黙示録をこよなく愛し、沈黙やいぶきも当然大好きな私としては、最悪の前評判を参考にして、一生かかわらずにこの映画を無視し続ければよかった。
誰から見ても敵として認識できる架空のテロリスト国家を敵として登場させるなら、総理は何も悩むことはない。ただの無能でカス人間だから悩んでしまうだけで苦悩している意味がわからない。敵意はあっても敵対していないはずの中国から攻め込まれるという、信じたくない現実から始まる、「わかっていながら見てみぬふりをしていたその先の想像力」が漫画とはいえリアリティを持ち、トリガーさえあれば簡単に戦争は始まってしまうという恐怖こそがこの原作の妙味なのに。
この映画はただのプロバガンダで、日本
を貶めて政府を(やってもいない罪で)責め立てるだけのつまらない政治のおもちゃです。
たくさんの役者をむりやり使うために、クソみたいなサイドストーリーを大量に描写し、大切なテーマもサイドストーリーの一つ程度でしか扱われていません。
スポンサーの気持ち悪さ、金が貰えれば何でも受ける役者やスタッフ、原作を守らずレイプを容認した原作者。関係人物が全てクソ過ぎて、私の人生で最悪の映画となっただけでなく、今後の映画鑑賞にも多大な損害を与えた最も恐ろしい映画となりました。
日本の軍備力は何の為にあるのか
今年の邦画で色んな意味で話題と問題を提供した一本。
20XX年12月23日未明。日本最南端沖で、国籍不明の漁船20隻が発砲。沖ノ鳥島西方450㎞に位置する波留間群島初島を占領し、海上保安庁の隊員が拘束される未曾有の事件が発生。航空機搭載型護衛艦“いぶき”を中心に現場に派遣され、やがて“戦闘”へと発展していく…。
大ベストセラーである原作コミックは未読。なので、邦画の一つのミリタリー・アクションとして鑑賞と感想を。
日本で『エンド・オブ・ホワイトハウス』や『レッド・ドーン』を目指した意欲的なミリタリー・アクション。
護衛艦や戦闘機の攻防戦。要所要所に手に汗握る見せ場を設け、スケールも大きなポリティカル・エンターテイメント。
交戦中極力音楽を廃し、ミサイル、魚雷、爆撃などの臨場感ある音。
また、数多くの護衛艦や潜水艦、戦闘機の登場にはミリタリー・ファンには堪らないかも。
それでいて、
実戦が交えられたという事は、被害は被る。炎上する護衛艦、撃墜する戦闘機…。
時には避けられない犠牲者。重軽傷者に死者も…。
日本の一部が不当に占領され、相手に交戦の意思ありとされた場合、その時日本が下す決断は…?
もし、今の日本で“戦争”の危機に直面したら…?
もし、本当に起こったら…?
絵空事であるような、決してそうとは言い切れないような、恐ろしさと共に考えずにもいられない。
エンタメと題材的に見応えはあったが、残念ながら秀でた作品にはなれなかった。
それなりに手に汗握る見せ場やCGを駆使した戦闘シーンはあるが、もっとハラハラドキドキの緊迫感や迫力には欠けた。
一番の難は、敵国が不明。一応“東亜連邦”なる軍事勢力とされているが、詳細や設定はあやふや。原作では実際のある国を名指しリアリティーをもたらしているのに、日本の良く言えば配慮、悪く言えば弱腰が垣間見えてしまった。そのせいで一体何と戦っているのか、リアリティーに欠けてもしまった。
メインは“いぶき”に乗る自衛官や総理ら政界の人々。と共に、一般人も描かれるのだが…、
“いぶき”に乗艦して未曾有の事件に巻き込まれるネット・ニュースの記者はいいとして、その呑気なオフィスの面々や完全蚊帳の外のコンビニ店長やバイトは何なの…? 映画オリジナルとしてまで描く必要あったの…?
おそらく、一般人の目線としてなのだろうが、何か場違いと言うか作風違いのような、ねぇ…。
これらは原作改変らしく、原作ファンから凄まじく叩かれたらしいが、まあ分からんでもない。
艦長役の西島秀俊、副長役の佐々木蔵之介ら豪華キャスト陣は熱演。
キャストと言えば、発言が物議を起こしたベテランが。
演じた総理大臣は、戦争を回避しようとする苦悩の様を、抑えたさすがの名演だったと思う。
問題なのは、アノ発言をしちゃった事。
直接的な描写は無く、アノ発言も無ければただの用足しだったろう。
それが言っちゃった事により、某総理大臣を揶揄する発言や描写と受け止められ、これはその本人の責任。
でもそれ以上に、自分らの世代は権力者に抵抗があるからと言って、設定を変えさせて貰った事だろう。
ならば引き受けるべきではなく、そもそも役者はどんな役であれその役を演じる事が役者としての仕事であり、幾らベテランとは言えそんなワガママ通用するとは驚愕であると共に、身の程を知れ!
本作の最たる物議はやはり、本作は日本の戦争への介入を誘発する作品ではなかろうか、という事。
フィクションではあるが単なるそれとは言い切れず、空母を有し、交戦したりと、日本の軍事や戦力が確かに色濃く描かれている。
劇中で何度も言う、“戦争”ではなく“戦闘”。ただの言葉の言い換えに過ぎないかもしれない。
“自衛”や“防衛”という言葉も美化されてるような気もする。
見た人それぞれで受け止めてしまうだろう。
…しかし、
“日本”という“国”がある以上、武器はあって当然。
勿論それは、相手に喧嘩を吹っ掛ける為ではなく、あくまで守る為。
守るのは、国そのものも大事だが、何より、国民。
国民が居て、初めて“国”が成り立つ。
劇中で何度も言われていた“戦闘”だが、これに偽りは無いと思う。
日本は絶対に戦争をしない。これからも日本という国が続く限り。
先の戦争中、最も苦しんだのは、国民。
戦争に勝つ事がまず何よりも優先。国民は二の次。思想も生活も自由すらも抑圧され…。
そんな事を再び、国民に強いてはならない。
“戦争”は勿論、出来れば“戦闘”も起こしたくはない。
だがもし、国民の安全が脅かされる“戦争”が忍び寄った時、仕掛けるのではなく、盾となる防衛と備えの構えは…。
絶対にあってはならない事は大前提だが。
今年本サイトで最も賛否吹き荒れたと言って過言ではない。
原作ファンの意見は分かるとして、先日見た『新聞記者』同様、悪質なレビューやおそらく見てもいないだろうに単なる悪口、自分の勝手な過激な思想も…。
こういうのには言いたい事は一つだけ。
余所でやれ!
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