アナと雪の女王2のレビュー・感想・評価
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正統な続編として出色のできばえ。
本作は大ヒット映画『アナと雪の女王』の単なる続編ではなく、前作で解明されなかった要素(なぜエルサは特殊な能力を持っているのか)を破綻なく説明しているという点で、シリーズを包むより大きな物語の全体像を明らかにする役割を果たしています。
本作では、物語上重要な意味を持つサーミの文化的要素を表現するに当たって、サーミの人々による徹底した監修を経たとのことです。こうした努力の成果か、少なくとも物語上で不整合さは見当たりませんでした(サーミ文化に詳しい方は、また違った評価を下すかも知れませんが)。こうした文化的な監修、検証の徹底は、『リメンバー・ミー』や『モアナと伝説の海』と同様、近年のディズニーアニメに共通する姿勢ですね。これから公開される『ムーラン』もこの傾向を引き継いでもらいたいものです(事前評価はこの点で割と厳しい声が上がっていますが…)。
サーミの文化を一種のファンタジー要素として取り入れただけでなく、ノルウェー政府などに対する先住民運動の歴史的過程も物語に取り込んでいる点には少し意表を突かれました。現実の歴史上で起きた対立・運動を、物語ではある事件や建築物として表現してしているのですが、そこだけファンタジー色の強い本作の物語世界の中で異質な印象を抱かせます。しかしヨーロッパによる先住民の抑圧の歴史も直視しした上で作品を作ろうとする意図が制作者側にあったと考えると、この異質感もまた必然であろうと、肯定的に捉えました。
このように政治的なメッセージも含んでいる作品ですが、エルサが自分自身のあり方を見つけていく物語としては(前作はどちらかというと自分の世界に閉じこもる傾向があったが)、一貫性を保っており、あまり込み入った印象は受けませんでした(地理的な距離感でやや混乱する場面があったけど)。
なお本作のパンフレットは、アートブックとしても優れているので、本作が気に入った方はぜひ購入をおすすめします。
曲はいい
ミュージカル映画
観れば観るほど分かる魅力
1回観ただけの感想は正直微妙でした。言っちゃえばストーリーが複雑だったからです。
そのため2回目観に行くと何の変哲もないシーンからそのための伏線だったのかと理解し作り込まれてる作品だなと感動を覚えました。
ネタバレせず具体例を挙げると
オラフがなぜべらべらと喋るのか、エルサが魔法の力の謎を追い求めた結果どうしてああなったのか。
もう1回、もう1回と観に行きたくなった理由は歌です。ディズニー映画の面白い理由の1つに歌詞に意味が込められていることがあります。前作は 1回目の生まれて初めて→戴冠式のこと、リプライズ→アレンデールの冬を終わらせること。扉開けて→1回目、アナとハンス王子のデュエット曲 2回目、これも王権を得るために演技してたのか と考えることができます。他にもあるけど。
今作は(歌のタイトルは公式も発表してるのでネタバレにはならないはず…)魔法の川の子守唄、ずっと変わらないもの、イントゥジアンノウン、恋の迷い子、みせてあなたを、わたしにできること。とほぼ全てに物語をより面白くするメッセージが込められてます。(オラフ…)
レビューを見ていくとストーリーが複雑なため評価が低くなっていますがそういう人にはもう複数回観にいくことをおすすめします。
私はすでに3回観賞しましたが上映終了までもう複数回行けたらいいなと思っています。
前作に比べたら子ども向けでは無いかもしれません。特にラスト間際のアナの歌のシーン。前作では真実の愛をみつけたのに、と考えると胸が痛くなります(俗に言う感情移入です)
アナ雪ってだけで評価せず あなたも"未知の旅"
体験してはいかがでしょうか。
エルサの歌が心に刺さる
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